元Jリーガー中払大介さんによる、好きな事が人生の隣にあったら幸せな人生だと教わったサッカー体験授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、元Jリーガー中払大介さんが北九州市立萩原小学校にアスリーチ!
開始直後から「だいちゃん先生と呼んでね!」と児童の心をがっちり掴んだサッカーの特別授業を行いました!
目次
訪問アスリートご紹介
中払大介さん、神奈川県出身。小学生の時に静岡に移り、清水東高校からアビスパ福岡、京都パープルサンガでプレー。京都時代、2002年シーズンの天皇杯で優勝を果たしました。
引退後は福岡放送コメンテーターやJリーグ中継解説者として活躍しています!
学校や地域のご紹介
昭和34年開校の歴史ある小学校で、率先して児童からの挨拶があります。正面玄関入ってすぐには、学校教育目標もしっかりと掲示されておりました。
地域としては、北九州市の中では最も人口の多い地区となります。2市3町3区と隣接しており、広域集客拠点として副都心に位置付けられています。
講演と実技について
先生の紹介と大きな拍手で迎えられた中払さん。サッカーボールを額の上に乗せ、ボールを落とさないように体や首を動かしてバランスをとる「ヘッドストール」をしながらの登場で、児童の視線は一気に中払さんへ集中しました。
「今日は僕のことをだいちゃん先生と呼んでね!」
児童が集中しているタイミングで今日のお約束を伝えます。
- だいちゃん先生が話をしている時はしっかりと聞くこと。
- 今日の授業をめちゃくちゃ楽しんでください!
早速体を動かしましょう!少し特殊な「だるまさんが転んだ」がはじまりました。
児童たちが前に進めるのは、ボールが中払さんから離れているときだけです。
反対側の線をひとりでも超えられたら児童の勝利!
中払さんのトリッキーなボールさばきに、児童はほとんど前に進めませんでした。
ここで一度作戦会議をしました。どうしたらゴールまで行けるかな?
児童たちから出た『しっかり見る』『掛け声をみんなで掛け合う』という案を実行してみると……。
見事ゴールまで辿り着けました!!
児童と中払さんの距離が縮まったところで講話に移ります。
「皆さん夢はありますか?」
「大きな夢じゃなくてもいいけど、自分の好きなことが職業や趣味として一生人生の隣にあったらどれだけ幸せでしょう」
中払さんは、サッカーを一生のパートナーに選んだことでつらいこともあったそうです。それでも、常にサッカーが隣にあることが幸せだと語っていました。
中払さんの約束通り、しっかりと姿勢を正して聞いていた児童たち。質問タイムでは沢山の質問がありました!
講話が終わり実技に移ります。ボールを使って足の動かし方、蹴り方などを学びました。
最初は2名1組で交互に足でボールにタッチします。数回やったら交代です。
次はボールを足で横にずらす動きです。体幹を鍛えたり、足の動かし方を学んで行きます。
その後は……。
ボールの蹴り方の種類を教わったり、足でボールを挟んでペアの児童へパスするなど、さまざまな練習を行ないました。
ボールを使った実技なので、児童たちは今日一番の楽しそうな笑顔で練習していました。
ボールの使い方を学んだら実践です。20人対20人で4つのボールを使って行う試合をしました!
ボールが4つあるので至るところで「キャー!」「おおぉ~!」「ゴール!」と歓声が上がって大盛り上がりでした!
最後は中払さん+学校の先生3人対児童40人の大混戦。
先生チームもかなり頑張りましたが、数の多い児童たちの圧勝でした!!
アスリートから児童へのメッセージ
皆にも幸せな人生を歩んで欲しいので・・・。
- 自分だけで夢を持つのではなく、周りにも伝えていくことが大事です。
周りの人達に話すことで責任感が出てくるし、皆協力してくれたり、アドバイスをくれるようになります! - 苦しいときは誰かが見てくれている。努力は大事です。
やりたくない理由を誰もが探してしまうが、やらないといけない理由を探して実行に移してください! - 皆さんには無限の可能性があります。
本気になれることを見つけて、頑張ってください!
まとめ
授業のはじまりから終わりまで終始笑顔で話す中払さんに、最初に約束したお話をしっかり聞くことと、楽しむことが自然とできた児童たちでした。
中払さんのサッカー愛が児童たちにも届いた熱い授業となりました。