パリ・パラリンピック出場を目指す視覚障がい者柔道・田中司さんによるチャレンジの大切さを伝える授業!

パリ・パラリンピック出場を目指す視覚障がい者柔道・田中司さんによるチャレンジの大切さを伝える授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、視覚障がい者柔道・田中司選手が徳島県・三好市立東祖谷中学校にアスリーチ!
生徒たちにチャレンジ、気づきの大切さを伝えました!

県道から約40分。山を抜けた谷を越えると東祖谷中学校はあります。ホテルのような、きれいな木造建築の学校。当日は雪も舞い散り、幻想的でした。


今回は中学生5名が参加。野球で甲子園を目指していた矢先、難病のレーベル病を発症。5年後、10年後の未来を考える日々。でもやっぱりスポーツが好きで続けることを決意。鍼灸治療に行った際に相撲部屋の親方と出会い、相撲の道へ。その後、入院先でパラスポーツを知り、新たな夢が出来、柔道の道へ。夢を叶えるために何をするべきか考えることが必要、夢は1人の力では叶えることが出来ない。みんなの応援や協力が不可欠、と教わりました。


実技では、5人中4人が柔道部ということもあり、田中さんもスイッチが入り、本気の柔道授業となりました。すり足で早く横移動、前後移動。そして犬の恰好をした鬼ごっこ、下半身を鍛えます。田中さんも生徒たちも大汗をかきながら一生懸命取り組んでいます。乱取りでも一切手抜き無し。とても見応えのある授業となりました。

帯やタオルを目の上に巻き、視覚障がい体験。生徒たちからは、「相手がどこから来るのかわからない、怖い、距離感がつかみづらいづらい」などの意見が。


「どんなことでもまずはチャレンジ。やってみたら、自分でメインでやっているものと合わせ、あ~そういうことかと気づけることが必ずある。どんどんやってほしい!」とエールをもらいました。

帰りの際には、授業を受けていなかった小学生もお見送りに来てくれました!

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