支えてくれる人たちに感謝を忘れずに! 車いすバスケットボール銀メダリスト・宮島徹也さんのポジティブ授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、車いすバスケットボール選手で東京パラリンピック銀メダリストの宮島徹也さんが高知県・高知県立日高特別支援学校 高知みかづき分校にアスリーチ!
辛いこともあるかもしれない···けど、頑張り続けたらみんなが支えてくれる。感謝の気持ちを忘れずに。
実技の授業を受けたのは21人の高校生。
まずは車いすの操作方法を教えます!
まっすぐ進むだけでも難しいですが、バック走行やスピンなども挑戦。
鬼ごっこなどをして車いすの操作に慣れてきたら、次はいよいよ試合です。
5人ずつでグループを作り、慣れない操作に手間取りながらもみんな一生懸命ゴールに向かってシュートを打ちます。「こっちこっち!」と先回りしてゴール下にスタンバイ。車いすがぶつかりながらも前に前に進む生徒たち。車いすバスケットボールを体験するのは初めてという生徒がほとんどでしたが、熱い戦いが繰り広げられました。
講話の授業は全校生徒47人全員が参加しました。
バスケットボールに夢中だった中学2年生の時、医療事故により左足を切断。
病室から出たくない、学校にも行きたくない、誰にも会いたくない···。
そんな宮島さんを救ったのは、毎日毎日お見舞いに来てくれた友人や、ずっと支えてくれていた家族の存在。そして、やっぱりバスケットがしたい、と車いすバスケットのチームを訪ねたそうです。
車いすバスケットを始める時、宮島さんは目標を掲げます。「日本代表選手になりたい」。
周りの人は、無謀な夢と笑います。しかし、宮島さんは人一倍の努力をし、その夢を叶え、銀メダルを手にしたのです。
そんな宮島さんだからこそ伝えられること。「夢を必ず持ってください。どんなに無謀だと思っても、頑張り続けていたら必ず支えてくれる人は現れます。もし夢が叶わなかったとしても、その経験や出会いは財産になります。そして何より感謝を忘れずに。」