人生はわくわく探しの大冒険!オリンピック出場のトランポリン選手に教わる体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月19日、元トランポリン選手の廣田遥さんが、広島市立福木小学校にアスリーチ!
目次
訪問アスリートご紹介
廣田遥さん。大阪府出身。2004年アテネオリンピック出場、2008年北京オリンピックにも2大会連続出場を果たし、国内では高校2年から全日本選手権で10連覇を達成した元トランポリン選手。引退後は、メディア出演、講演活動、トランポリン教室など幅広く活動中。
学校や地域のご紹介
広島県広島市にある福木小学校。広島駅から車で30分程度、山側へ登っていった自然豊かな風景の中に、福木小学校はあります。福木幼稚園とも隣接し、明るい子どもたちの声があふれる元気いっぱいの小学校です。
実技と講話の授業
前日には雪もチラついたということでこの日もとても寒い日でしたが、中には短パンで元気な児童も。体育館に入ると、廣田さんがいっぱいの笑顔で登場しました。
ご自身のさまざまな経験からくるポジティブな言葉の数々が飛び出しました!
まずは、普段意識して使っていない筋肉の動かし方の実技がスタート。
目の前に人差し指をかざし、首を動かさず上下左右に自分の人差し指が見えるギリギリまで眼球を動かします。そういった動作で普段意識して使っていない、目の周りの筋肉の動きを意識して働かせます。
トランポリンでは空中で回転しているときに自分が上を向いているのか、下を向いているのか、体が斜めなのかなど瞬時に把握しなければなりません。廣田さん自身もこうやって練習を重ねていたようです。
つぎにスポーツタオルを使用した、足の指先を意識して動かす運動です。足の指を使ってしっかり物をつかむこと。子どもたちは隣の友達と競い合って足先でタオルをたぐり寄せます。自然と声も出て、寒かった体育館は一気にヒートアップ。
後半は「人生はわくわくの大冒険」の講話の時間。
廣田さんも大会直前の大きなけがで苦しい時間や挫折を多く経験してきました。「みんなもこれから、そういった苦難の時を過ごすことがあるかもしれません」と廣田さん。
「そんなときでも『これができたらお母さんが喜んでくれるかもしれない』とか『応援してくれてる人が喜んでくれるかもしれない』とか小さな“わくわく”を見つけられるようになっていくと、困難を乗り越えられるスピードはすごく早いし、わくわくに満ちた人生を歩んでいけると思います」と廣田さんは語りました。子どもたちも前のめりで話を伺っている様子がとても印象的でした。
アスリートからのメッセージ
「私ならできる」「僕ならできる」「私なら何でもできる」「僕なら何でもできる」というポジティブワードを楽しいときもつらいときでも、日々前向きに口に出してみると、なんでも取り組み方の姿勢が変わってくるので、ぜひ実践してみてほしいです。