全力で楽しむ!北京オリンピックソフトボール金メダリスト馬渕さんによる貴重な授業!

全力で楽しむ!北京オリンピックソフトボール金メダリスト馬渕さんによる貴重な授業!

長崎市立大浦小学校の5・6年生の計129名に迎えられた馬渕さん。オリンピック金メダリストやってくるということで、生徒も、先生方も、楽しみに、生き生きとした笑顔が絶えないあっという間の2時間となりました。

訪問アスリートご紹介

馬渕智子さん。愛知県名古屋市出身。元ソフトボール選手。右投げ左打ち。

北京オリンピック金メダル、アジア大会金メダル、日本一部リーグベストナインなど、チームとしても個人としても数々のタイトルを獲得。現在は、各地でソフトボール教室や講演など、ソフトボールに関する活動を行っています。

学校や地域のご紹介

長崎市の観光名所である、グラバー園や大浦天主堂など歴史的建造物が周辺にあり、歴史やその背景に身近に触れることができるエリアにある長崎市立大浦小学校に馬渕さんと共にお邪魔させていただきました。まさに長崎市らしい風景や、坂の上に家々が並ぶ特徴的な景観に馬渕さんもとっても驚いた様子でした。

実技と講話の授業

129名の大きな拍手に迎えられ、登場された馬渕さん。生徒代表から一言元気な挨拶をいただき授業がスタートしました。まずはスクリーンを使って自己紹介を行いました。北京オリンピックでの実際の映像を見て生徒たちも大興奮。1番盛り上がったのは馬渕さんのホームランのシーンでした!

自己紹介が一通り終わると早速実技に移ります。まずは、じゃんけんで勝ったら先のゾーンに進めるゲームで体をほぐしていきます。そして、準備体操では、現役時代に行っていたメニューを混ぜながら進めていきます。馬渕さんが上に手を上げたら、ジャンプ、下に下げると、しゃがんで、左右は体を捻るというメニューです。最初はゆっくりのスピードで行いましたが、それでも生徒たちにとっては早かったようで、「あわわ」と戸惑いながらも盛り上がりました!しかし馬渕さんはまだまだスピードアップし、楽しい授業の幕開けにふさわしい準備運動となりました。

準備運動が終了すると、次は2人1組で、ボールを使ってのトレーニングです。
体を使うだけではなく、頭、そして耳でしっかりと聞いて、反応速度を競います。

そしていよいよ、ティーバッティングなどのトレーニングへと移ります。左打ちは左手が上、右打ちは右手が上とまずはバットの持ち方からレクチャーを行い、馬渕さんがお手本を見せた後、実際に打っていきます。

半分にわかれ、片方が打つとき、片方はボールを拾います。生徒たちは、待ち時間の間もしっかり話を聞いたり、素早く交代したりなど、みんなで楽しみながら効率よくトレーニングができました。

馬渕さんは、「変なところ見ていたら打てないよ。しっかりボールを最後まで見て打つことがコツだよ!頭の位置はブレないように」と生徒たちにアドバイス。生徒たちもアドバイス通り練習を行い、どんどん上達していきます。

そして、最後は質疑応答の時間と、なんと馬渕さんの北京オリンピックの金メダルの実物を手にとって触れる機会をいただきました。実物を見て触れた生徒たちは本当に感動した様子。その後も馬渕さんの講話に一生懸命耳を傾けていました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

伝えたこと①

全力でチャレンジして全力で楽しむこと。
できなくてもいいからチャレンジすることが大切です。その中で楽しむこと。
失敗を恐れていては楽しむことができません。何事でも全力でやってみること、そして、同じ時間を過ごすのなら、マイナスな言葉、姿勢ではなく、楽しみながらポジティブな言葉を意識してチャレンジして欲しいと伝えます。

伝えたこと②

みんなで協力すること。
人は1人で生きて行けません。だからこそみんなで助け合っていかなければいけません。協力して何かを成し遂げた時の達成感は、言葉に表せません。今日も準備や片付けなどもみんなで協力してくれていた、その行動が大切だと伝えます。

授業のまとめ

オリンピック金メダリストと触れ合う機会は誰もが経験できることではありません。初めは少し大人しかった生徒たちは明るい馬渕さんにつられ、次第に笑顔が増えていきました。心のこもった馬渕さんのメッセージをいただいた今日の授業が何かにチャレンジしてみるきっかけになると良いですね。オリンピックメダリストからの生の声を聞き、貴重な経験ができた、最高の授業となりました。

馬渕さんから学校へ、サインのプレゼント

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