友達に優しく、人に優しく!元デフリンピック金メダリスト・髙田裕士さんによるハードルを越える授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、元デフリンピック金メダリスト・髙田裕士さんが三重県・伊賀市立島ヶ原小学校にアスリーチ!
今年日本で開催されるデフリンピックについてや、ハードルの飛び方などの授業を行いました。
今年、2025年は日本でデフリンピックが開催される年。
今回訪問した伊賀市では、全小学校の4年生を対象に、手話を学ぶ授業が行われているとのこと。
まさにタイムリーな訪問となりました。
講義の時間では、手話を用いて“耳が聞こえないとはどういうことか?”を児童たちに解説。
全く聞こえない人ももちろんいるが、音としては聞こえていても、ノイズだらけだったり、雑音としてしか認識できなかったりする人もいるそう。
実技の前に、スタートランプを体験してもらいました。
聴覚障害の人がスタートする際に使用するこのランプ。
見る機会すら限られているとても貴重な体験となりました。
実技に移り、走り方やハードルの飛び方などをレクチャー。
ポイントは、踏み切りを早くすること。
ハードルの直前で踏み込んでしまうと、距離がない分高く飛ぶ必要が出てしまう。
逆に手前側で踏み込むと、速度を落とさず超えられると指導しました。
耳が聞こえないというハンデを背負いながら、目標を立て、歩き続けてきた髙田さん。
最後に子供たちへ、“障碍者だから優しくするのではなく、人に優しく、友達に優しくしてあげてほしい”と伝えて終了しました。