東京オリンピック7人制女子ラグビー日本代表の白子さんによる、経験したことの無い競技で改めてスポーツのすばらしさを感じて貰うラグビー体験授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は東京オリンピック7人制女子ラグビー日本代表の白子未祐さんが、岡山県立玉野光南高等学校にアスリーチ!
高校1年生が体験したことのない競技で改めてスポーツのすばらしさを学ぶラグビー授業を行いました。
目次
訪問アスリートご紹介
白子 未祐さん、東京都出身の現役7人制女子ラグビー選手。
高校まではバスケットボール、大学ではラクロスのプレイヤーとして活躍し、2019年競技経験ゼロで練習生として日本代表の合宿に参加した異色の経歴を持っています。
現在はパリオリンピック代表に向けて日々鍛錬されています。
学校や地域のご紹介
2024年で40周年を迎える玉野光南高等学校。プロサッカー・プロ野球・競輪選手等多数のアスリートを輩出してきた高等学校で、生徒全員が先生や関係者とすれ違う際にしっかりとした挨拶をする素晴らしい学校です。
講話と実技の授業
体育館にて先生よりご紹介を受け白子さんの自己紹介と講話の時間が始まりました。
高校までバスケットボール、大学からはラクロス、社会人になってからラグビーと異色の経歴を持っている白子さんの自己紹介を、生徒たちは興味深々に聞き入っていました。
7人制ラグビーやチームの紹介・白子さんがオリンピックで経験したことなど、プロアスリートとしてそのときどんな経験をされたのか貴重なお話を聞くことができました。
また、白子さんは、なぜラグビーを選んだのかという理由について「東京オリンピックを目指してみないか?」と誘われたときに、より高みを目指したいと思ってラグビーをはじめたことをきっかけとして挙げていました。
「目標は高く・夢は、でかく」
この言葉を掲げて講話は終了となりました。
次は実技の時間です。学校から少し離れた広い校庭に移動しました。季節は冬で外は寒いですが、白子さんの講話を聴いてやる気が出た生徒たちは寒さをまったく気にしていません!
玉野光南高校の準備体操は、校歌を歌いながら準備運動をする独自の体操です!
体が温まってきたらボールのパス練習です。
はじめてのラグビーボールで戸惑う生徒もいるかと思いきや、そんな場面はありませんでした。生徒は皆柔軟性が高く、白子さんのレクチャーを聞くとすぐに慣れて上手くパス回しができていました。
片方からパスを受けて反対側へパスをする中抜きパスという練習も、生徒たちは上手に行います。
応用編のパスでも問題無し!
ラグビーの経験者である校長先生も、生徒たちを大絶賛!適応能力が高い!!
次はパスリレー。練習をした後はチーム対抗で遅かったチームは罰ゲーム!
競争事になると生徒たちも盛り上がりました!
負けてしまったチームは罰ゲームのバーピージャンプ10回!
ボールに慣れたら次はタグラグビーのタグ取りの練習です。
握手をした状態で自分のタグを取られないように動きながら相手のタグを取り合います。
これが結構ハードです。右手と左手両方行います。
勢い余って尻もちをつくこともありました!
最後の練習はボールを持って1対1です。
オフェンスはタグを取られないようにしながら規定ラインを超えることを目指します。
ディフェンスは規定ラインを越えられないように守りながらタグを取ります。
オフェンスもディフェンスも両方本気!白熱した攻防を見て順番を待っている生徒も応援しています。
今日一日の集大成。チーム対抗で試合を行いました。
7人ラグビーはスピード感があります。15人制のようにスクラムを組むことはあまりありません。
それぞれのチームで役割が決まってきたみたいです。男女混合チームでしたが女子生徒も大活躍していました!
生徒全員が新しい競技を全力で楽しんだ様子が伺えました。
アスリートから生徒へメッセージ
色々なことに挑戦してください。
今回のラグビー授業をきっかけに、未知のスポーツがあることを知ってもらえたと思います。これでラグビーを好きになってもらえたら嬉しいし、ほかのスポーツも沢山あるのでぜひいろいろなことに挑戦してください。皆さんには可能性があります。
授業のまとめ
経験したことのないスポーツでも、誰一人後ろ向きな姿勢をとらず全員笑顔で取り組んでいた生徒たちでした。授業の終わりには代表生徒よりお礼の言葉を貰い、授業が大成功だったと実感された白子さん。
先生からも、滅多に無い貴重な経験ができて良かったとのお声をいただきました。
白子さんと生徒たちが一体となり、2時間があっという間に過ぎた素晴らしい授業となりました。