オリパラおじさん(校長先生)の影響でみんなオリンピック大好き。ヒントいっぱいの千葉真子さんの走り方教室

オリパラおじさん(校長先生)の影響でみんなオリンピック大好き。ヒントいっぱいの千葉真子さんの走り方教室

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月16日、元オリンピック女子マラソン代表・千葉真子さんが、兵庫県の小野市立中番小学校にアスリーチ!
走り方のコツを学ぶ体育授業を行いました。

オリパラおじさんに扮した校長先生はオリンピックが大好き。玄関を入ってすぐのスペースにたくさんのオリンピック関連の品々がディスプレイされています。日頃からオリンピックの話を折に触れ耳にしている生徒さんたちは千葉さんの授業をとても喜んでくれました。

訪問アスリートご紹介

千葉真子さん。京都府宇治市出身。アトランタ五輪・10000m第五位、アテネ世界陸上・10000m銅メダル、北海道マラソン優勝、パリ世界陸上・マラソン銅メダル、団体優勝など、輝かしい成績保持者。世界陸上のトラックとマラソン両方でメダルを獲得した世界初のアスリート。

学校や地域のご紹介

明治26年に中番小学校として開校。JR加古川線河合西駅から6キロほどのどかな山あいにあります。
校訓は「輝け 未来へ 中番小」
北播駅伝で7連覇したこともあり、マラソンは身近な競技です。
中番小学校の生徒さんたちはどんなことにも前向きに一生懸命取り組みます。

実技と講話の授業

千葉さんの入場を、花道を作って出迎えてくれた4年生の生徒さん。温かい気持ちが伝わります。
千葉さんが持参してくれたオリンピックのメダルを見せてもらい、自己紹介をきいたあと、ストレッチ、グーパージャンプ、ジョギングで体をほぐしていきます。

長距離走のコツとして、姿勢をまっすぐ保つこと、手を小さくコンパクトに振ること、前に出す足と手を交互にすることを教えてもらいました。

教えてもらったことをすぐに実践してみるためにダッシュを数本走って確認します。

最後に2チームに分かれてケンケンリレーを2回実施しました。1回目が終わった時点で作戦タイムをとりました。

どんなことを話し合ったのか聞いてみると「つま先から足を床に付けることを意識して衝撃を吸収することをイメージしてみた」「走るのが苦手な子をカバーできるような走り順に変更してみた」とみんな自分たちで一生懸命考えて最後のリレーに臨んでくれました。
すごい接戦で大盛り上がりでした。

アスリートから児童生徒へメッセージ

継続は力なり

自分も最初からすべてうまくできたわけではなく、悔しい思いやさぼりたい気持ちになったことはあります。そういう心の弱さは誰にでもあると思います。それでも私はあきらめずにどうすればうまくいくのが考えながら取り組みました。

続けるということから学ぶことはたくさんあります。そしてみんなにも自分で考えながら行動することの重要さに気付いてほしいと思います。

プラス思考で!

うまくいかないときに自分のことをダメだ、どうせ私は、とネガティブに考えるのではなく、きっとうまくいく!と自分のことを信じて大切に思ってほしいです。その方が本当にうまくいくからです。そうやって自分のことを大切にする気持ちと同じように周りの人のことも大切に考えてみましょう。

授業のまとめ

千葉さんの講話の授業を真剣な表情で聞いていた生徒さんからはたくさんの質問があがりました。千葉さんに「みなさんは今の時点で夢はありますか?」と聞かれるとたくさんの将来の夢を話してくれました。みんなのきらきらした目がとても印象的でした。

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