全力で楽しむ!を合言葉に!北京オリンピックソフトボール金メダリスト馬渕さんによる熱血授業!
佐世保市立三川内中学校の1年生の計23名に迎えられた馬渕さん。オリンピック金メダリストの授業ということもあり、生徒たちはもちろんのこと、先生方にもしっかりと準備をいただき、充実した貴重な2時間となりました。
目次
訪問アスリートご紹介
馬渕智子さん。愛知県名古屋市出身。元ソフトボール選手。右投げ左打ち。北京オリンピック金メダル、アジア大会金メダル、日本一部リーグベンストナインなど、チームとしても個人としても数々のタイトルを獲得。現在は、各地でソフトボール教室や講演などソフトボールに関する活動を行っています。
学校や地域のご紹介
国の伝統工芸品である、「みかわち焼」が有名な、佐世保市東部の三川内地区にあリリ、70年以上の歴史を誇る、佐世保市立三川内中学校。
学校の近くを流れる小森川に沿って、20万本ものコスモスが植えられており、秋は見応えも抜群、自然豊かな場所にあります。そんな三川内中学校の校訓は「誠実、健康」です。生徒たちのきびきびとした行動、そして元気な挨拶がとても印象的でした。
※秋のコスモスの様子
実技と講話の授業
地元のテレビ佐世保さんの取材も行われる中で、先生の「回れ右」の合図で1年生23名が息のあった動きと大きな掛け声と共に回れ右を行い、馬渕さんを大きな拍手で迎えました。息のあった集団行動で迎えられた馬渕さんも驚いた様子で、つられるように、笑顔で元気に登場されました!
まずは、オリンピックの映像を見てもらいながら、自己紹介からスタート。開会式の様子や、馬渕さんのホームランの映像では大きな拍手が沸き起こりました。
その後は、早速、準備運動で体を動かしていきます。じゃんけんを取り入れたゲームからスタート。2人組で、じゃんけんを行い、勝ったら次のゾーンへ。負ければスタート地点へ。早く1周できた人が優勝というゲーム。その次はルールを逆にし、負けたら進めるという展開にも生徒たちは大盛り上がりで取り組んでいきます。
次は頭と耳を使った運動です。2人1組となり、真ん中にボールを置きます。ステージにいらっしゃる馬渕さんが指示した体の部位をタッチします。体の部位とは関係ない指示の時は、相手よりも早くボールを取ると勝ち。というゲームです。1対1ということもあり目の前の相手には絶対負けないぞという気迫でみんな一生懸命、楽しみながら取り組みました。
その後は、柔らかいボールを使って実技の練習に移ります。
上にボールを投げキャッチをします。「腕を伸ばしたままキャッチすると弾いちゃうので、なるべく体の近くで膝と肘をクッションに」と馬渕さんからのアドバイス。その後いくつかボールを使った運動を行い、生徒たち一生懸命チャレンジをしていき、どんどん上達していきます。馬渕さんも一人一人にアドバイスをしながらも、「失敗してもいいから全力でやるんだよ!」と声をかけていたのが印象的でした。
次はバッティングの練習を2チームに別れて行いました。
その流れで最後にはゲーム形式で、実際に試合まで行いました!
最初は打てなかったボールが、段々と前に飛ぶようになり、そして、試合ではホームランを打つ子も。実際に上達をしていく様子に、馬渕さんも生徒も、とっても嬉しそうな様子でした。
その後、講話に移り質疑応答の時間へ、そしてその間にも馬渕さんから北京オリンピックの金メダルの実物を手にとって触れる機会をいただきました。実物を見て触れた生徒たちも先生も、「重たい〜」「ドキドキする〜」など、大興奮!
アスリートから児童生徒へメッセージ
伝えたこと①
言葉の力の大きさについて、ネガティブな言葉を言ったり、文句を言ったりすると、結局その言葉って自分が1番聞いている。そうなると、いろんなこと楽しめなくなったり、人の嫌なところを探してしまったり。どんどん思考がネガティブになっていきます。
これって日々の積み重ね、まずは「ポジティブ」な言葉、考え方で、前向きな言葉、明るい言葉を発するようにすると、どんどん行動や姿勢、考え方がポジティブに変わってくる!と、馬渕さんは熱意を持って伝えられておりました。
授業のまとめ
終始元気で溌剌としていた三川内中学校の生徒たち。オリンピック金メダリストと触れ合うという誰もが羨む経験をすることができました。馬渕さんの明るい性格と、発する言葉が生徒たちに良い影響を与えていたと思います。
最後にお伝えいただいた、「言葉の力」は生徒だけでなく、先生や保護者の方々も沢山頷いておられました。
終了後、馬渕さんによるプチサイン会&握手会
ソフトボール長崎県選抜の2人ともパシャリ