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中学からのサッカーは中体連とクラブチームどちらを選ぶ?

中学からのサッカーは中体連とクラブチームどちらを選ぶ?

学校の部活とクラブチーム、どちらでサッカーを続けさせようか考えている保護者の方向けに、それぞれの特徴について解説しています。

もしお子さんがクラブチームを希望する場合、選抜試験ともいえる「セレクション」を突破する必要があります。セレクションで見られているポイントや、セレクションに向けた準備として個別指導についても解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。


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どこでサッカーを続ける?選択を迫られる中学生

中学からのサッカーは中体連とクラブチームどちらを選ぶ?

公益財団法人日本サッカー協会の調査によると、学校の部活(中体連)やクラブユースが含まれる第3種(15歳未満の選手で構成されたチーム)は、選手登録数およびチーム登録数いずれも2022年から2023年にかけて増加しています。

参考:サッカー選手登録数|データボックス|組織|JFA|日本サッカー協会
参考:サッカーチーム登録数|データボックス|組織|JFA|日本サッカー協会

これらのことからも、中学生がサッカーを続ける場所はますます増えていくといえるでしょう。

しかし、小学生のころからスクールやスポーツ少年団などでサッカーを習ってきたお子さんがいるご家庭の場合、中学進学にあたり「どこで」サッカーを続けるか迷っているという方も多いのではないでしょうか。

「部活とクラブチームのどちらを選ぶか」は、中学卒業後の進路を左右する決断といっても過言ではありません。この時期を子どものサッカー人生の節目と捉え、子どもが望むサッカーのレベルを親子でしっかりと話し合うことをおすすめします。

中体連とクラブチームはどう違う?

中学からのサッカーは中体連とクラブチームどちらを選ぶ?

中体連とクラブチームには具体的にどのような違いがあるのでしょうか。保護者が気になるであろう項目を4点ピックアップしてみました!

  • 練習時間
  • 環境
  • 費用
  • 指導レベル

これらのポイントに着目し、両者の違いを一つひとつ見ていきましょう。

中体連でサッカーを続ける!その魅力とは?

中学校の部活には次のような特徴があります。

練習時間

進学する学校や季節によって異なる場合もありますが、基本的には授業が終わってから下校時刻である17時頃までが練習時間です。土日はどちらかが休みになる場合が多いほか、テスト前には全部活動が休みになるなど、学校のスケジュールに合わせた練習日程が組まれます。引退時期は中学3年生の夏頃で、高校受験に向けた勉強体勢に切り替えやすいのも特徴です。

環境

校庭を使用するため、移動時間のロスもなくすぐに練習できます。しかし、ほかの運動部と共有で使用することが多く、限られたスペースで練習を実施する点はデメリットといえるでしょう。

費用

スパイクや練習用のウェア、試合や合宿などの遠征費用が発生します。しかし、それ以外の費用はほとんどかからないため保護者の負担は少なくなります。

指導レベル

進学する学校によって異なりますが、サッカー経験のない先生が顧問になる場合もあります。また学校の先生には異動もあるため、在学中に指導者が変わる可能性もあるでしょう。

恵まれた練習環境で、サッカーに思いっきり打ち込めるクラブチーム

つづいて、本章ではクラブチームの特徴を見ていきましょう。

練習時間

クラブチームでは、平日は毎日練習があるうえに、土日どちらも試合が入ることが多いのが特徴です。所属するチームにもよりますが、夕方6時頃から2時間程度練習します。

また、クラブチームに「引退」という概念はなく、中学卒業まで所属できるのもポイント。季節を問わず、サッカー漬けの毎日が送れる点が魅力といえるでしょう。

環境

特定のグラウンドを貸し切って使用することが多いため、グラウンド全面を自由に使えるのが特徴。密度の濃い練習ができるのが魅力的なポイントです。

費用

部活同様、スパイクやウェアなどのサッカー用品の費用が発生することに加え、月謝や移動費、合宿代なども発生するため、費用負担は大きいといえるでしょう。

指導レベル

クラブチームのコーチは、まさにサッカーを教える専門家。なかには、Jリーグなどプロの世界で活躍していた方もいるなど、質の高い指導を受けられるのが特徴です。

クラブチームを選ぶならセレクションの日程を確認!

これからもより高いレベルを目指してサッカーを続けたいお子さんにとっては、指導レベルや練習環境などが魅力的なのは「クラブチーム」ですね。しかしクラブチームに入る場合は、セレクションを突破しなければならないところが多いようです。

セレクション自体は、所属を希望する前年の秋ごろにスタートするチームが多いようですが、早いところでは5月頃から体験会を実施しているチームもあるようです。

どのクラブチームに入りたいのか、そのクラブチームのセレクションはいつ行われるのか、まだ中体連と迷っている方も日程だけは早めにリサーチしておきましょう。

セレクションに向けて準備をしよう!

クラブチームのセレクションは、ときに受験戦争のような様相を示すともいわれるほど、真剣勝負の場。お子さんがクラブチームへの所属を希望した場合には、セレクションに向けて着実にコンディションを整えていきましょう!

セレクションで見られるポイント

チームによってセレクションで重視しているポイントは異なりますが、一般的に重要とされているのは次のポイントです。

  • 走る速さ
  • 判断力の高さ
  • 体のコントロール能力
  • フィジカル

必ずしもずば抜けたスキルや体格に恵まれた子ばかりがセレクションを突破するわけではなく、将来性を考えて熟考のうえ選抜される場合が多いようです。「ドリブルをいっぱいすれば目立つ」など小手先の見せ方は通用しないため、「走る」「蹴る」などのサッカーの基本的な技術をしっかりと磨いていくことが重要といえるでしょう。

関連記事:サッカーのトレセンとは?選ばれるために必要なことは

個別指導を活用し、セレクションに向けて万全の体制を整えよう!

「どうしても入りたいクラブチームがある!」「悔いのないセレクションにしたい!」などお子さんが真剣に挑戦する場合、チームでの練習のほかに個別指導を活用するのもおすすめです。お子さんのレベルや目的に合わせて、プロのコーチがマンツーマンでレッスンを行ってくれます。

苦手分野を克服するほか、得意分野を伸ばすなど、お子さんのサッカーIQを高める一助となるでしょう。プロの世界を知り尽くしたコーチからアドバイスを受けられれば、お子さんのサッカーへのモチベーションはより一層高まるのではないでしょうか。

関連記事:サッカーのドリブルに自信をつけよう!練習の質をあげるコツとは

お子さんがサッカーを楽しめるベストプレイスを見つけよう!

中学進学前から、大好きなサッカーをどのように続けていくか選択を迫られるのは親子ともに大変なこと。ときに、親子で意見が合わず「なかなか結論が出せない」ということもあるでしょう。

何より大切なのは、サッカーを続けたいと願うお子さんの気持ちです。お子さんがこれからもサッカーを楽しめるよう親子でしっかり話し合いながら、ベストな選択ができることを願っています!


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