「小さな目標を立ててコツコツと積み重ねよう」車いす陸上100m日本記録保持者・新田恵子さんの特別授業

「小さな目標を立ててコツコツと積み重ねよう」車いす陸上100m日本記録保持者・新田恵子さんの特別授業

アスリート学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、車いす陸上100m日本記録保持者の新田恵子さんが広島県・広島市立沼田高等学校にアスリーチ!
自身の経験を踏まえ、壁にぶつかったときどう乗り越えたのかについて伝えました。


授業に参加したのは、広島市立沼田高校の体育コースで学ぶ高校1~3年生の生徒たちです。
はじめに車いす陸上について映像を交えながら学びます。男子の世界記録で健常者と車いす陸上を比較すると、400mではタイムに大きな差はないものの、フルマラソンでは43分も車いす陸上のほうが速いことを知りました。


その後、生徒たちは実際に車いすを体験。チーム対抗でリレーをして盛り上がったり、陸上競技用の「レーサー」という車いすを体験しました。想像以上に腕の力を使う上、進行方向を自在に操ることに苦戦しながらも、楽しんで挑戦していました。


新田さんは現役時代、何度も手術を経験し、選手として復帰できるよう乗り越えてきました。その経験を踏まえ生徒たちに、「困難な状況から脱するためには、小さな目標を立ててコツコツと積み重ねること」が大切だと伝え、「失敗を恐れず挑戦してほしい」とエールを送りました。

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