継続することの大切さ。元・フットサル日本代表 岩本昌樹さんによる体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月17日、元・フットサル日本代表、岩本昌樹さんが、岡山県里庄町立里庄東小学校にアスリーチ!
サッカーの技術向上の体育授業を行いました。
目次
訪問アスリートご紹介
岩本昌樹さんは、千葉県出身。
元フットサル日本代表。バルドラール浦安で42歳までプレーしていました。
日本人としてはじめてスペインリーグでプレーをした経験を持つ、日本フットサル界のレジェンドです。
現在はジュニアからプロまで、サッカーのパーソナルトレーニングを全国で展開しています。
学校や地域のご紹介
JR鴨方駅から車で5分ほどのところにある岡山県里庄町立里庄東小学校。
創立150周年を迎える歴史のある学校です。廊下や階段にも昔の物の展示などがしてありました。心豊かでたくましい里見っ子と掲げられていて、まさにそんな心が豊かでたくましい児童がたくさんいました。
実技と講話の授業
今回授業を受けるのは5年生。この日は天気がとてもよく校庭で授業が行われました。先生の紹介で児童の前に登場した岩本さん。児童たちはこの日をとても楽しみにしていたそうです。
自己紹介を終えると早速実技へ。最初はアップもかねてボールを真上にあげ、頭、肩、お尻を触ってキャッチ。簡単そうに見えて意外と難しいこの動き。2人1組で挑戦したり、触る場所を増やしたりと難易度をどんどん上げて挑戦していきます。
子どもたちからは「できたー!」「惜しい」などと沢山の声が聞こえてきました。
次は2人組でボールを真ん中に置き左右に置かれたマーカーからスタートをし鬼ごっこをするというもの。鬼ごっこをするのは難しそうな狭く直線的なコースですが、逃げる人がマーカーをタッチしたら鬼も必ずマーカーを触らなければならないというルール。「フェイントしたり頭を使ったりしないと逃げられないよ」と岩本さんからアドバイスが飛び、実践!白熱した勝負に!そしてたくさんの笑顔も溢れました。
アップを終えるとシュート練習へ!サッカーの実践的な動きに児童たちもテンションマックス!
そしてお待ちかねの試合へ移りました。男女に分かれ試合開始。サッカーを習っている子を中心に試合が展開し、点を決めたらみんなで喜び、試合がないときは周りで応援する姿も見られました。
白熱した試合が終了し、みんなの顔は笑顔が沢山でした。
実技を終え講話の時間。「質問ある人!」と岩本さんが問いかけると、児童からは沢山の質問が出てきました。フットサルをはじめたきかっけなど、すべての質問に岩本さんは答えてくれました。
最後は岩本さんから「みんなには前向きにいろんな経験をして、夢や目標を見つけてほしい」とメッセージが送られ、2時間の授業はあっという間に終了しました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
どんなことでも、嫌なことでも、前向きにたくさん体験をしてください
今まだ夢や目標がない子へ。
これから中学、高校、大学、社会人と進みますが、いろいろな経験をすることがとても大切です。いま夢がなくても、体験をして経験を積むとやりたいことが見つかります。夢や目標は、自分が経験をしたことの中からしか選べません。スポーツ以外でも。体験をすると出会いがある。なにか誘われたときに、好きでないものでもぜひ行ってみてください。
やった方が良いこと・当たり前のことを、継続してください
今、かなえたい夢のある子へ。
やりたいことの実現に向けて、努力や練習をしてうまく行かなかったとき、できるまで練習しなければいけません。続けること、コツコツ積み上げることが何よりも大切です。
やった方が良いと分かっているけれどやらない人もいます。でもそうすると身に付きません。「本当はやった方が良い」と思ってもやらない人が圧倒的に多い。
継続できる人は10人にひとりしかいません。そのひとりがプロになります。皆さんは、そのひとりになってください。
授業のまとめ
児童たちは常に前向きに積極的に授業に参加してくれました。岩本さんはサッカーが苦手でも少しでも前向きにチャレンジしてみようと言っていました。まさにそんな気持ちが伝わっていました。フットサル選手としてはじめてのスペインリーグ挑戦など、自分で道を切り開いてきた岩本さんの授業にみんな引き込まれていました。
心豊かでたくましいと学校目標にあるように、里庄東小学校のみんなが大きく夢に向かって頑張る姿を応援したい!と感じられる授業でした!