愛称は大ちゃん先生!元・Jリーガーによる「夢」の授業

愛称は大ちゃん先生!元・Jリーガーによる「夢」の授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月20日、元・Jリーガー中払大介さんが、兵庫県加古川市氷丘小学校にアスリーチ!
5年生120人に対してサッカーの体育授業を行ました。

訪問アスリートご紹介

中払大介さん、神奈川県出身。
小学生の時に静岡に移り、清水東高校からアビスパ福岡、京都パープルサンガでプレー。京都時代、2002年シーズンの天皇杯で優勝を果たしました。
引退後は福岡放送コメンテーターやJリーグ中継解説者として活躍をしています!

学校や地域のご紹介

加古川駅から徒歩10分ほどのところにある加古川市立氷丘小学校。
全校児童は750人を超えるとても大きな学校でした。校庭には町のシンボルでもあるくすのきがそびえ立っていました!

実技と講話の授業

今回授業を受けるのは5年生120人。拍手で迎えられた中払さん。今日は大ちゃん先生と呼んでくださいというと、元気のいい返事が返ってきました。最初にオーバーヘッドキック見たことある?と問いかけると見せるね!とオーバーヘッドキックを披露。大歓声が上がりました。講話の前にみんなで少し体を動かそうとみんなで手をつなぎ、中払さんの言った方向へジャンプ!声もすごく出ていて気持ちをひとつにし、講話に移りました。

中払さんは小学生のころテレビで見た静岡県の清水FCでサッカーをしたい、日本一の選手になりたいと思ったそうです。それをご両親に伝えたそうです。本気を伝えるため勉強もサッカーも今まで以上に本気で取り組み、なんと家族で静岡移住を決断。憧れの清水FCに入ることができたといいます。児童たちからは移住の話しを聞いたとき驚きの声が上がっていました。清水FCでは1番下手だったから人一倍努力をしたそうです。生まれつき膝に疾患があった中払さん。中学3年生から約1年間サッカーをプレーできなかったといいます。それでもプロを目指し努力を続けた中払さん。夢を笑われたり、無理だと言われても夢を叶えた中払さん。壁にぶつかるたびに負けずに努力をすることが夢へとつながっていくものと熱いメッセージを児童たちに送っていました。

場所を校庭に移しサッカーの実技へ。待ちに待ったサッカーに児童たちはテンションマックス!中払さんのインステップ、インフロント、アウトサイドでのキックなどお手本には歓声が上がっていました。なかなか見られない本物のキックに児童たちは釘付けになっていました。早速2人1組になり挑戦!中払さんのキックを見た児童のみんなはとても力強いボールを蹴りこんでいました。

最後は4チーム2面に分かれて試合を行いました。中払さんは各チームに飛び入りで参加しました。中払さんのドリブルに児童たちは必死に食らいつき、中払さんを囲みボールを奪いに行きますが、なかなかボールを奪うことができず、さすがの中払さんでした。それでも児童みんなからは笑顔があふれていました。熱いメッセージとレベルの高い実技指導が詰まった2時間の授業はあっという間に終わりを迎えました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

やらなきゃいけない理由を探す

「寒い」「きつい」「今日はいいや」などと思って、やらないことがあると思う。でも夢や目標があったらやらなければいけないことがあるはず。やらなきゃいけない理由があるはず。だからやらない理由探すのではなく、やらなければいけない、やる理由を探してください。

夢や好きな事を見つけること

自分自身日本一のプレーヤーになる夢があった。清水FCに入りたい夢などを叶えてきた。今自分の隣にはサッカーがある。毎日が幸せ。夢や好きなことを叶えて幸せな人生を送ってください。

授業のまとめ

熱いメッセージにレベルの高い実技でした。5年生の児童たちはサッカー経験者、未経験者関係なく全力で挑んでいました。学校全体で体育への取り組みも高いなと思いました。夢を持ち幸せな人生を歩んでほしいという中払さんの想いは子どもたちにリーチしていました。

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