ソフトボール元日本代表山根佐由里さんから3つのメッセージ。5年生も6年生もバッティング対決で大歓声!

ソフトボール元日本代表山根佐由里さんから3つのメッセージ。5年生も6年生もバッティング対決で大歓声!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月14日、ソフトボール・世界選手権元日本代表の山根佐由里さんが、鹿児島県の面縄小学校にアスリーチ!
ソフトボールの体育授業を行いました。
6年生17名が参加予定でしたが最後は5年生も飛び入り!
バッター対決では先生も参加し、終始笑顔の楽しい授業となりました。

訪問アスリートご紹介

山根佐由里さん、三重県度会町出身。
宇治山田商業高からソフトボール女子日本リーグのレオパレス21、トヨタ自動車で投手として活躍。トヨタ自動車では、2011年から16年までの5年間でリーグ記録の42連勝を打ち立て、2014年には最優秀投手賞を受賞。2010年、2014年、2016年と3度の世界選手権出場。
2017年限りで現役を引退し、現在はトヨタ社員として勤務をしながら、ソフトボールの普及活動、解説や指導、ソフトボール教室などで活躍しています。

学校や地域のご紹介

鹿児島空港から飛行機で約1時間の徳之島にある伊仙町立面縄小学校。明治29年に尋常小学校として創立され、昭和23年から今の面縄小学校と改称されました。
明るく開放的な校舎で約100名の生徒が元気に学んでいます。
地元では南国フルーツが栽培され、パパイヤのお漬物やグァバのスムージーなど、おいしい食べ物もたくさんいただくことができます。

実技と講話の授業

山根佐由里さんがソフトボールに真剣に取り組もうとスイッチが入ったのは中学2年生の時。きっかけはソフトボールのシドニー銀メダリストに会ったことでした。

頑張ればきっとご褒美があると思ってやってきたとのこと。テレビで中田翔選手や山田哲人選手に山根さんがピッチャーとして投げて、対決したことがあるという話に生徒たちからは「すごい!」という声があがっていました。

後半のグラウンドでの授業はまずストレッチから入りました。首、腕、肘、肩甲骨、アキレス腱とケガをしないためにほぐしていきます。
スキップのダッシュは正面を向いて行ったあと、後ろ向きでも同じように取り組みました。

ピッチングのコツも学びました。地面にTの字を書いて、足を置く場所、手を持ってくる場所、肘の位置などを説明してもらいながら試してみました。「最初より遠くまで投げられる!」という声があがりました。

ボールを取るときは体ごと追いかけてボールが体の近くにくるのを待って、体の近くでとること、ボールを投げるときには相手に思いやりを持って胸のあたりに投げることなどを教わりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

目標を持ちましょう

小さなものでいいので自分なりの目標を立ててみましょう。それは途中で変わっても構いません。私自身も夢は途中で変わりました。でも無駄なものはなにもありません。いろんなものが繋がってきっと役に立つからです。

自分の強みをみつけよう

人それぞれ好きなものや得意なものは違います。自分の強みは何かな?と考えることで自分自身に興味を持つことができると思います。自分の内側を考えることはとても大切なことです。

感謝の言葉を大切に

ありがとうという言葉を大切にして、たくさん使うようにしてみてください。
自分の口から発した言葉はいつか自分自身に返ってくると思います。
感謝の気持ちは言葉にしましょう。

授業のまとめ

山根さんのボールをキャッチしたり、一人ひとりバッターボックスに入ってバッティング対決をしたり、本気で取り組む6年生の姿を見学にきた5年生。少年野球チームに入っている生徒も数人いたこともあり興味津々でした。

山根さんから「時間が大丈夫ならチャレンジしてみる?」と言ってもらい、大喜びで飛び入り参加しました。最後は先生もバッティング対決に参加されみんなで山根さんのボールの速さに感嘆の声があがりました。
明るい陽射しの下、楽しく活気あふれる授業でした。

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