【米川琢コーチインタビュー】初心者にオススメの水泳練習法を紹介!
子どもに水泳を習わせたいけど、「何から始めればいいかわからない」と悩んでいる方は少なくないでしょう。
始め方を間違えるとお子さんが水泳嫌いになることもあるので、「どうやって水に慣れるか」はとても重要です。
この記事では、水泳の基礎知識や練習に使うべきグッズなど、練習を始める前に知っておきたい情報を、競泳日本代表のコーチ経験がある米川琢コーチに教えていただきました。
水泳初心者の子でもできる水泳の練習方法や、練習がきついと感じている子への接し方についても解説します。
米川 琢コーチ
水泳は速く泳ぐことも大事ですが、それよりも楽しむことのほうが重要です。お子さんが水泳は苦手という時には、親子で楽しく練習してください!
お子さんへの水泳指導に不安を感じているパパさん、ママさんは、日本テレビが運営する「ドリームコーチング」で、一流のコーチから教わることをおすすめします。
ドリームコーチングは国内外のトップレベルで活躍したアスリートやプロコーチなどがマンツーマンで指導してくれるサービスです。
一人で練習するよりも確実にスキルアップが可能なので、ぜひレッスンを体験してみてください!
目次
必ず確認! 水泳の練習の注意点2つ
水泳を練習する際の注意点は以下の2点です。
- 子供の体調管理に気をつける
- 体調が悪くなる前に対処する
順番に見ていきましょう。
注意点1. 子供の体調管理に気をつける
お子さんは大人に比べて体温変化が激しいので、プールの水温によって急激に体温が低下したり、逆にのぼせたりしがちです。
具体的には、顔色のチェックや、「寒くない?」などの声がけをしながら、お子さんの様子をよく観察してください。
例えば、以下のような様子や症状が見られる場合は、休憩をとるなどの対処をしましょう。
- 顔色や唇の色が青ざめる
- 体が震えている
- めまいがする
- 頭が痛い
- お腹が痛い
- 全身のだるさがある
小さなお子さんの場合、まだ自分の体調をうまく説明できないことが多いので、小まめに休憩をとるなど、特に気をつけてあげましょう。
注意点2. 体調が悪くなる前に対処する
一回体調が悪くなると、回復までに時間がかかったり、プールに対してマイナスなイメージを抱いたりする可能性があります。
せっかく練習するのなら楽しく集中できた方が効率もよくなるので、教える大人はお子さんの体調が悪くならないよう先回りして対処していきましょう。
例えば、寒そうにしていたらシャワーを浴びさせたり、お風呂に入らせたりして、体を温めてあげましょう。
体調が悪くなる前に事前に対処することで、効率よく練習ができます。
初心者におすすめ水泳の練習の始め方
お子さんに水泳を習わせるパパさん、ママさんは、「クロールができるようになってほしい!」「息継ぎができるようになって欲しい!」と望まれる方が多いのではないでしょうか。
その結果、初めから教科書に載っているような泳ぎ方や呼吸の仕方を教えようと、指示が多くなりがちです。
パパさん・ママさんに指示されるとお子さんは面白くなくなって、プール嫌いになってしまう可能性もあります。初めから泳ぎ方を教えるというスタンスはオススメしません。
では、何から始めれば良いのかというと、水に慣れるためにお子さんと一緒にプールで遊ぶところから始めてください。
例えば、初心者がプールでできる遊びには以下のようなものがあります。
- 水のかけあい
- 水の中でじゃんけん
- 水の中のおもちゃをひろう
- 水の中で息を吐く
米川 琢コーチ
どれも「こんなことできるかな?」と遊び感覚でやること、「パパやママと勝負!」みたいな感じで、自然と遊びの中で水に親しむことが重要です。
こういった遊びも無理強いせずに、「やれたらいいよね」という気楽なスタンスでいれば、お子さんもプールに対して良いイメージを持て、泳ぐ練習に抵抗なく入っていけるでしょう。
お子さんにすぐに泳げるようになって欲しい、お子さんに早く水に慣れさせたいと思っているパパさんやママさんは、プロの力を借りたトレーニングも検討してみましょう。
初心者が水泳を練習する時にグッズや道具は必要?
結論から言うと、使い方によっては効果のあるグッズもあります。
ビート板は手で持って体が沈まないようにし、キック(バタ足など)の練習ができるので、まだ自力で上手に泳げない初心者にはオススメです。
ただし、ビート板に乗せる手は置くだけ。力を乗せないことが重要です。
力が入ると、腰が反りやすくなり、腰を痛める原因に。また、クロールの場合、腰が反っていると沈みやすくなります。
一方で、姿勢を意識して泳ぎたい時にはビート板は必要ありません。
水泳グッズは目的に合ったものを選ぶことが重要で、必ず使わなければいけないものではありません。練習の目的や使いたい道具の用途をよく見て、道具を使用すべきか判断しましょう。
水泳の練習はきつい? ついていけないと感じる時の対処法
水泳の練習をしていると、「しんどいな」「なかなかタイムが縮まらないな」とお子さんのモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
そんな時、周囲の大人の声かけによっては、お子さんの才能の芽をつんでしまうこともあるので注意が必要です。
とはいえお子さんのモチベーションが下がっている時には、お子さんに声をかけたいこともありますよね。
そんなときにパパさんやママさん、コーチが持っておいて欲しい考え方は以下の2点です。
- 人と比べない
- ムリに体力作りをさせない
周囲の大人の声かけで、お子さんのモチベーションや能力は大きく変わりますから、ぜひ参考にしてください。
人と比べない
練習がキツイと感じる要因の1つに、「人と比べて劣等感を覚えている」可能性があります。そもそも人と比べる必要はないのですが、どうしても周囲と比較してしまうのが人間の性ですよね。
人と比べてしまう理由ですが、お子さん自身が周りと比較してしまう以外に、「〇〇ちゃんはできるのになんであなたはできないの?」などのパパさん・ママさんの発言によるものがあります。
比較されたお子さんは傷ついてしまい、「もっと頑張らないと!」「自分はダメなんだ、、、」と精神的に自分を追い込んでしまいます。
お子さんの実力が他の子と比べてどうなのか気になるのはよくわかります。しかし、周囲と比較するような発言はお子さんにとってマイナスにしかならないので、口に出さないよう気をつけましょう。
また、お子さんの悩みを深刻に受け止めすぎるのもお子さんにとってはマイナスになることも。
パパさん・ママさんが深刻に受け止めすぎると、お子さんも「これは、大変なことなんだ!どうにかしないと!」と考えるようになります。
お子さんにとってパパさん・ママさんの言動は大きな影響力があることを理解しておきましょう。
反対に言えば、パパさん・ママさんがどっしり構えていれば、お子さんも悩みすぎることはないのかもしれません。
悩んでいる子に対して、「楽しめばいいじゃん!」「トレーニングなんだからきつくて当たり前だよ~」と優しく言ってあげるほうがお子さんにとってプラスになるのではないでしょうか。
水泳を上達させるのに練習での追い込みは必要なときもありますが、お子さんが悩んでいるときには周囲の大人の精神的なフォローが必要です。
周囲の大人がどっしり構えていれば、お子さんが必要以上にストレスを感じずに済むこともあるのです。
米川 琢コーチ
うまく泳げないからと叱ってしまうと水泳そのものを嫌いになってしまいます。少しでも上達したら褒めてあげて、お子さんのモチベーションを高くしてあげましょう。
ムリに体力作りをさせない
体力的にきつくて、練習についていけないと感じる子もいるでしょう。
体力をつけるために、走り込みや筋トレをさせた方がいいのだろうかと悩むパパさん、ママさんも多いはずです。
結論から言うと、お子さんは成長過程で体力がついていくものなので、ムリに体力作りをする必要はありません。
わざわざトレーニングの時間をとらなくても、走ったり、止まったり、跳ねたりと、無我夢中で身体を使って遊んでいれば、自然と運動能力も上がり、体力もついていくものです。
例えば、体育の授業を全力で受ける、鬼ごっこで全力で走るなど、遊びの中で体力をつける方がお子さんには合っています。
よく「トレーニングが終わらないと、遊びに行ったらダメ!」と制限をかけてしまうパパさん、ママさんがいるのですが、是非お子さんを遊びにいかせてあげてください。
全力で遊ばせるのが優先で、トレーニングはプラスアルファ。お子さんがしたいならトレーニングをさせてあげるのも問題ありません。
お子さんの体力は成長とともについていくものなので、練習がきつく感じたとしても体力不足を心配する必要はないのです。
もちろん水泳を通して体力をつけることもできます。
ドリームコーチングなら、本人のスキル・ペース・コンディションに合わせて最適な練習メニューを組んでもらえ、無理なく体力をつけられます。
教えてくれるのは元オリンピック選手・元競泳選手・現役コーチなど、日本や世界の水泳界で活躍してきたプロフェッショナルのコーチです。
米川コーチも日本代表のコーチを務めた経験があります。
初心者にも優しく丁寧に指導してくれると実際に体験した人からも好評なコーチです。
ぜひ米川コーチのレッスンも受けてみてください。
米川 琢コーチ
水泳が苦手な子でも楽しめるようにお子さんに合わせたレッスンを実施しています。どうやってもなかなか上達しないと悩んでいるパパさん・ママさんは是非ご相談ください。
水泳の練習について良くある質問
水泳の練習について良くある質問は以下の通りです。
- 家で水泳の練習をするにはどうしたらいいですか?
- 水泳の練習ができる場所はどこがありますか?
- まったくの初心者ですが何から始めればいいですか?
順番に見ていきましょう。
Q. 家で水泳の練習をするにはどうしたらいいですか?
新型コロナウイルスの影響もあり、家にいる時間が長くなっています。
ずっと家にいると「体力が減ってしまうのでは?」 と心配する方も多いのですが、子供の体力はそんなにすぐ減りませんから、あまり心配しなくても大丈夫です。
もし、何かしたいのであれば、外で全力で遊んだり、他のスポーツ(サッカー、野球、縄跳びなど)をオススメします。
総合的な運動能力が水泳に活きてくるので、色んな競技をやっておくことはお子さんにはプラスです。
この機会にぜひ、水泳以外の運動も始めてみてはいかがでしょうか。
Q. 水泳の練習ができる場所はどこがありますか?
主な水泳の練習場所は、以下の通りです。
- スポーツジム
- スイミングスクール
- 公営プール
スポーツジムやフィットネスクラブの中には、水泳のプログラムを受講できるところがあります。
他の受講生と一緒に教わることになりますが、インストラクターが丁寧に指導してくれるので、練習プランの立て方がわからない初心者の方でも練習しやすいでしょう。
スイミングスクールでは、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライといった基本的な泳ぎ方をコーチから習えます。
「子供が通うところ」というイメージが強いかもしれませんが、大人向けのコースがあるスイミングスクールもたくさんあります。
こちらも一人のコーチから複数人の生徒が一緒に泳ぎを習う形です。
市区町村などの公営プールは、水泳教室を設けている場合もありますが、設けていないのが一般的。そのため公営プールで水泳の練習をするなら、本やインターネットなどを使って独学で泳ぎ方を覚える必要があります。
色んな場所で水泳を教わることはできますが、早く上達させるにはプロに教わるのが一番の近道。さらに、マンツーマンであれば効果も高いです。
ドリームコーチングは、日本や世界で活躍しているスポーツのプロから個別にトレーニングを受けられるサービスです。
元オリンピック選手や世界大会の元日本代表など、実力のあるプロフェッショナルから教えてもらえるという他にはない魅力があります。
「正しい練習方法で水泳が上手になりたい」という方や「プロに子供の水泳練習を見てほしい」というパパさんやママさんは、ぜひ活用してみてください。
Q. まったくの初心者ですが何から始めればいいですか?
小さなお子さんの場合は、親子で水の中で遊ぶところから始めましょう。
水を顔にかけあったり、水の中でじゃんけんをしたりと楽しみながら水への抵抗をなくしていきましょう。
お子さんが水への抵抗を持っていないレベルであれば、とりあえず浮くところから初めてみてください。
そこで、どうやったら前へ進むのか、どうやったら沈まないのかを試行錯誤し、体感してみましょう。
教科書通りにやっても、力んでしまってうまくいかない場合が多いですし、パパさん・ママさんに指示されるとプール嫌いになってしまう可能性もあります。
自分で体感して、身体でコツを掴んでいき、だんだんとレベルアップしたら具体的にクロールや平泳ぎなどの練習に入るのがおすすめです。
クロールの練習方法や気を付けるポイントは以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
>>【元競泳日本代表コーチ監修】クロールの正しい泳ぎ方は? 子供が速く疲れずに泳ぐためのコツを紹介
また、クロールに大切な呼吸の仕方もこちらで解説しています。
>>【競泳日本代表コーチ監修】クロールで息継ぎをするコツを紹介!
まとめ 水泳の練習は自分に合った練習メニューで正しく行おう
水泳の練習に関する基礎知識をお伝えしてきましたが、水泳は楽しく行うことが一番です。
お子さんに無理にトレーニングさせたり、きつい練習をさせてしまったりするとお子さんが水泳を嫌いになることもあります。
そうならないようにお子さんのレベルに合わせて練習を考え、怪我などがないように安全に練習をしましょう
それでも「いますぐに水泳をできるようになって欲しい」「どうやって子供に水泳を教えたら良いか分からない」とお悩みの方は、ドリームコーチングのトレーニングを受けることも検討してみてください。
ドリームコーチングでは自分が希望するプロのコーチから、マンツーマンで泳ぎ方を教えてもらえます。
水泳のマンツーマンレッスンを受けられる機会はなかなかないので、貴重な体験ができるはずです。
料金システムはシンプルで、入会金や月額料金はかからず、トレーニングを1回受けるごとに料金を支払うだけ。
最初の1回だけプロに習いたい方から、継続して教わりたい方まで、ニーズに応じて利用できます。
トップレベルで活躍した経験のあるコーチの練習を体験して、水泳をマスターしてみましょう。
米川 琢コーチ
体調が悪くなると、練習に集中できなかったり、プール嫌いになる原因になるので体調管理は非常に重要です。