夢を叶えて幸せな人生を送ってほしい。元・Jリーガー中払大介さんによる体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月21日、元・Jリーガー中払大介さんが、兵庫県播磨町立播磨西小学校にアスリーチ!
講話では夢を持つことや努力することの大切さ、実技ではサッカーの技術向上の体育授業を行いました。
目次
訪問アスリートご紹介
中払大介さん、神奈川県出身。
小学生の時に静岡に移り、清水東高校からアビスパ福岡、京都パープルサンガでプレー。京都時代、2002年シーズンの天皇杯で優勝を果たしました。
引退後は福岡放送コメンテーターやJリーグ中継解説者として活躍をしています!
学校や地域のご紹介
東加古川駅からバスで約15分のところにある播磨町立播磨西小学校。
創立は40年程度でまだ新しい学校です。先生に聞くと、子どもたちはとにかく元気で人懐っこいとのこと。授業でもそんな一面が見られました。
実技と講話の授業
体育館に集まった5年生の児童たち。拍手で中払さんを迎えてくれました。中払さんが早速「オーバーヘッドキック見せようか?」と話しかけると児童たちはテンションマックス。見事なオーバーヘッドキックを披露してくださり、大歓声が上がったところで授業がはじまりました。
最初は軽く体を動かそうとみんなで手をつなぎ、だるまさんが転んだゲームをやりました。中払さんがボールに触れていない時間のみ進めるというルール。誰かひとりでもゴールすればみんなの勝ちでいいという中払さんに対し、児童たちからは余裕だよという声が聞こえてきます。
しかし、結果は中払さんの全勝。先生を含めて作戦会議を行い、再度挑戦しますがまたもや中払さんの全勝。たくさんの笑顔があふれたゲームとなりました。サッカーの実技に行く前に、ここで講話の時間を挟みます。
中払さんは小学生時代夢を持ったといいます。静岡県の清水FCというチームでプレーをし日本一のプレーヤーになるという夢です。神奈川県に住んでいた中払さんですが、家族で静岡に移住したことで夢が叶い、清水FCでサッカーをできることになったそうです。生まれつき膝に疾患もありプロの夢も笑われてきたがそのたび強い気持ちと努力で乗り越え夢を叶えてきた中払さん。
夢や目標が見つかればそれに向かってやらなければならないことがわかってくる。やらなければいけない理由が見えてくる。だから夢や目標を持ってほしいとメッセージを送っていました。
後半は待ちに待った実技の時間。まずはじめはボールに慣れる動きからはじまりました。
そこから2人1組になりパス練習。インサイドキック、インフロントキックアウトサイドキックなどさまざまなキックを練習しました。中払さんが見せるお手本のキックの度に歓声が上がりました。試合に移る前に無回転シュートの披露もありました。最高潮に盛り上がったところで試合に移りました。
5年生はサッカーを習っている児童はいないので試合になるかと先生たちは心配していましたが、試合がはじまったらみんなボールを触りにいき白熱した試合が行われました。中払さんも各チームに助っ人として参加しました。ドリブルやパスなど、中払さんから繰り出される技に「スゲー」「やばい」などの声がたくさん上がっていました。
それでも果敢に中払さんに対してボールを奪いに行っていました。試合も大盛り上がりで終え、最後は全員で写真を撮り、ハイタッチをして授業を終えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
夢や目標を持ってほしい
小学生の頃に夢を持ちそれに向かって、サッカーも勉強も本気で取り組んだ。夢や目標があったから努力を続けた。夢を馬鹿にされたこともあったが周りは関係ない。自分自身が決めたことに向かって努力をすることができた。なので夢や目標を持って叶えて、幸せな人生を送ってください。
やらなきゃいけない理由を探す
普段「寒い」とか「きつい」など、どうしてもやらない理由を探してしまうことが多い。でも夢や目標が決まったらやらなきゃいけないことがわかる。やらなければならないことがわかる。なのでこれから何かに挑戦するときはやらなければならない理由を探して頑張ってください。
授業のまとめ
授業後サプライズで教室へ訪問。児童たちは大盛り上がりでした。中払さんは児童たちから大人気で授業後も囲まれていました。中払さんは熱いメッセージやレベルの高い実技で児童たちに素晴らしい授業をしてくれました。
それに応えるように児童達も本気で挑戦してくれました。2時間と短い時間でしたが中払さんのサッカーが好きで夢を叶えてほしいという思いは児童たちに伝わっていました。