全校生徒でバレーボールの授業にチャレンジ!90人全員がレシーブ挑戦

全校生徒でバレーボールの授業にチャレンジ!90人全員がレシーブ挑戦

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月18日、リオデジャネイロオリンピックバレー女子代表・佐藤あり紗さんが、新潟県佐渡市の畑野中学校にアスリーチ!
体と頭を使った準備運動とバレーボールの体育授業を行いました。

最初の1時間は全校生徒約90名での授業、後半1時間は3年生に向けた踏み込んだバレー指導となりました。

訪問アスリートご紹介

佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園高等学校では春高バレーやインターハイに出場しました。東北福祉大バレー部でライトプレーヤーからリベロに転向。日立リヴァーレ時代はサーブレシーブ賞やベストリベロ賞などさまざまな賞を獲得しました。主将を務めた日立リヴァーレからリガーレ仙台へと移籍してからは引退まで同チームの監督も兼任。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピック日本代表として活躍した佐藤さんですが、現在はバレーボール教室やイベント出演など、普及活動や地元を盛り上げる地域活動などを精力的に行っています。

学校や地域のご紹介

畑野中学校は佐渡島の中央に位置する比較的人数の多い中学校です。女子バレー部があるのでアスリーチのバレー授業を楽しみにしていたとのこと。「一度アスリーチ授業を申し込んで落選したのですが、繰り上げで選ばれて、来てもらえることになったんです」と嬉しそうに話してくださった先生の熱意がとても印象的でした。

実技と講話の授業

佐藤あり紗さんからは、バレーをするうえで大切にしていることを全校生徒に話してもらいました。「バレーは球技の中でも唯一ボールを落としてはいけないスポーツ。だから仲間と仲良くなるためのコミュニケーションをとることが大切」とのこと。

このお話を意識して、学年ごとに円陣を作ってパス練習をしました。コミュニケーションをとる手段のひとつとして、パスをする相手の名前を呼んでからプレーしました。

佐藤さんのレシーブを受けてみたい人を尋ねると全員が希望し、果敢にチャレンジしました。
後半は3年生31名で、一歩踏み込んだバレーの技術を磨く授業を実施。上からボールを巻き込むようにスパイクを打つコツなどを教わりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

勇気を出して口に出してみよう

自分の夢や希望を口に出すことは勇気が必要ですね。でも口に出すと周りの人にも夢を知ってもらえるので応援されたり、力になってもらえたりすることがあります。自分自身も人の夢を応援できる人になってほしいと思います。

授業のまとめ

授業で教わったことをすぐに実践して、お互いのプレーをほめたり、仲良くフォローしたりしながらバレーを楽しんだ生徒たち。2つのチームに分かれて行った試合も白熱しました。普段の学校生活でもお互いを思いやる気持ちを忘れずに、いろいろなことにチャレンジできるパワーをもらえた授業となりました。

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