何事にもチャレンジして成長しよう!フットサル女子日本代表筏井りささんによるフットサル授業!

何事にもチャレンジして成長しよう!フットサル女子日本代表筏井りささんによるフットサル授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
フットサル女子日本代表に選出され、リーグMVPにも選ばれた筏井りささんが1月30日、千葉県白子町立関小学校にアスリーチ!
ボールを使ったゲームなど、みんなで楽しくフットサルの体育授業を行いました。

少しでも楽しいと思えるような時間にしたい!という筏井さんの思いが届いた、笑顔があふれて終始楽しい授業でした。

訪問アスリートご紹介

筏井りささん。元サッカー選手、現フットサル選手。
兄の影響で小学生からはじめたサッカーで日本代表を目指し、なでしこリーグで活躍。日本代表の夢は果たせないまま引退しましたが「やっぱりボールを蹴るのは楽しい!」とフットサルに転向。転向して5年目に日本代表になるという夢を叶え、2023-2024リーグでMVPにも選ばれました。

学校や地域のご紹介

千葉県長生郡白子町。JR外房線茂原駅から車で20分ほどのところにある白子町立関小学校。なんと今年が創立150周年!歴史のある学校です。約10年前、町全体の学校のグラウンドを芝生にしたことで、怪我をすることがとても少なくなったそうです。夏は芝生が綺麗な緑になるとのこと!

実技と講話の授業

先生の「今日はフットサルのスーパースターがきてくれました!」という紹介ではじまった授業。
「すごく寒いから、まず体育館の後ろの壁にタッチしに行こう!」と筏井さんが言うとみんな走って後ろの壁にダッシュ!最初から元気に活動してくれました。

まずは講話の時間です。筏井さんは小学生の時にはじめたサッカーを29歳まで続けていました。トップリーグで頑張ったけれど日本代表にはなれず、引退を決めました。引退後も趣味でボールは蹴ろうと思いフットサルをはじめ、“もう一度日本代表を目指す”という目標ができたと言います。

そしてフットサルをはじめて5年目。日本代表という夢が叶い、2023―2024リーグのMVPにも選出されました。悔しく、つらいことも多かったけどサッカーの経験があったからこそフットサルをやれている、という話に児童たちも聞き入っていました。
そしてサッカーとフットサルの違いクイズも!

サッカーは交代が決められているのに対して、フットサルは交代が自由!というルールに驚いている子も。クイズでフットサルの理解がより深まったところでいよいよ実技です。

まずはウォーミングアップ。チームで並んでボールを上下交互に回し、壁まで向かっていくゲームはすごく盛り上がりました。フットサルはチーム力が大切!という筏井さんの声に、チームで協力しようという気持ちが生まれ、作戦会議の時間ではどのチームも真剣に話し合い、練習をするチームも。

次はドリブルの練習です。「ボールを蹴ると離れちゃうから、一緒にお散歩するような気持ちでやってみて!」という筏井さんのアドバイスを聞き、みんなボールを離さないぞという気持ちでドリブルします。
「できなーい」という子もいましたが仲間同士でアドバイスしあい、苦手な子もチャレンジして取り組むことができました。

そしていよいよ試合です。学年ごとにビブスチームvsビブスなしチームで戦います。
どの学年も、相手チームにボールを取られまいと精一杯!筏井さんはフリーマンとしてみんなの間を駆け抜けます。

筏井さんの「ボール欲しい人!」の声にはたくさんの手が挙がりました!両チームともに応援の声が大きく、筏井さんから応援ポイントも入りました。総合結果は8-4でビブスなしチームの勝ち。両チームとも精一杯頑張りました!
そこで授業は終了。みんなが笑顔で活動することができました。

授業の後には「質問があります!」と筏井さんの周りに集まる4年生のみんなと先生。
4年生はみんな負けず嫌いで、負けた時に素直に拍手ができない。どうすればいいのか?という質問に、負けて悔しいことはわかる。けどまずは相手のすごさを認めて拍手を送ることが大切。そして自分も勝てるように努力することが大切、というアドバイスが筏井さんから送られました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

チャレンジしよう!

今日の授業は運動が苦手な子もいた中、みんなで楽しむことができました。それは、みんなが「苦手だけど頑張ってみよう」というチャレンジの気持ちを持って授業に取り組んでくれたからです。何事にもチャレンジすること。スポーツだけでなく勉強や習い事など、自分の中でチャレンジすることが大切です。そうすれば必ず成長することができます。

授業のまとめ

ウォーミングアップやフットサルの試合を通じて筏井さんとの距離も縮まり、最後はみんながすごく盛り上がる授業になりました。サッカーをやってきて苦しいことが多かったけど、最後には苦しいことも楽しかったし経験につながったと話す筏井さん。

苦しいこともあるかもしれないけど、チャレンジしてみたら成長できるに違いない!という言葉は児童に響いていました。

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