ボールと仲良くなるトレーニングを学んで円陣パスが続く回数を競争、楽しいバレーボール授業

ボールと仲良くなるトレーニングを学んで円陣パスが続く回数を競争、楽しいバレーボール授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月01日、Vリーグの名門 東レ・アローズで活躍されVリーグ三連覇を達成された大山未希さんが、新潟県糸魚川市の糸魚川小学校にアスリーチ!
バレーボールの体育授業を行いました。
64名の元気な6年生の笑顔あふれる活気ある時間となりました。

訪問アスリートご紹介

大山未希さん。東京都出身。
小学校からバレーボールを始め、全国大会2連覇。成徳学園中学校、下北沢成徳高校でも全国制覇。Vリーグ東レアローズではVリーグ3連覇などこれまで19回日本一に輝く。

またユース日本代表としてアジアユース選手権、世界ユース選手権などで活躍。現在はマンツーマンレッスンや教室など、バレーボールの普及活動を行っています。

学校や地域のご紹介

糸魚川駅からとても近い交通の便のいい場所にあります。平成25年4月から今井小学校と統合し、綺麗で広々とした校舎で、生徒一人ひとりの居心地の良い場所となるよう取り組まれています。

実技と講話の授業

最初に大山さんから自己紹介してもらい、ボールと仲良くなれるトレーニングに取り組みました。
ボールを真上に投げてキャッチすることが大切なので、真上に投げてキャッチするまでに手を10回たたく練習、真上に投げて背面で取る練習からスタート。パチパチ急いで手をたたく音が体育館に響きます。

次に向かい合った立った2人の、ひとりが持ったボールの上にもうひとりが手をかざし、ボールが放された瞬間に床に着く前にキャッチするという瞬発性を養う練習にも取り組みました。

みんなに推薦され、学年で一番運動が得意という生徒さんが大山さんと2人組になってチャレンジ。見事にボールをキャッチしてくれました。

チームを作って1列になり、みんなでボールを頭の上から後ろまで運ぶムカデレースも行い、チームの結束を養いました。
後半はアンダーパスやオーバーパスも教えてもらい、8人ずつの円陣を作って何回続くか競争しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

仲間を大切に、力を合わせる大切さ

私は何より大切なのは同じ目標に向けて頑張ってきた仲間だと思います。そういう仲間は困ったときやつらいときに支えになってくれます。みんなにもぜひそんな仲間を作ってほしいと思います。

目標は大きなものでも小さなものでも構いません。力を合わせる大切さを実感できれば社会にでたときの協調性も学べるし、必ず人生の役に立つと思います。

授業のまとめ

最後の質疑応答の時間には生徒さんからたくさんの質問があがり、一つひとつ丁寧に答えてくれた大山さん。

「チームの仲間と喧嘩したことはありますか?」という質問に「必死な思いを伝えるときに言い合いになることはありました。大事なことはそれが意味のある言い合いなのか、相手の気持ちを考えられているか、ということだと思います」と答えられました。

真剣なお話に糸魚川小学校の生徒さんもうなずきながら耳を傾けてくれました。
バレーボールだけでなく、普段の生活や友達との関係にも役立つ、心に残る授業となりました。

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