取り組み方によっては自分の学びに!元Jリーガー山内さんによる考えながら体を動かす体育の授業

取り組み方によっては自分の学びに!元Jリーガー山内さんによる考えながら体を動かす体育の授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月6日、元プロサッカー選手の山内高雄さんが、山形県米沢市の米沢東高等学校にアスリーチ!
考えながら体を動かす体育授業を行いました。

拍手で迎えられた山内さん。自己紹介時「よくラグビー日本代表のリーチマイケルさんに似ていると言われます」など冗談を交えながらはじまった授業。生徒たちは終始楽しそうに取り組んでくれました。

訪問アスリートご紹介

山内高雄さん。兵庫県出身。関西学院大学を卒業後、2001年にセレッソ大阪に入団しました。現役引退後は、プロサッカー選手のスカウトの仕事を通じてビジネスの世界へ。現在はアスリートの引退後などのキャリア支援等、コンサルとして活躍されています。

学校や地域のご紹介

山形県米沢市にある県立米沢東高等学校。米沢駅からバスに乗り最寄りのバス停から徒歩5分ほどに位置し1898年に創立された伝統のある学校です。初めは米沢女子高等学校として開校されましたが。1989年に男女共学となり、米沢市では進学校として親しまれています。

実技と講話の授業

拍手で迎えられた山内さん。簡単な自己紹介後、まずは講話の授業です。

ご自身が今まで経験や取り組まれていることを通じて、アスリートに力で社会貢献をしようという取り組みなど引退後は誰もが自分のやってきたスポーツに通ずる仕事に就いているわけではなくサラリーマンとして働いたり、大学へ進学したりと各々の新しい目標へ尽力されているお話をされます。

また、スポーツなど体を動かすことで人との繋がりが増えたり、気持ち的にもリフレッシュができることも伝えられていました。

気温が低いこともあり講話の授業はそうそうに切り上げ実技の授業へ。

まずは全員で準備体操。サッカー部員が前にでて見本を見せてくれました。
準備体操が終わると、次は鬼ごっこで体を温めます。

体育館全面を使った鬼ごっこで、ビブスを持った人が鬼です。途中からは先生も鬼として参加すると、生徒たちは楽しみながら目一杯体を動かしました。

次は野球部、バスケットボール部、バトミントン部の生徒が鬼となり、タッチされた人は座っていくルールに変更。全員がタッチされるまでどれぐらいでできるかをやっていきます。目標タイムは5分。結果はなんと3分で全員をタッチすることに成功しました。

鬼ごっこを進めていく中で、どのようにすれば効率的に早くタッチできるかなど、遊びの中にも学びがあり、ビジネスでも使われる「PDCAサイクル」(計画・実行・評価・対策)を例に、考えて実行し振り返り次への対策をすることの大切さを伝えます。

その後は、変則的だるまさんがころんだや10人1グルーループで右手、左手の順にグループ全員がどれだけ早く触ることができるかなど考えながら体を動かす実技が続いていきます。

最終的には、20人1グループでとなりの人以外にパスを出し、全員が1回パスを回すなど段々とお題が難しくなっていきました。各お題で目標タイムを設け、その目標に対してどのように取り組めばいいかを考えながら行うことで自分自身の目標を設定する際にどのように取り組めばいいかを考えることも大切であることを伝えていきます。

授業終盤になると、全員でウォーキングサッカーの試合を行いました。
ボール2つと各チーム2つのゴール、計4つのゴールで試合開始。走れないというルールがありながらも、結果は1-0と白熱し盛り上がる試合となりました。

最後は生徒代表からのお礼の挨拶で本日の授業は終了となりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

いろんなことを自分の学びにしてください

普段、生活している中でいろいろなことがあると思います。なにかに取り組むとき、その取り組み方によっては自分の学びになります。そういった学びを得ながらこれからの人生のハンドルを自分で握って過ごしていってほしいです。

授業のまとめ

冗談を混ぜつつ、終始にぎやかな授業となりました。
体を動かしはじめると、笑顔も増え、その中でも大切なことを伝えて実践をする。生徒たち自身も遊びの中でも学びを得られたのではないかという光景がみられた授業となりました。

この記事をシェアする