現役車椅子ラグビー選手の池崎大輔さんによる「挑戦する気持ちを持つこと」「心を強くすること」「感謝の気持ちを忘れないこと」が学べた授業!

現役車椅子ラグビー選手の池崎大輔さんによる「挑戦する気持ちを持つこと」「心を強くすること」「感謝の気持ちを忘れないこと」が学べた授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、2020東京パラリンピック銅メダリストの池崎大輔さんが、野田市立南部小学校にアスリーチ!
ラグ車と呼ばれるラグビー専用車いすを全員で体験できた特別授業となりました!

訪問アスリートご紹介

池崎大輔さん。北海道函館市出身。2016リオパラリンピック、2020東京パラリンピック2大会連続銅メダリストの池崎大輔さん。
日本が誇るスピードスターで、団体競技として日本勢第1号2024パリパラリンピック出場権獲得に貢献されました。

学校や地域のご紹介

創立150年を超える歴史ある学校です。学校の経営方針の重点目標が「すすんで学習に取り組む子」「思いやりのある子」「元気な子」で、今回池崎さんの授業の中で教わったことがまさに重点目標と重なっていました!

講演と実技について

直近で行われた2024ジャパンパラ車いすラグビー競技大会において、日本チームが全勝という輝かしい成績をお祝いする気持ちも含め、総勢120名を超える児童は盛大な拍手で池崎さんを迎えました。

授業のはじめは講話から。ラグ車と呼ばれるラグビー専用車いすを児童全員に体験してもらいたい池崎さんは、ご自身の半生についての話は簡単に終わらせ、直ぐにラグ車の説明に入りました。
参加人数が多くても、できる限り多くの児童に体験してもらいたいと考えている池崎さん。
実際に体験することが何よりも良い経験となると話していました。

車いすラグビーの一番の見所、タックルのデモンストレーションです。
これを体験するのは担任の先生となりました!

後方の児童は立ち上がって見る程興味津々です!

タックルを受けた衝撃と音の大きさに先生は思わず笑顔に!
見ていた児童たちからは驚きの声が「うわぁ~!」と上がり、体育館が一気に熱を帯びました。

デモンストレーションとラグ車の乗り方の説明が終わったら実際に乗ってみて操作をしてみましょう!1分の乗車体験と3分の本格的な4対4の試合を全児童が体験致しました。

児童たちは1分の操作体験だけでかなり動けるようになりました。「外で見ているときは少し怖いと思ったけど、実際乗ってみたらタックルしても安全な設計になっていて楽しかった!」と言っていた児童が印象的でした。池崎さんはこの実技の授業で「何にでも挑戦してみる」を子どもたちへのメッセージとしていました。

ラグ車を乗り降りする時は2人1組となります。乗る人と後ろで支える人。
ラグ車に乗った後は後ろに回って支えて上げます。その際に乗り方やベルトの締め方を児童同士でレクチャーします。
ここには池崎さんの「感謝の気持ちを忘れない」というメッセージが伝えられました。

操作体験と試合の最中に、待機している児童は2020年に獲得された銅メダルを見せてもらう場面もありました。
児童たちは想像以上に重たいメダルを持って「これがメダルかぁ。」と強い感銘を受けていました。

まだまだ試合は続きます。ときにはボールを持っている人を守る為の壁役になる必要もある車椅子バスケットボール。
チームワークが非常に重要なスポーツです。

試合の後のまとめのお話では、池崎さんが「やってみてどうでしたか?」と児童に聞くと、
一斉に「楽しかった~!!もっとやりたい!」と大満足の声が返ってきました!

アスリートから児童へのメッセージ

1.「挑戦する気持ちを持つ」

最初は怖いとか、できなそうと思ってみても実際やってみると面白かったりすることが多いです。失敗を恐れずやってみることが大事です!

2.「心を強くする」

皆さんは今日、タックルされても向かっていく気持ちで頑張っていました。
実際の社会でも厳しいときやつらいときもあるかもしれません。そのときは車いすラグビーを思い出して立ち向かっていってください。

3.「感謝の気持ちを忘れない」

私もそうですが、皆さんも学校のクラスの仲間や先生、ご家族に支えて貰って生活できています。ラグ車に乗るときも後ろで支えてくれる人がいたからこそ、全員怪我無く無事に終わることができました。いつも誰かに支えられていることを忘れずに、周りに感謝の気持ちを伝えてください。

まとめ

池崎さんの伝えたいと思っている気持ちが講話と実技に受け取りやすく散りばめられております。児童たちもそれを受け取って、自発的に参加をしている様子が伺えた特別な授業になりました!

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