夢をもって、夢に向かって努力をしよう!女子7人制ラグビーリオデジャネイロオリンピック代表桑井亜乃さんによる夢の体育授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月19日、7人制ラグビーでリオデジャネイロオリンピックに出場した桑井亜乃さんが、兵庫県播磨町立播磨南小学校にアスリーチ!
タグラグビーの体育授業を行ました。
今回は5年生にタグラグビーの授業を行いました。タグラグビーを経験したことはなかった児童たちでしたが、全員が楽しみながらできる授業が行われました
目次
訪問アスリートご紹介
桑井亜乃さん。北海道出身。
中京大学までは陸上競技円盤投げの選手。アテネオリンピック陸上競技ハンマー投げ金メダリスト、現スポーツ庁長官室伏広治さんを師と仰ぐ。立正大学大学院に進学してラグビーをはじめ日本代表に。2014年アジア大会銀メダル。2016年リオデジャネイロオリンピック出場。2021年現役引退後はレフリーに転身し、多くの国際大会でレフリーとして活躍中。現在、世界のラグビー界ではじめてとなる選手、レフリー両方でのオリンピック出場を目指しています。
学校や地域のご紹介
山陽電鉄西二見駅から徒歩約10分のところにある播磨町立播磨南小学校。
西二見駅は山陽電鉄の中で一番新しい駅だそうです。学校は令和4年度に開校40周年を迎えたそうです。今年の5月には西校舎が新しく完成しとてもきれいな校舎でした。
実技と講話の授業
校庭に集まった5年生達。桑井さんは拍手で迎えられました。最初は自己紹介から。
ラグビーを知っている人!という質問にはほとんどの児童の手が上がりました。桑井さんは現在レフェリーとして活躍していて史上初のレフェリーとしてもオリンピック出場を目指して日々頑張っているそうで、児童たちにもなんでもいいから夢を持つことは大事だよというメッセージを送っていました。
早速ここで実技に移りました。児童たちはこの日を楽しみにしていたらしく気合は十分。
腰にタグをつけ最初は決められた範囲内の中で鬼ごっこから!タッチではなく、鬼はタグを取りに行き、逃げるほうはタグを取られないように逃げます。
最後は大人対子ども!桑井さん、先生たちから児童たちは必死にタグを守っていましたが、桑井さんはかなりの数タグを取っていました!
鬼ごっこの後は2人1組になり片手をつなぎ相手の腰のタグを取る練習。タグを取ったら大きな声でタグー!と叫ぶのがルール。いつもは仲のいいみんなもこの時は真剣勝負で白熱しました。
ここからは6チームに分かれてラグビーボールを使い実践的な練習へ。今日はラグビーボールを卵だと思って大切に扱ってくださいと桑井さんからアドバイスが送られます。チームごとにパス練習を行い、慎重にボールを落とさないようにチームメイトと協力をしていました!
いよいよ最後は試合の時間。前に投げてはいけないなどのラグビーのルールを確認し試合がはじまりました。全員がタグラグビー自体はじめてといっていましたが、試合は白熱しました。声を掛け合いどうしたらトライができるのか、どうしたら防げるのか。協力しあう姿が見られました。白熱した試合の後はノーサイドの精神でお互いを称えあうシーンも見られました。最後に全員で写真を撮り2時間の授業を終えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
夢を持つことが大事
選手としてオリンピックに出場し、今は審判としてオリンピックに出るのが夢。小さいときにテレビでオリンピックを見て出たいと思った。それから夢に向かって努力をした。学生の頃はラグビー以外の種目をやっていたけどそのスポーツも頑張ったからラグビーも頑張れた。ラグビーを通して叶えられた夢もたくさんあるので、何かに打ち込んで頑張ってください。
周りの人を大切にする
今までスポーツをしてきた中でひとりではできなかった。家族、チームメイト、指導者、関わってくれたすべての人に感謝をして、周りの人を大切にしてください。
授業のまとめ
12月で寒空の元の授業でしたが桑井さん、児童たち元気いっぱいで授業を行っていました。子どもたちに寄り添い近い距離で授業をしてくれた桑井さん。沢山の笑顔が溢れました。授業後には桑井さんの周りに沢山の児童たちが集まっていました。ラグビー未経験の児童たちでしたが、桑井さんの授業はとても思い出に残ったと思います。ひとりでもラグビーに興味を持ってほしいと言っていた桑井さん。そして夢を叶えるために頑張るからみんなも頑張ってと沢山のエールを送ってくださいました。桑井さんの想いはみんなに届いたと思います。