フットサル超絶テクニックで大盛り上がり!?元・フットサル日本代表岩本昌樹さんによる体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月18日、元・フットサル日本代表、岩本昌樹さんが、岡山県井原市立県主小学校にアスリーチ!
5、6年生にサッカー技術向上の体育授業を行いました。
サッカー経験が浅い児童たちでも楽しめるような授業となりました。
目次
訪問アスリートご紹介
千葉県出身の岩本昌樹さん。
元フットサル日本代表。バルドラール浦安で42歳まで選手活動を続けていました。日本人としてはじめてスペインリーグでプレーをした経験を持つ、日本フットサル界のレジェンドです。
現在はジュニアからプロまで、サッカーのパーソナルトレーニングを全国で展開しています。
学校や地域のご紹介
JR笠岡駅から車で約30分のところにある県主小学校。全校児童は30名程度と、とても小規模な学校です。学校周辺ものどかな風景に囲まれていました。人数が少ない学校のため、複式学級で授業を行っているので、学年問わず仲が良い印象でした。
実技と講話の授業
体育館に集まった5〜6年生の児童たち。先生の紹介で児童の前に登場した岩本さん。サッカー経験のある児童は少なかったですが、そんな子どもたちでも楽しめるような授業にと岩本さんは言っていました。
自己紹介を終えて早速実技の授業へ。まずはボールと仲良くなることを目的に、足ではなく手などいろんな体の部位を使っていました。少しボールに慣れたところで、ミニゲームを行います。
ゴール前にボールを置き、2列に分かれダッシュをして先にゴールに決めたほうが勝ちという対決をしました。
ただダッシュをするだけでは足の速さで勝負が決まってしまいますが、今回はさまざまな体勢から立ち上がり、ダッシュをしてボールに向かっていくというルール。足が速いだけでは勝てないこの対決は大盛り上がりでした!児童が先生を倒す場面も見られました。
そのあとは2人組でシュート練習を行い、いよいよ試合の時間へ。
今回は岩本さんも各チームに助っ人として参加しました。岩本さんにボールが渡ると超絶テクニックで児童たちを圧倒!世界で戦ってきた技術を披露してくれました。試合はどの試合も白熱し大盛り上がりでした。
実技を終え、質疑応答の時間。質問もたくさん飛びました。児童からの「緊張の乗り越え方は?」という質問には「緊張はする、だから試合や本番までにどれだけ準備をするか。準備次第で変わるよ」とメッセージを送ってくれました。
最後まで熱いメッセージを送ってくれた岩本さんのメッセージを、児童たちもしっかりと聞き入っていました。最後にみんなで記念写真を撮り授業は終了しました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
どんなことでも、嫌なことでも、前向きにたくさん体験をしてください
今まだ夢や目標がない子へ。
これから中学、高校、大学、社会人と進みますが、いろいろな経験をすることがとても大切です。いま夢がなくても、体験をして経験を積むとやりたいことが見つかります。夢や目標は、自分が経験をしたことの中からしか選べません。スポーツ以外でも。
体験をすると出会いがある。だから、なにか誘われたとき、もし好きではないものだったとしてもぜひ行ってみてください。
やった方が良いこと・当たり前のことを、継続してください
今、かなえたい夢のある子へ。
やりたいことの実現に向けて、努力や練習をしてうまくいかなかったとき、できるまで練習しなければいけません。続けること、コツコツ積み上げることが何よりも大切です。
やった方が良いと分かっているけれどやらない人もいます。でもそうすると身に付きません。「本当はやった方が良い」と思ってもやらない人が圧倒的に多い。
継続できる人は10人にひとりしかいません。そのひとりがプロになります。皆さんは、そのひとりになってください。
授業のまとめ
全校児童が少なく複式学級になっている学校のため、学年問わず仲がとても良く、チームワークもよく積極的にサッカーに挑戦していました。授業後には楽しかったという声もたくさん聞こえてきました。
岩本さんは内容盛りだくさんの実技と沢山の熱いメッセージを伝えてくれました。継続すること、前向きに挑戦する大切さは児童たちにしっかりと伝わったようです。