パラ陸上界のレジェンド鈴木徹さんによる高跳びの授業!

パラ陸上界のレジェンド鈴木徹さんによる高跳びの授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月11日、パラ陸上界レジェンド・鈴木徹さんが、香川県高松市立屋島東小学校にアスリーチ!
走り高跳びの体育授業を行ました。
走り高跳びの正しいフォームを中心にみんなが楽しく上達できるような授業でした。

訪問アスリートご紹介

鈴木徹さん。山梨県出身。
日本初の義足の走高跳代表選手として、2000年、シドニーパラリンピックに出場して以後5大会連続入賞。2017年、世界パラ陸上競技選手権大会で銅メダルを獲得。

学校や地域のご紹介

高松駅からバスで約30分のところにある屋島東小学校。近くにははじめて国立公園に認定された瀬戸内海国立公園もあります。そこから見える夜景は日本夜景100選にぼ選ばれるほどだといいます。全校児童は約80名程度と大きな学校ではありませんが、学校の校舎の入り口には大きなモニターがあり、職員含めその月誕生日の人がモニターに映るという、少ないからこそできる良さもあると先生が話してくれました。

実技と講話の授業

体育館に集まった4・5年生。おはようございます!の大きな声で授業ははじまりました。
まずは講話の授業から。鈴木さんは、映像を使いながら義足との出会いや、スポーツを続けてきた理由などを話してくれました。

児童たちに実際に競技で使っている義足を紹介して触らせてくれる鈴木さん。児童たちは、なかなか体験できない貴重な経験をしていました。普段からパラリンピックのことなどを学習していたようで、子どもたちは鈴木さんの講話に興味津々でした!

後半は実技の授業。4か所に分かれ行いました。

それぞれ高さの異なるバーを準備し、自分に合った高さを選んで挑戦していきます。足を真っすぐにして、怖さを捨ててジャンプすること。このアドバイスを意識しながら児童のみんなは挑戦!みんなとてもきれいなフォームで跳んでいました。

50センチからはじまりましたが、最後には1メートル10センチを軽々飛び越える児童もいました。手拍子をして試合さながらの雰囲気で挑戦する場面も見られました。最後は鈴木さんの自己ベスト2メートル2センチまでバーを上げると大歓声。児童みんなジャンプをしても届かない高さでした!大盛り上がりで授業は終了しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

なんでもいいからひとつ没頭できる何かを見つけてください

自分にとってはスポーツ、走り高跳びというものに没頭した。一生懸命頑張った結果苦しいときに自分を救ってくれた、何かひとつでも頑張っていると必ず自分を助けてくれます。なので皆さんもそういって何か没頭できるものを探してみて下さい。

授業のまとめ

授業冒頭1メートルぐらい跳べるようにと鈴木さんが言うと「無理だよー!」という声も聞こえてきましたが、授業が進むにつれコツを掴んでいき、高いバーを越えていく児童もたくさん見られました。みんなが諦めずに挑戦してくれた結果だと思います。鈴木さんは普段聞けないようなお話や体験をさせてくれました。あっという間の授業でした。

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