元女子バレーボール選手佐藤あり紗さんによる、バレーボールは気持ちが繋がっている事が大事と教わった特別授業!

元女子バレーボール選手佐藤あり紗さんによる、バレーボールは気持ちが繋がっている事が大事と教わった特別授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、元女子バレーボール選手佐藤あり紗さんが北九州市立大蔵小学校にアスリーチ!

バレーボールは仲が良く、気持ちが繋がっていることが大事と教わった特別授業を受けました!

訪問アスリートご紹介

佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園高校→東北福祉大→日立リバーレ→リガーレ仙台。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピック日本代表として活躍。現在はバレーボール教室やイベント出演など、普及活動や地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。

学校や地域のご紹介

創立100年以上の歴史ある学校です。大蔵小学校は都心にありながら帆柱連山を背に三方を山々に囲まれ、学校前を大蔵川が流れる等豊かな自然に恵まれた立地にあります。

講演と実技について

先生の紹介と生徒の拍手で迎えられた佐藤さん。前半は講話の時間から始まります。
最初は佐藤さんの現役時代のスーパープレイ集を見て頂きました。
佐藤さんも試合前にはかならずこの動画を見てモチベーションを上げていらっしゃったとの事でした。生徒達も佐藤さんのプレイの凄さに「すごすぎる!」と感嘆のため息をついていました。

講話が終わるとウォーミングアップです。2列に別れて佐藤さんの数字の掛け声で瞬時に判断して右か左の壁にタッチします。判断する事は奇数か偶数か。奇数なら右へ、偶数なら左に移動します。

次は動画でも佐藤先生がやっていた回転レシーブの練習です。佐藤先生のお手本を真剣に聞いて実践する生徒達。コツは、姿勢を低くして腕を下から上へすくう様にして振り上げる。その後に横へ受け身を取る。生徒達は何度も練習して上手い受け身が取れる様になりました!

続いてじゃんけん鬼ごっこです。ネットを挟んで左右にペアになり、片手は握手をしたままじゃんけんをします。勝ったら逃げる、負けたら追いかける鬼ごっこです。

始める前に自己紹介と好きな芸能人を伝えてお互いの事をもっと良く知るタイミングがありました。
バレーボールはチームでする競技で、仲良くないと続かない。気持ちが繋がってないと続かない競技ですと佐藤先生。

一度じゃんけんをした後は片側の生徒が1つずれてまたじゃんけん。沢山の人と改めて自己紹介が出来ました!

ウォーミングアップはまだまだ続きます。次はボール奪い合いゲームです。
佐藤先生が体の名称を言った時にはその部分を手で触れる。最後に「ボール!」の掛け声で先にボールを取った人の勝ちとなります。

「腰!」「つま先!」「ボール!」生徒達は一斉に「うわぁ~!」「きゃー!」とボールの奪い合い!皆笑顔で対戦しておりました!

最後のウォーミングアップはビンゴゲームです。縦横斜め1列ボールが並んだチームの勝ちとなります。一番重要な事はボールを置きに行く人へ待機している生徒がどれだけアドバイス出来るかに掛かっております。チームプレーが大事です。

見事勝ったチームは大喜び!負けてしまったチームも次はどうしたら勝てるか作戦を練っている所が佐藤さんの伝えたい、チームでコミュニケーションを取る大事さが実践出来ている印象的な部分でした。

ウォーミングアップが終わり、バレーボールの練習に入ります。
回転レシーブの練習のお手本を見て、ペアで交代しながら練習致しました。

腰を低くして、腕を下から上に振り上げてから横受け身!

レシーブの練習の時は、パスする人は「はい!」受ける人は「OK!」とお互いの息を合わせて練習する事が大事と仰っておりました。ここでも佐藤先生の相手に寄り添う気持ちが大事だと言うメッセージが込められた練習内容となっておりました。

バレーボールの花形と言えばスパイク!学校の先生がボールを上げてくれるので、タイミングを合わせてスパイク!待機している生徒からも「ナイススパイク!」と自然と掛け声が出てきておりました。

最後の練習は佐藤先生の強打をレシーブで受ける練習です。特に強く打って欲しい生徒は事前に手を上げると更に強く打ってもらえました。威力の違いに手を上げた生徒自身もビックリしておりました!

最後にチーム対抗戦を行いました!チーム名を決めて一致団結!

声を掛け合ってチームプレーがどのチームも出来ておりました。今日の特別授業を生徒全員が学んだ集大成を発揮した対抗戦となりました!

アスリートから児童へのメッセージ

小さな事でもいいので目標を持ってください。

毎日の積み重ねが大事です。なんでもいいので好きな事を伸ばす目標を立てる事が成長に繋がります。

選択肢を増やす事が大事です。

バレーボールでも武器を多く持っている方が有利です。レシーブの腕の組み方一つでも今日はこの組み方の方がボールを受けやすい等選択肢が多い方が気持ちにゆとりが持てます。
スポーツ以外の事でも選択肢を増やす事が大事です。

まとめ

終始佐藤先生の授業では声を掛け合う事を意識した授業となっておりました。
声を掛ける時も、『教える』では無く『伝える』と表現していて、伝える時には上下関係も無く伝えやすく、伝わりやすくなるからだと仰っておりました。
授業を進める内に自然と声を掛け合える環境になり、佐藤さんが伝えたかった事をしっかりと生徒が受け止めた素敵な授業となりました。

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