パス、レシーブ、スパイク、サーブの基本を押さえて、元Vリーガー大山未希さんから思いやりのあるバレーを学ぶ授業

パス、レシーブ、スパイク、サーブの基本を押さえて、元Vリーガー大山未希さんから思いやりのあるバレーを学ぶ授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月31日、Vリーグの名門 東レ・アローズで活躍されVリーグ三連覇を達成された大山未希さんが、新潟県糸魚川市の糸魚川高校にアスリーチ!
バレーボールの体育授業を行いました。

2年生の男子生徒25名での授業を実施予定でしたが、男女一緒に楽しめると思うのでやってみましょうという大山さんの提案で急遽1クラス全員36名での授業となりました。
最後のチーム対抗の試合では楽しみながらも勝利目指して力を合わせ、盛り上がりました。

訪問アスリートご紹介

大山未希さん。東京都出身。
小学校からバレーボールを始め、全国大会2連覇。成徳学園中学校、下北沢成徳高校でも全国制覇。Vリーグ東レアローズではVリーグ3連覇などこれまで19回日本一に輝く。

またユース日本代表としてアジアユース選手権、世界ユース選手権などで活躍。現在はマンツーマンレッスンや教室など、バレーボールの普及活動を行っています。

学校や地域のご紹介

創立116年の歴史を持つ伝統校。上越新幹線・糸魚川駅から日本海ひすいラインで1駅、2年前に開業したばかりのえちご押上ひすい海岸駅から徒歩13分の場所にあります。

校章は江戸時代糸魚川藩松平家の丸に三つ葵。歴史を感じます。勤倹力行を校是に学習や部活に取り組んでいます。

実技と講話の授業

大山さんの経歴を簡単に紹介してもらった後、すぐにボールを使って基礎練習。ボールを上に投げてキャッチするまでの間に頭・肩・膝・足先をタッチ。

ボールを背後でキャッチ。両手にボールをひとつずつ持って2つ一緒に投げてキャッチ。2人で向かい合ってひとりがボールを持っている上に手をかざし、相手が離した瞬間に下でキャッチ。

次に2人で向き合いボールをパスしながらもうひとつのボールは下で転がし、こちらも相手と交互に行き来。
どの動きも機敏さと視野の広さが求められ、楽しみながら体の動かし方を身につけていくことができます。

アスリートから児童生徒へメッセージ

相手を思いやる心を大切に

バレーボールのパスをつなぐときに大切なことは、相手のことを思いやる気持ちです。相手の様子を見て、取りやすいようにという気持ちを込めてパスするとその気持ちがボールに伝わります。「ナイスファイト!」「惜しい!」と声を掛け合うことで気持ちもボールもつなぐことができます。

自分の居場所を増やそう

小学生のころ、やっかみから女子生徒に無視されたことがありました。でも自分にはバレーの練習仲間という学校とは違う場所での大切な友達がいました。

そしてバレーで勝つという大きな目標があったのでつらくありませんでした。みんなにも自分の目標やいくつかの居場所を作ってほしいです。
また中高時代の友達は大人になっても続く仲間なので大切にしてほしいです。

授業のまとめ

少し恥ずかしそうな様子の高校2年生の生徒たち。でも大山さんの的確な指示や声掛けでどんどん積極的になっていき、チームに分かれて行ったパスが何回続くかという競争やバレーの試合ではお互いに声を掛け合いながらとても上手に、そして楽しそうに取り組むことができました。

今日の経験を活かしてさらに人に対する思いやりを大切にできるようになってほしいですね。

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