元女子バレーボール選手佐藤あり紗さんによる、褒められたら誰でも嬉しい!どんどん皆で褒め合う笑顔溢れるバレーボール授業!

元女子バレーボール選手佐藤あり紗さんによる、褒められたら誰でも嬉しい!どんどん皆で褒め合う笑顔溢れるバレーボール授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、元女子バレーボール選手佐藤あり紗さんが北九州市立くきのうみ小学校にアスリーチ!

褒められたら誰でも嬉しい!皆でどんどん良い所を褒め合う笑顔溢れる授業を行いました!

訪問アスリートご紹介

佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園高校→東北福祉大→日立リバーレ→リガーレ仙台。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピック日本代表として活躍。現在はバレーボール教室やイベント出演など、普及活動や地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。

学校や地域のご紹介

令和4年に2つの学校が統合された新しい小学校です。令和6年度以降は改築した新校舎へ移転予定との事。

地域としては洞海湾、北に高塔山を臨む自然に囲まれた環境です。豊かな海と山だけでなく、子供たちの成長を見守るあたたかい土地柄、先人が築いた産業などすばらしい地域性を生かした学習に取り組んでいらっしゃるとの事でした。

講演と実技について

生徒の大きな拍手で迎えられて佐藤先生の授業が始まりました。前半は講話からスタートです。

まずは佐藤先生の選手時代のプロモーション動画を見て頂きました。
講話の時間では小学生の頃にお母さんが所属しているママさんバレーボールでプレイをした際、周りのみんなから褒められた事がうれしくてバレーボールをやろうと決めたとの事でした。「褒められたら誰でも嬉しいと思います。今日はどんどん周りの人を褒めながらバレーボールを楽しみましょう!」と仰っておりました。

講話が終わるとウォーミングアップです。左右2列になって佐藤先生の数字の掛け声に合わせて左右へ移動します。奇数だった場合は右、偶数だった場合は左へ移動するので、頭と体で反応する事が求められます。

姿勢を低くして、いつでも反応出来る様に準備します。
佐藤先生が「27!」「80!」と生徒達は機敏に反応して左右に移動致しました!

次はボール奪いゲームです。ペアになって中心にボールを置きます。佐藤先生が体の一部の声掛けをした時にはその部分を手で触れます。「ボール!」と言われたら先にボールを取れた人の勝ちです。

「頭!」「ひざの裏!」「つまさき!」「ボール!」と佐藤先生が言った瞬間に生徒達の歓声が上がりました!「やったー!」「取れなかった~!」生徒達は楽しそうに笑顔でウォーミングアップが出来ました。

次のウォーミングアップはペアになってボールを持ってない人はボールを持っている人に背中を向けます。ボールを持っている人は行くよと声を掛けてから3秒以内にボールを前に投げます。ボールを持っていない人は1バウント以内にキャッチ出来たら成功です。ここでもお互いの声掛けが大事になってきます。

「いくよ~!」と声掛けしてからボールを投げます。ボールをキャッチするコツは姿勢を低く少しアゴを上げて上を見ている事です。ボールが見えた瞬間に走り出す瞬発力が養われます。

ウォーミングアップ最後はビンゴゲームです。縦横斜めどこでも1列が出来たら勝ちとなります。チーム対抗戦なのでチームワークが非常に重要となってきます。

佐藤先生も「ただビンゴを目指すだけでなく、声を掛け合う事が大事です。ボールを持っていない人が積極的にナビゲートして上げる事が勝利のカギになります。」と仰っておりました。

ウォーミングアップが終わりバレーボールの練習に移ります。最初は動画で佐藤先生のポジション『リベロ』の方が得意な技『パンケーキ』です。ペアになって交互に練習します。

お互い自然と「いくよ!」「OK!」と声を掛け合いながら練習している姿が印象的でした。
上手く出来た時は「今の良かった!」上手くいかない時も「指に力を入れたらいいと思うよ」とアドバイスを伝えておりました。

その後はトス・レシーブ・パス・スパイクの練習をしました!
生徒全員で褒め合い、笑顔で楽しい充実した授業となりました。

アスリートから児童へのメッセージ

教えるのでは無く伝えると言う事が大事です。

今日一日を通して皆で声を掛け合いましたが、相手にお話しする時は『教える』のでは無くて『伝える』と言う事が大事です。相手に伝える場合は上下関係も無く相手に伝えやすくなります。

逆に聞く側も相手が話している時に頷く事や返事等のリアクションをする事で話している側も話しやすくなります。お互いが良い雰囲気を作り出す事が出来ます。
これから先チームとして活動する際に役立つと思いますので是非活用してください。

まとめ

授業の始めから佐藤さんのコンセプトとして込められた声掛けが徐々に浸透していき、実技の最後では率先して生徒達から相手を褒める、伝える言葉が自然と増えている場面が多くありました。佐藤さんの思いがリーチした特別授業となりました!

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