いろんなことにチャレンジしよう!元女子プロ野球選手小西美加さんによる投げ方講座!

いろんなことにチャレンジしよう!元女子プロ野球選手小西美加さんによる投げ方講座!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月23日、元女子プロ野球選手の小西美加さんが、鳥取県智頭町立智頭小学校にアスリーチ!
ボール投げ方、体の使い方の体育授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

元女子プロ野球選手の小西美加さん。京都府出身。
2009年に女子プロ野球誕生が決まりプロリーグ1年目の2010年投手3冠を達成。
ワールドカップにも日本代表として活躍。3連覇に貢献。10年間選手として活躍し、数々のタイトルを獲得し、女子プロ野球界の二刀流として活躍しました。現在は、こにたんプロジェクトという、世界での野球普及活動をされています。

学校や地域のご紹介

JR智頭駅から徒歩10分ほどのところにある智頭町立智頭小学校。この智頭町は町の97パーセントが森林で林業の町だそうです。校舎は木のモダンな作りでした。先生の名札も木で作られているものでとてもおしゃれでした。最近は智頭町の自然に惹かれ移住してくる方もいるそうです。

実技と講話の授業

児童のお迎えで登場した小西さん。元気な挨拶で授業が始まりました。最初は映像を使いながら小西さんがどういった野球人生を歩んでどんな選手だったかを話してくれました。

いまや二刀流といえば大谷選手ですが、女子野球界の二刀流といえば小西さん。数々のタイトルやワールドカップ優勝の輝かしい経歴に児童たちの目は輝いていました。

引退した今は世界で野球の普及活動を行っている小西さん。小西さんが学生の頃は女子が野球をやる環境が整っていなかったといいます。いまは誰でもできる時代。それでも、まだまだ野球人口を増やしたいという小西さん。これまで406個のグローブを世界各地でプレゼントしてきたそうです。小西さんからは本当に野球が好きなんだなという気持ちが伝わってきました。

そして今回は智頭小学校のみんなにも少しでも野球の魅力や素晴らしさをと言って投げ方の実技に移りました。

まずはアップがてら笛の回数でジャンプをしたりしゃがんだり、笛の回数のグループを作ったりと体を温めていきます。とにかく児童のみんなは元気で笑顔があふれていました。

次は二人組になり近い距離でボールを投げあったり、どっちがボールを早くとれるかなどのゲームを行いキャッチボールへ。

ボールを投げるコツは3つ。

①両手両足を広げる②腕を上げる③くるっと回って投げる

とても簡単で分かりやすい説明を受けた児童たちも早速チャレンジ!
野球経験者の子は少なかったですが、いざキャッチボールが始まると小西さんも驚くほどうまいと大絶賛。ミスをしてもみんなでカバーしあう場面も見られました。

最後はどのチームが10往復を早くキャッチボールできるかの対決!1位になったチームは喜びを爆発させていました。

最初はできるか不安そうな児童達でしたが小西さんの丁寧な指導で上達していました。実技後質疑応答の時間や映像を使った簡単なトレーニングを行い最後は全員で写真を撮って終了しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

いろんなことにチャレンジしよう

これからみんなは沢山のいろんなことにチャレンジすると思います。苦手な事にもチャレンジしなければならないこともある。そんなときでも怖がらずにチャレンジしてみてください。上達するコツは失敗すること。失敗したら考えればいい。だから怖がらずいろんなことにチャレンジしてみてください。

授業のまとめ

野球経験者は少ない学校で、ボールを投げる機会もあまりないという児童たちが多かったですが、小西さんのわかりやすくフレンドリーな雰囲気で児童たちもどんどん挑戦し、上達していました。小西さんからは本当に野球が好きで野球の魅力を伝えたいという思いが伝わっていました。

授業後の児童たちの顔や楽しかったの声などを聞くと想いは伝わっていたと思います。この日をきっかけに1人でも野球、スポーツというものに興味を持ってくれる児童が増えればいいなと思う授業でした。

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