「ドリブルは犬の散歩!?」現役フットサル日本代表・筏井りささんがサッカーの基本を伝授!

「ドリブルは犬の散歩!?」現役フットサル日本代表・筏井りささんがサッカーの基本を伝授!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月21日、現役フットサル日本代表の“イカちゃん”こと筏井りささんが、千葉市高浜中学校にアスリーチ!サッカーボールの扱い方をわかりやすく伝える授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

筏井りささん。元サッカー選手、現フットサル選手。兄の影響で小学生からはじめたサッカーで日本代表を目指し、なでしこリーグで活躍。日本代表の夢は果たせないまま引退しましたが「やっぱりボールを蹴るのは楽しい!」とフットサルに転向。そこで日本代表という夢を果たしました。

学校や地域のご紹介

京葉線の稲毛海岸駅から、徒歩約10分。駅前にまっすぐ伸びる商店が並ぶ道を抜けると、急に団地が並ぶ住宅街になり、その中に大きな校庭が見えてきます。校庭の広さは千葉市内でもトップクラスだそうです。

かつては全校生徒が1200名くらいいるマンモス校だったそうですが、地域の高齢化によって子どもの数が減少し、現在は、今回参加した2年生が74名でも、最も多い学年とのことでした。

実技と講話の授業

まずは体育館での講話からスタート。

硬い表情で緊張した様子の生徒たちでしたが、筏井さんが「今日はイカちゃんって呼んでね!」と場を和ませると、現役時代の映像を交えながらの講話に興味深く耳を傾けていました。

講話のあと、目の前のグラウンドに出て実技の指導を行いました。

サッカー初心者も多いので、基本的なボールの扱い方からはじめたのですが「ドリブルは犬の散歩と同じだよ!あまり離れすぎないように!」とわかりやすい表現で教えると、もともと体を動かすのが好きな生徒たちはすぐにドリブルをマスターしていました。

続いてはパスの練習。「パスが失敗する原因の多くは、パスを出す人がきちんと取りやすいボールを出せてないこと。相手が取りやすい愛を込めたパスを!」と教えると「愛だよ愛!」「愛が足りないなぁ!!」と大盛り上がり。

最後は実戦の試合形式の練習。大きなグラウンドを活かして、3面の試合を同時進行。ときどき、筏井さんが負けている方のチームに飛び入り参加し、筏井さんからボールを奪った生徒は一躍ヒーローになっていました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

次の夢は叶うかもしれない

なでしこジャパンの一員になることを夢にプロサッカー選手をしていましたが、その夢は叶いませんでした。しかし、プロサッカー引退後に出会ったフットサルで一生懸命頑張った結果、日本代表になることができて、来年開催予定のパリオリンピックにも出場する予定です。たとえ夢が叶わなくても、次の新しい夢は叶うかもしれません。常に夢を持つようにしてください。

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