1年生から6年生までみんな前向き、積極的!元オリンピック代表佐藤あり紗さんの強打アタックに全員トライ
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月6日、リオデジャネイロオリンピックバレー女子代表・佐藤あり紗さんが、茨城県日立市の東小沢小学校にアスリーチ!
バレーボールの体育授業を行いました。
東小沢小学校は1年生から6年生まで全員で10名の小規模校。来年度からはお隣の小学校と併合することが決まっています。インフルエンザで欠席の生徒さんがいたことはとても残念でしたがアットホームな雰囲気の中、とても楽しくて前向きな授業となりました。
目次
訪問アスリートご紹介
佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園高校→東北福祉大→日立リバーレ→リガーレ仙台。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピック日本代表として活躍。現在はバレーボール教室やイベント出演など、普及活動や地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。
学校や地域のご紹介
常磐線大甕駅から車で15分ほどの自然あふれる中にある東小沢小学校。1年生、2年生がひとりずつ、4年生が4人、5年生、6年生が2人ずつの計10人。2学年一緒のクラスで学んでいる複式学級です。来年度にはお隣の坂本小学校と統合が決まっています。
小規模校ならではの特性を生かし、先生方の手厚い支援を受け、生徒たちはのびのび学校生活をエンジョイ。最後の運動会は地元の方々や卒業生も集まり、総勢250名もの人が参加する盛大なものとなりました。
実技と講話の授業
「子供たちも今日の授業をとても楽しみしていました。女の子2人はバレーボールクラブに入っていることもあり、特に指導を熱望しています」という校長先生のお言葉どおり、最初から最後まで生徒たちは熱心に授業に参加。
簡単な佐藤あり紗さんの紹介のあと、これまでの活躍をビデオにまとめたものをみんなで視聴。ぐっと心を掴まれます。そこからまずはウォーミングアップで2人1組になってじゃんけん鬼ごっこ。俊敏な動きが求められます。
次は2人が同じ方向を向き、後ろの生徒が前に高く投げたボールをノーバウンドでキャッチするゲーム。前の生徒はすぐに動き出せるようにレシーブの体勢で身構えます。バレー経験者の2人がお手本を見せてくれました。
アンダーパスの練習も、手の組み方を習い、とても上達しました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
声を掛け合おう
みんなの前で話をするのは緊張すると思うけど、周りの人がちゃんと聞く態度をとってくれたり、うなずいたり、返事をしてくれたりするとすごくリラックスできると思います。
みんなも人の話を聞くときには自分が話すときのことを考えて、話しやすい雰囲気を作ってあげてください。思いやりの気持ちをもつことはどんな時でも大切なことです。
自分の気持ちを言葉にしてみよう
自分の夢や希望はどんどん言葉にしてみましょう。そうすることで周りの人に支えてもらったり、共感してもらったりすることができます。心の中で思っていることを口に出して、努力をして、どんどんかなえていってほしいと思います。
授業のまとめ
最後は佐藤あり紗さんの強打アタックを希望者がレシーブすることになりましたが、結局全員がチャレンジ。好奇心旺盛で前向きな姿が見られました。また佐藤さんが1人1人に発言の機会を作り、生徒たちは皆の前で自分の意見や考えを伝えることもできるようになりました。
授業後も質問が殺到し、とても楽しい授業となりました。みんなで校門までお見送りをしてくれ、素直で優しい姿が心に残りました。