前半は講話だったはずなのに、突然ウォーミングアップがスタート!?元女子プロ野球選手・小西美加さんのアドリブ満載の授業!

前半は講話だったはずなのに、突然ウォーミングアップがスタート!?元女子プロ野球選手・小西美加さんのアドリブ満載の授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月18日、元女子プロ野球選手の小西美加さんが、兵庫県豊岡市立日高西中学校にアスリーチ!ボールの投げ方の基礎を伝える授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

小西美加さん。元女子プロ野球選手。京都市出身で、小学校の頃に野球を始めますが、当時は女子が野球をやる環境がなく、学生時代は陸上やソフトボールを経験。短大時代に、女子硬式野球日本代表のセレクションを受け合格し、以後、2009年に設立された女子プロ野球リーグの中心選手として10年間プレーしました。

学校や地域のご紹介

日高西中学校は、山陰本線の江原駅から西へ6kmほど行った場所にあります。兵庫県でも日本海側に位置し、普段は雪がよく降る地域とのことですが、今年は暖冬の影響で雪が少なく、毎年近くのスキー場で行われるスキー大会も中止になってしまったそうです。

実技と講話の授業

前半は講話、後半は実技というスケジュールで予定していましたが、直前の先生とのお話の中で、「大人しい生徒が多い」ということを耳にしたことや、体育館が少し肌寒い…といったことがあったので、講話はほどほどに「ウォーミングアップしましょー!」と、突然、ストレッチや準備運動をスタート。少し体が温まったところで講話に戻って、しばらくすると再び体を動かす…という予定外の進行に。

しかしボールを使ったゲームが始まると、大人しいと言われていた生徒も大きな声を出して盛り上がるようになりました。参加者は1・2年生合わせて約60名と、やや多かったので、2人1組になって行ったキャッチボールの練習では、体育館いっぱいにボールが飛び交っていました。

最後の質問コーナーでは「中学校のときどんなことをしていたか?」といった質問が出て、小西さんも、学生時代を思い出しながら、同じ目線で楽しくコミュニケーションをとっていました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

日本は恵まれている環境です

私は少しでも多くの子供たちに野球をやって欲しいという思いから、海外の南米の国々にグローブやボールを届ける活動をしてきました。そこではグローブやボールはとても高級なもので、日本の価格とも異なります。場所にもよりますが、簡単に手に入るものではありません。
日本では、お店に行けば普通に売っていますし、お小遣いでも買える値段です。そんな恵まれている環境に生まれたことを幸せに思うようにしてください。

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