ゴルフ初心者さん必見！正しいフォームを身につけるには教室？個別レッスン？

ゴルフ初心者にスクールをおすすめする理由や教室で人気の練習内容、集団と個人レッスンの適性などについて、プロのゴルフコーチからのアドバイスをお届けします。「ゴルフをはじめたいけれど、何からはじめればいいかわからない」「打ちっぱなしに行ってみたけど、全然ボールが飛ばなかった」こんな風に悩んでいるゴルフ初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。正しいフォームを身につけるためのヒントも詰まっているため、自主練習にも役立ちます。

ゴルフ初心者はレッスンに通って習うことが大切

ゴルフはテレビで見たことがあっても、実際にクラブに触れたりボールを打ったりした経験がない方が多いのではないでしょうか。身近なスポーツではないからこそ、ゴルフ初心者ははじめにレッスンで基本から習うことが上達への近道になります。現役ツアープロでもある田島創志コーチに、ゴルフ初心者におすすめの教室形態やレッスン内容について伺いました。

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正しいスイングフォームを教室で身につける

プロゴルファーがスーッとゴルフボールを飛ばしている姿を見て「気持ちよさそうだな。自分も飛ばしたい」とゴルフをはじめる方もいるのではないでしょうか。しかしゴルフというスポーツはボールを遠くへ飛ばすことよりも、狙った場所にボールを運ぶことが重要なスポーツです。

田島コーチによると「ゴルフではクラブを力学的に使うことが大切。そのために、正しいスイングフォームの習得が欠かせない」とのこと。正しいスイングフォームは、ゴルフ初心者が試行錯誤しても個人では身につけにくいものです。教室に通い正しいスイングフォームを身につけることで、狙った場所へ安定して打てるようになります。

ゴルフ初心者におすすめは集団？個人？

ゴルフ教室をネットで検索すると、集団レッスンと個人レッスンが表示されます。ゴルフ初心者の自分はどちらを選ぶべきかと悩む方もいることでしょう。「ゴルフ初心者が教室を選ぶ場合、集団レッスンの方が良い、個人レッスンの方が良いということはありません。それぞれの特徴を知って、自分に合った教室を選ぶと良いでしょう」と田島コーチ。

個人レッスンには、自分のレベルに合わせた内容や苦手なポイントを重点的に教えてもらえる魅力があります。一方集団レッスンでは、とにかく楽しくゴルフに親しめます。さらに田島コーチによると「自分のスイングを客観的に見ることは難しいため、集団レッスンでほかの生徒のスイングを見ることは、自分自身のスイングの特徴や直すべきところの理解に役立つ」そうです。

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個人教室が合うゴルフ初心者はどんな人？

とにかくゴルフを楽しみたい！という方には、集団レッスンが良さそうですが、個人レッスンのほうが向いているゴルフ初心者はどのような方でしょうか。これまでの経験で田島コーチが感じているところでは、知識で頭がいっぱいになっている方には個人レッスンがおすすめのようです。

• ゴルフツアーのテレビ観戦経験が豊富
• ルールの知識はある
• クラブの種類や使い分けがわかる
• スイングフォームのポイントはネットで勉強済み

このようなゴルフ初心者の方は、個人レッスンからはじめて技術の向上を目指しても良さそうです。

ゴルフはどのくらい練習するのが一般的？

ゴルフ練習場でのプレーも楽しいですが、せっかくならコースデビューをしたいですよね。どれくらい練習すれば、コースデビューできるのでしょうか。

ゴルフ初心者のドライバー飛距離はどれくらい？

一般的にドライバーの飛距離は、男性は200ヤード、女性は150ヤードといわれています。田島コーチ曰く、これほど飛ぶとすごく嬉しいレベルだそうです。ドライバーでの飛距離は人それぞれ。周りと比較するのではなく、前回の練習時より飛ばせるようレッスンに励みましょう。

週3日の練習でコースデビューを目指そう

「ゴルフ初心者がコースデビューを目指すなら、週3〜4日の練習が必要」と田島コーチ。体を大きく回すゴルフでは、1回の練習でも疲労が溜まります。疲れが回復し、かつスイングフォームを忘れない間隔である週3日を目安に、レッスンと自主練習を取り入れてみましょう。

ゴルフ初心者の自主練習ノルマは、100球

自主練習では、どれくらいの打数を練習すれば良いのでしょうか。田島コーチによると、100球がひとつの目安だそうです。少なすぎては上達が見込めませんし、多すぎては疲れてしまい次の練習が億劫になってしまうかもしれません。ゴルフ初心者の程よい練習量は、100球と覚えておきましょう。

正しいフォームを身につけるためのコツ・ポイント

ゴルフ教室でも自主練習でも、重要なことは正しいフォームの習得です。正しいスイングフォームを身につけるためのコツを、田島コーチに教えてもらいました。ポイントは次の2つだそうです。

• 素振り
• 片手打ち

野球のバッティング練習でもポイントとなる素振りは、ゴルフでも重要な練習内容のようです。「片手打ちでは、利き腕での練習を取り入れることが大切」と、田島コーチからアドバイスいただきました。

ゴルフ初心者は練習でココを意識

何から何まで自分ひとりで練習することはゴルフ初心者にとっては難しく、どこにポイントを置くべきかもわかりません。ゴルフ初心者が使いやすいクラブや練習で意識するポイントを、田島コーチに教えていただきました。

プロコーチおすすめ！初心者の練習ゴルフクラブは？

ラウンドでは最大14本まで持つことができるゴルフクラブは、種類がたくさんあります。

【クラブの種類】

• ドライバー
• フェアウェイウッド
• アイアン
• ユーティリティ
• ウェッジ
• パター

飛距離を出したいときは、ドライバーやフェアウェイウッド。コントロールをしたい場合はアイアンなど、シーンによってゴルフクラブを使い分けてプレーします。

ゴルフ初心者の方は、ショップでおすすめされたゴルフセットをそのまま購入したという方も多いのではないでしょうか。いざ打ちっぱなしに練習に来たけれど、どのゴルフクラブで練習すればいいかわからない、といったこともあるかもしれません。田島コーチがゴルフ初心者の練習におすすめするゴルフクラブは、ドライバーとアイアンだそうです。使用するゴルフクラブに悩んだ場合は、ぜひドライバーとアイアンから練習をはじめてみましょう。

自主練習ではアドレスの姿勢を意識

ここまでの話をまとめると「ゴルフの自主練習では、ドライバーやアイアンを使って100球程を打つ」がゴルフ初心者の方におすすめの練習方法です。では、どのような点に気をつけてゴルフの練習を行えば良いのでしょうか。
「初心者がまず意識したいポイントは、アドレスの姿勢」と田島コーチ。アドレスとは、打つ前のボールにゴルフクラブを合わせた体勢です。スタンス（立ち位置）やソール（ゴルフクラブの接地）も大切ですが、正しいアドレスの姿勢をまずは意識してみましょう。

【正しいアドレス姿勢のポイント】

• 軽く膝を曲げる
• 股関節から体を曲げ、背中を伸ばす
• 軽い会釈くらいの前傾30度を保つ

ゴルフ初心者がやりがちな練習あるある

飛ばそう！ミートさせよう！と思えば思う程、ゴルフ初心者が陥りがちなことがあります。それは、グリップを強く握りすぎること。力が入ってしまい上手くいかないときは、肩の力を抜いてリラックスしましょう。

個別レッスンで人気の練習メニュー

ゴルフ教室では、どのような練習が行われているのでしょうか。田島コーチおすすめの練習メニューを教えてもらいました。

ゴルフ初心者がコースデビューに向け、習得すべきこと

ゴルフ初心者がコースデビューで大切にしたいことは、楽しむこと。はじめての経験がつらいと、ラウンドが一度きりになってしまうかもしれません。「コースデビューを目指すうえで、クラブがボールに当たることを覚え、当たったときの気持ち良さを感じることが大切」と、田島コーチは話します。レッスンでは正しいフォームを身につけながら、きれいにボールが飛んだときの感覚を忘れないようにしましょう。

プロコーチおすすめのゴルフ初心者練習方法

クラブにボールが当たる感覚を身につけるために、田島コーチがゴルフ初心者にレッスンで行う練習方法を特別に教えてもらいました。

【練習方法】

• クラブ以外での素振り
• 水平素振り

自宅で行えるクラブ以外の素振りでは、フェイスタオルを使った素振りが簡単でおすすめです。タオルの片側端に結び目を作り、反対側を握って素振りをします。遠心力で肩甲骨の間にタオルの結び目が当たれば、正しいスイングフォームができている証拠です。意識して行ってみましょう。

クラブを使った素振りでは、水平素振りが教室で人気があるようです。クラブヘッドを顔の高さで構え、高さをキープしたままスイングします。正しい体と腕の捻りを体感できるため、練習メニューに加えてみましょう。

ゴルフ初心者はレッスンで正しいフォームを習得しよう

正しいフォームを身につけることが、ゴルフ上達の近道です。楽しくレッスンを受けたいゴルフ初心者には集団レッスンが、十分なゴルフ知識がありとことん練習したい方には個人レッスンがおすすめです。プロコーチによるレッスンに加え、自主練習も取り入れれば、さらに上達すること間違いなし。安定したスイングフォームで、コースデビューを目指しましょう。