マイナスなイメージの言葉は口にせずに跳び箱チャレンジ!アスリートの演技に拍手喝采

マイナスなイメージの言葉は口にせずに跳び箱チャレンジ!アスリートの演技に拍手喝采

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月13日、元オリンピック代表・大島杏子さんが、岐阜県多治見市の市之倉小学校にアスリーチ!
跳び箱の体育授業を行いました。

3年生と4年生あわせて60名の児童たち。最初は少し緊張して講話を聴いていましたが、大島さんの楽しいトークで盛り上がり、自分たちからどんどん発言も。小学生の間に体をたくさん動かすことの大切さを学びました。

訪問アスリートご紹介

大島杏子さん。東京都出身。体操競技 アテネ五輪・北京五輪日本代表。
日本女子最多記録となる通算8度の世界選手権に出場。長きにわたり日本女子体操界を牽引してきました。

学校や地域のご紹介

多治見駅から車で15分ほどの美濃焼の町、市之倉。玄関には素晴らしい幸兵衛窯の陶壁が飾られており、目を奪われます。5年生になると窯元で作陶体験をしており、この地域ならではの活動を楽しんでいます。自分たちが作った箸置きを使って、日常の中に芸術とのつながりを持つことのできる恵まれた環境の小学校です。

実技と講話の授業

大島さんが用意されたプロジェクターを見ながら、体操ってどんな競技?運動することの大切さは?などわかりやすく教えてもらいました。
「みんなはどんなスポーツしている?」「この中でオリンピック競技になっている体操はどれでしょう?」と大島さんの質問やクイズに答えながら、お話を真剣に聞いていました。

まだ跳び箱に少し抵抗感がある児童も多いため、最初は床でかえる跳びの練習から。しゃがんで両手を前に置き、それを支えにして両足を手より前にぴょんと出しながら進んでいきます。この動作によって跳び箱の上での動きをイメージできるようになります。

また踏切版の上に立って、そこから跳び箱に飛び乗る練習も実施。
恐怖心を抱かずに取り組むことができました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

「できない」「無理」などマイナスな言葉は使わない

心の中で、ちょっとマイナスなことを思うことはあるかもしれません。それは仕方ないことですが、言葉にすることはちょっとストップ。「恥ずかしいからやらない」と思う人もいるかもしれませんが、「できない」ことは、恥ずかしいことではありません。「やらないことが恥ずかしい」と考えてチャレンジしていきましょう。

若いうちにたくさん体を動かしましょう

小学生の間は神経が発達する時期です。中学生では骨の発達、高校生では筋肉の発達、とそれぞれの時期に運動することで得られる効果があります。ちょっとしたお散歩でも体を動かすことは大切です。意識して取り組んでみてください。

授業のまとめ

柔軟やイメージトレーニングを行ったあとは、難易度別に分かれて跳び箱をとんでいきました。リズムよく怖がらずに自分のレベルに合わせて新しいチャレンジをすることができ、楽しい授業となりました。先生方の「子どもたちにさまざまな体験を少しでも多くさせてやりたいといつも思っています」という言葉どおり、またひとつ忘れられない思い出が増えたことでしょう。

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