物事は丁寧に!!元プロ野球選手「嶋田信敏」さんによる特別授業

物事は丁寧に!!元プロ野球選手「嶋田信敏」さんによる特別授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
1月18日元プロ野球選手「嶋田信敏」さんが神戸市名倉学校6年生31名にアスリーチ!

訪問アスリートご紹介

嶋田信敏さん。
ドラフト外から日本ハムファイターズに入団。現役16年間と1軍、2軍コーチを務める。野球解説者、大学での監督など幅広い分野で活躍。

学校や地域のご紹介

神戸電鉄有馬線長田駅から徒歩10分の場所にある名倉小学校。六甲山西部の丘陵地帯にあり坂の多い街で学校も坂の中腹に位置しています。神戸市では珍しい上履きに履き替える学校です。
※神戸市の公立小中学校の9割は土足のまま校内、教室へ入ります。

講話と実技

まずは教室で講話からスタートです。
教室に入ると児童から「のぶちゃーん!!」嶋田さんからは笑みが溢れます。それもそのはず、授業が始まる前に控室で児童たちと作戦を立てていました。先生は焦ったかもしれませんが、嶋田さんと児童は作戦どおり!と笑っていました。笑いに包まれた雰囲気で始まった講和の時間ですが自己紹介からプロになるまで、なってからの話に進んでいくと児童たちは真剣に話を聞き入っていす。
そして質問コーナーに移ります。なかなか手が上がりません。「積極的でない所が皆さんの今の課題です。せっかくのチャンスを逃さないでください」先生からの言葉がありましたが実技の時間に爆発します。

軽いランニングからスタート。そしてストレッチ。股関節、アキレス腱などを十分に伸ばしていきます。次はスキップ。大きく腕を振って、後ろ向きで、ひねりを加えたりとさまざまなスキップをしていきます。

最後に同時に腕の動きを加えたスキップ。前・横・上・下複雑な動きです。器用にこなしている児童もいれば、なかなかうまくできない児童もいました。その時周りの友人たちが声を掛け合い盛り上げみんなで成功しようという一体感がそこにはありました。

ついに野球です。児童の中で野球が密かなブームとなっていたようで今日のメインイベントでした。怪我・事故のない様にソフトボール、プラスチックバットを使った形です。特別ルールで児童たちは経験済みのようで楽しく打って、投げて、走って、歓声が止みません。ついに嶋田さんがバッティングティーを使って見本を見せます。打球速度に「すげー!!」「おー!!」歓声が上がります。
最後にバッティング指導に移ります。全員には無理だったので「やりたい人手を上げて」「はーい!はい!はい!」積極的に嶋田さんへ自分をアピールしています。最初はバッティングティーを使っていたのですが嶋田さんも熱が入りトスを上げての形になりました。少しコツで打球が代わり児童も自信に満ち溢れた表情に変化していきました。

アスリートからのメッセージ

物事は丁寧に!

素振りを10回考えながら丁寧に振るのと、適当に100回振るのでは全く違う。回数ではなく丁寧にやることに結果はついてきます。それを毎日続け少しづつ回数を増やしていってください。

夢を目標に変えよう

今は漠然としていても近い将来「何歳にはこうなっている」と言うような目標に変えてください。

授業まとめ

講和の時、先生から積極的にと言葉がありましたが、最後は積極的に手を上げている姿に変化を感じました。下校時間となり控室に挨拶をしてから帰っていく児童に嶋田さんも感心していました。

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