陸上競技・平塚潤さんによる授業!「継続することの大切さ」と「正しい走り方」を学びました

陸上競技・平塚潤さんによる授業!「継続することの大切さ」と「正しい走り方」を学びました

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』
2024年1月25日(木)、アジア大会陸上競技10000m銀メダリストの平塚潤さんが、徳島県立鳴門渦潮高等学校で体育の授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

平塚潤さん。
茨城県出身。高校一年生から陸上競技をはじめ、日本体育大学では箱根駅伝で活躍。
1993年世界陸上10000m日本代表。1994年アジア大会銀メダル。
2001年から2009年まで城西大学の監督を務めチームを箱根駅伝出場へと導く。
現在は、城西大学経営学部准教授。

学校や地域のご紹介

徳島駅から電車で約40分。
鳴門市・撫養(むや)駅が最寄り駅の学校です。
徳島県下で最も多い系列を持つ「総合学科」と徳島県初となる「スポーツ科学科」があります。
とにかく施設が充実していて素晴らしい!の一言でした。
最高の環境下で、スポーツ科学科の生徒さんに授業を行いました。

講話と実技の授業

講義は、スライドを使い、競技人生を振り返りながら語ってくださいました。
中学生の時は野球部に所属し、将来プロ野球選手になることを夢見ていましたが、レギュラーポジションを獲得できず挫折。
中学校の先生からの勧めもあり高校から陸上競技を始め日本一に。
「人とは違う努力を継続してすれば人は変われる」と子供たちに話しかけました。

社会人でプロ選手となり「自分は心が弱いから」と、3年間頑張って日本代表になれなかったら「競技から引退する」と監督に公言し、自らにプレッシャーをかけたそうです。
そして見事世界陸上日本代表、翌年にはアジア大会で銀メダル獲得。
「自らの覚悟を言葉にすることが大事です」と平塚さん。

オリンピック出場への2度のチャレンジはそれぞれわずか4秒差、1秒差で逃し、「4年間必死に頑張ってきたからこそ、ホテルの部屋で一晩中涙した」エピソードも交えたお話に生徒は聞き入っていました。

休憩を挟んだ次の授業は体育館での「正しい走り方教室」。高校生ということでウォーミングアップのあとは早速実践!さすがスポーツを専攻するみなさん!どんどん走り方が変わっていきました。

先生からも「走ることはすべてに共通しているのでしっかりやるように」とお話があり、気合が見て取れました。

アスリートから鳴門渦潮高校の生徒へメッセージ

他の人とは違う努力を継続してやれば変われる

高校生時代は片道20km自転車で毎日通学しました。
陸上競技の練習もしながら3年間それをやり遂げました。筋力もつき、心肺機能も高まったのも事実ですが、一番は得たものは自信がついたことです。
何かに興味を持ちそれをやり遂げようと思ったとき、「人とは少し違う努力を続けていけば自分は変われる。
成長できる」と思って頑張ってください。

授業のまとめ

講義では「運動することの大切さ、継続することの大切さ」を、実技の授業では「正しい走り方」を伝授していただきました。
スポーツ大好きなみなさんと終始笑顔あふれる授業となりました。

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