東京オリンピック7人制女子ラグビー日本代表の白子さんによる、ラグビーの魅力や新しい事に挑戦するすばらしさを学ぶ授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は東京オリンピック7人制女子ラグビー日本代表の白子未祐さんが岡山県総社市総社中央小学校にアスリーチ!
6年生に向けて、ラグビーの魅力や好きなことに情熱を注ぐことが大事だと学べる授業を行いました。
目次
訪問アスリートご紹介
白子未祐さん、東京都出身の現役7人制女子ラグビー選手。
高校まではバスケットボール、大学ではラクロスのプレイヤーとして活躍し、2019年競技経験ゼロで練習生として日本代表の合宿に参加した異色の経歴を持っています。
現在はパリオリンピック代表に向けて日々鍛錬されています。
学校や地域のご紹介
創立40年以上の歴史ある学校で、教育目標として『考える子・助け合う子・きたえる子』を上げています。「知」「徳」「体」の調和のとれた児童教育を目指しているそうです。
講話と実技の授業
先生から紹介を受けて大きな拍手の中、白子さんの自己紹介と講話がはじまりました。
これからはじまる特別な授業にワクワクした様子で白子さんの講話を聞いている児童たちでした。
大学を卒業して、仕事・ラクロス・ラクビーの3つの道に悩んだ際に、より大きな舞台で活躍したいと思った結果、ラクビーの道に進んだという人生の選択について、白子さんは児童たちの前で話してくれました。
講話が終わり実技の時間になりました。白子さんがラグビーの大事な動きのお手本を見せてくれます。パスの出し方は「下から投げる!」
次はタックルの見本。この日はタグラグビーを行うのでタックルはしませんが、ラグビーと言えばタックル!!ということで、白子さんが見本を見せてくれました!白子さんが「タックル受けたい人~?」と児童に聞くと、今日一番の大声で「はぁーい!」と男子も女子も元気に手を上げていました。
実際に白子さんのタックルを受けると、結構な勢いに児童も先生も「おぉ~!!」と驚きの声を上げていました!
児童からも白子さんへタックル!!観戦していた児童も「頑張れ~!」と応援していました。
次もラクビーの象徴のひとつ。トライ!!
白子さんのお手本のトライです!ここでも児童たちの歓声が上がりました!
「タックルしてみたい人~?」ここでもやってみたい!と思う子どもたちはもちろん大勢います。児童の本気のトライに「ナイストライ!!」と全員で称えました!
いよいよ全員でタグラグビーの練習へと移ります。2名でペアになって手を繋ぎます。
空いた手で相手の腰のタグを取りあう練習です。右手・左手の両方の手で練習します。
子どもたちはすぐにコツを掴んで腰を引いたり、手で引き寄せたり、駆け引きをしていました。
全員笑顔で楽しそうに練習していました。
先生も本気で児童と駆け引きしていました!
次はクラスごとに別れてタグ争奪戦です。
一番タグを取った人の勝ち!一番多く取れた児童は6本でした!!
ゲーム開始前の最後の練習。1対1でオフェンスはタグを取られないようにしながらディフェンス側のコーンまで辿り着いたら勝ち。
ディフェンスは自分側の陣地に入られる前にタグを取ると勝ちとなります。
子どもによって攻め方も守り方もそれぞれでした。果敢に攻めるオフェンスもあればフェイントを上手く使って攻めるオフェンスもありました。
ディフェンスも、距離を取って抜かれないようにする子もいれば、一歩も前に出さないように距離を詰める方法をとる子も。ラグビーの見どころのひとつ「多様性」がここでも表れていました。
最後は皆大好きゲーム形式でポイントの取り合いを行いました。今まで練習してきたことを生かしてポイントを取っていきます。子どもたちもそれぞれ自分の得意なポジションを肌で感じてポジショニングしていました。パスがうまい人・走るのが得意な人。チーム全員で力を合わせてポイントを獲得したときは本当にうれしそうに皆を称え合っていました!
アスリートから児童生徒へメッセージ
好きなことに情熱を注いでください!
何でもいいので自分が好きなことに情熱を注いでください!そのときそのときに好きなことへ情熱を注ぐ本気が大事です。
色々な環境に身を投じることも大事です
今まで経験したことの無い環境に身を投じると自分を知ることができます。何が好きで何が苦手か。新しいことへのチャレンジで道が開けるかもしれません。皆さんには可能性がたくさんあります。
授業のまとめ
授業のはじめから真剣に取り組んでいた子どもたち。白子さんが講話の時間に話していた新しいことに挑戦することのすばらしさを子どもたちは早速実技の時間で意欲的に実践していました。
今回のアスリーチはラグビーの見どころとなるリスペクト・多様性を経験できた素晴らしい授業となりました。