現役車椅子ラグビー選手の池崎大輔さんによる、感謝の気持ちが特に大事な事が学べたパラスポーツ体験授業!

現役車椅子ラグビー選手の池崎大輔さんによる、感謝の気持ちが特に大事な事が学べたパラスポーツ体験授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、2020東京パラリンピック銅メダリスト、ラグビー選手の池崎大輔さんが、千葉市立更科中学校にアスリーチ!
ご自身の半生を含む、障害についてのお話やパラスポーツについての講話、ラグビー専用車いす(ラグ車)の体験が出来る特別授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

池崎大輔さん、北海道函館市出身。2016リオパラリンピック、2020東京パラリンピック2大会連続銅メダリストの池崎大輔さん。
日本が誇るスピードスターで、団体競技として日本勢第1号2024パリパラリンピック出場権獲得に貢献されました。

学校や地域のご紹介

創立75年以上の歴史ある、千葉市立更科中学校学校。生徒約30名、職員約20名ほどという小規模校の特性を生かして、「明るく活力にあふれる学校づくり」を目指しているとの事。
千葉市は多くの鉄道や高速道路等が集まっており、県内各地からアクセスしやすい環境となっております。

講演と実技について

先生の紹介と大きな拍手で迎えられた池崎さん。最初は講話の時間からのスタートとなりました。

ご自身の幼少期から車いすラグビーを始めるまでの半生をお話しながら、今回の特別授業で伝えたい事をいくつか盛り込んだお話をされていました。その中で特に伝えたい部分として伝えていたのが、「感謝の気持ちを忘れないこと」でした。誰もが真剣に耳を傾けており、生徒たちの心に残るエピソードを語られておりました。

池崎さんの講話を聞きながら、獲得された銅メダルを生徒たちが触らせてもらう瞬間も。
生徒だけでなく先生もメダルの重さに驚きと感動の声を上げている方が多数いらっしゃいました!

講話の後半になると、ラグビー専用車いす(ラグ車)の説明と、一番の見どころになるタックルの実演をされました。学校の先生に、池崎さんのタックルを受ける体験をして頂き、インパクトの瞬間の音の大きさに体育館にいる全員が「おぉ~!!」「キャー!」と歓声を上げる程の盛り上がりとなりました!

講話から実技の時間に移りました。まずは実際にラグ車に乗ってみて、1分間の体験操作です。ラグ車に乗る時は、必ず後ろに支えてくれる方がいらっしゃいます。ここにも感謝の気持ちを忘れない様に、と池崎さんは仰っておりました。

操作に慣れたら3分間の試合を行います。バスケットコート位の広さの中を4対4で走り回ります!操作になれた生徒は旋回を使いこなしたり、漕ぐのが早い生徒は全員を置き去りにしてトライを決めたりと大盛り上がりでした!

試合が終わったら、毎回『いつもありがとう』の感謝のタックルで締めくくり!
感謝の気持ちが強い人程後ろにバックして全速力で相手にタックル!!

アスリートから児童へのメッセージ

1. 新しい事に挑戦する気持ちを持つこと!

最初はタックルの衝撃的な場面を見たり、自分では操作が出来ないかもしれないと思った方が多かったと思いますが、実際にやってみると皆笑顔で楽しそうに参加していました。

これから先、新しい事に挑戦しないといけないことや、難しそうに感じる事も沢山あるかと思います。その時に、車いすラグビーの事を思い出して「まずはやってみる」ことを思い出してください。一歩踏み出す事が大事です。

2. 感謝の気持ちを忘れない事

私は障害の事を気にする事なく幼少期の頃から過ごしてきました。
それは学校の友達や周りの人が支えてくれていたからです。
学校生活で困っている人がいたら助けてあげましょう。助けて貰ったら感謝の気持ちを忘れない様にしてください。

まとめ

池崎さんから生徒へのメッセージが、講話でも実技の部分でも所々に散りばめられた特別授業となりました。生徒も池崎さんの伝えたかった事をしっかりと受け止めている様子で、素晴らしい体験となりました。

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