母の影響で1歳からスイミングスクールのベビースイミングに通い始め、
小学1年生の時に選手コースに、小学3年生の時に初めてジュニアオリンピックに出場しました。

ジュニアオリンピックに出場したことをキッカケに泳ぐことが楽しくなり、夢がさらに膨らみ、将来はオリンピック選手になるという夢を無我夢中で追いかけ続けました。

その後はJO、全国中学、インターハイ、インカレと出場し続けましたが、決勝に残ることはできず世界のレベルの高さを痛感しました。

大学2年生の時には、腰を分離骨折、右肩鍵盤炎と怪我をしタイムが伸び悩み、水泳が嫌いになりかけました。

初めてのジュニアオリンピックは平泳ぎでしたが、個人メドレー、長距離自由形とだんだん種目が変わり専門種目が長距離だったため、
担当のコーチの勧めで、OWS（オープンウォータースイミング）レースに挑戦、初めての海のレースで10Km出場しました。

小さい頃に船酔いしていたことなんて忘れて。
結果はビリ。プールと海では全く違い、途中で波酔いしてしまい吐きながら泳いでいました。
さらに競泳よりも距離が長いため、治ったと思っていた怪我の痛みが出てきてしまいました。

自分ならいけるかも？長い距離なら勝負できるかも？と少し軽い気持ちで考えていたこともあり、一瞬にしてどん底に突き落とされました。

しかし、なぜかそれが悔しく、できなかったことを改善、バランスクロールと出会い泳ぎを修正し毎年挑戦することにしました。

大学卒業後もOWSを継続し、経験のためにレース数を増やしていくと、海の難しさとそれを乗り越えた時の達成感、楽しさを感じられるようになり、バランスクロールで修正した泳ぎのおかげで怪我の痛みが消えてきました。
今まで無理な動きで泳いでいたのだと反省しました。

レースを楽しみ、海を楽しむようになってからは、結果もついてきて、OWS日本代表としてアジア選手権に出場、初めての海外遠征10kmで優勝することができました。

その後もどんどん海の楽しさ、泳ぐことの楽しさ、泳げることの幸福感を知り、また水泳が大好きになりました。

現在では、現役OWS選手としてレースと海峡横断、マスターズにも挑戦しつつ、海とプール共に泳ぐことの楽しさを伝える水泳指導を両立させています。