日テレがお届けする情報メディア「DCマガジン」

幼児・小学生低学年には野球入門のティーボールがおすすめ!ルールや遊び方をご紹介

幼児・小学生低学年には野球入門のティーボールがおすすめ!ルールや遊び方をご紹介

幼児や小学生低学年におすすめのスポーツ「ティーボール」を知っていますか?ティーボールは、年少の幼児からでも楽しめる、野球によく似たスポーツです。

今回は、そんなティーボールのルールやコツ、幼児や小学生低学年におすすめの理由について解説しています。小さいお子さん向けのスポーツを探している保護者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

日本テレビ運営のドリームコーチングは、良質なスポーツ体験を提供するサービスです。
さまざまな分野のスポーツで、プロの指導者による個別指導を受けることができます。
スポーツの上達を目指す方は、プロによる個別指導が受けられるドリームコーチングをぜひご検討ください。

無料会員登録する

ティーボールとは

幼児・小学生低学年には野球入門のティーボールがおすすめ!ルールや遊び方をご紹介

ティーボールは、野球やソフトボールによく似た競技のことを言います。「ピッチャーのいない野球やソフトボール」といったイメージで、ピッチャーが投げたボールではなく台に置いたボールをバットで打ちます。

ティーボールでは静止したボールを打つため、野球やソフトボールに比べて幼児や小学生でもはじめやすいスポーツです。ピッチャーがいない以外はほとんど野球やソフトボールと同様にゲームが進んでいくため、野球を本格的にはじめる前の入門としてもおすすめです。

ティーボールと野球の違い

ティーボールは野球によく似たスポーツです。一番大きな違いは、先ほども紹介したようにピッチャーがいないことです。ティーボールも野球と同様にバットでボールを打ち一塁に走りますが、ティーボールではピッチャーが投げたボールを打つのではなく、バッティングティーと呼ばれる台に乗せた状態の静止したボールを打ちます。

野球の試合では1チーム9人ですが、ティーボールは1チーム10人が正式試合のルールです。しかし正式試合ではないティーボールの場合は必ずしも1チーム10人に揃える必要はなく、5人対5人や8人対8人などでも十分に楽しむことができます。

ティーボールは、専用の大きな競技場も必要ありません。学校の校庭や公園など、少し広いスペースがあればティーボールを行うことができます。野球と違い柔らかいボールとバットを使用するため、幼児や小学生が比較的狭いスペースでティーボールを楽しんでも安全です。

関連記事:中学校の野球は硬式と軟式のどちらを選ぶべき?それぞれの特徴をご紹介

小学校では何年生からティーボールをする?

ティーボールは、小学校では3年生から6年生までが行います。

3・4年生では基本的なボール操作や走塁などを行うことで、ティーボールに慣れていきます。ルールを知りながら基本的な動きを学ぶ、攻守を交代しながら行う易しいゲームです。大きいボールや軽いボールを使用するなどして、運動が苦手な児童にも配慮しながら行います。

5・6年生では、静止したボールだけではなくゆっくり投げたボールを打ったり、捕球や送球などの守備を行ったりと、より野球に近いゲームをしていきます。ティーボールは野球をもとに簡易化されたゲームなので、楽しみながらボールやバットに慣れていくことが可能です。

ティーボールはなぜ幼児や小学生におすすめ?

ティーボールは野球をはじめる前の入門としても、幼児や小学生におすすめのスポーツです。ここでは、ティーボールがなぜ幼児や小学生におすすめなのかについて、3つのポイントを紹介します。

ボールやバットが柔らかい

ティーボールで使用するボールやバットは、野球とは違い柔らかいものです。ボールやバットが当たっても痛くない素材でできているため、幼児や小学生でも怪我のリスクが低いことがおすすめの理由のひとつです。

ティーボールで使用する柔らかいボールは、9〜12インチのサイズがよく使われます。インチの数字が大きいほどボールのサイズも大きく、大きいボールはバットに当てやすいので幼児や小学校低学年の子どもにおすすめです。

ボールが止まっている

ティーボールでは、野球と違い台に置いた状態のボールを打ちます。止まっているボールを狙って打てばいいので、幼児や小学生でも打ちやすいといえます。

初めて野球を体験する幼児や小学生は、ボールをバットに当てることが難しく挫折してしまうことも多いです。ティーボールなら誰でも簡単にボールを打つことができるので、スポーツの楽しさを知る機会が得られやすいでしょう。

参加者全員の運動量が確保できる

ティーボールは止まっているボールを打つので、誰でもフェアグラウンドに打つことができます。一方野球では打者が選球する時間やファールを打つ時間が発生します。

このような時間がティーボールではほとんど発生しません。そのため打球は野球に比べて頻繁に守備選手の元に飛んでいき、選手はたくさん動くことになります。みんなの運動量が多く退屈に感じる時間も少ないので、ティーボールは運動量を確保しながら全員が楽しめるスポーツなのです。

関連記事:【野球】小学生も参加できるリトルリーグとは?硬式ボール使用のルールをご紹介

ティーボールのルールと基本的な試合のやり方

幼児・小学生低学年には野球入門のティーボールがおすすめ!ルールや遊び方をご紹介

ティーボールの具体的なルールについて、4つのポイントから紹介します。ティーボールに興味を持った方は、ぜひ確認してみてくださいね。

人数

ティーボールは、10人〜15人の競技者で行います。この際、両チームの選手の数は同数である必要があります。試合を行う際は、事前にチーム間で打ち合わせして人数を確認することを忘れないようにしてください。

守備位置

ティーボールの守備者は10人です。本塁手(ホームベースマン)のほか、以下のような5人の内野手・4人の外野手に分かれます。

【内野手】

  • 1塁手(ファーストベースマン)
  • 2塁手(セカンドベースマン)
  • 3塁手(サードベースマン)
  • 第1遊撃手(ファーストショートストップ)
  • 第2遊撃手(セカンドショートストップ)

【外野手】

  • 左翼手(レフトフィルダー)
  • 左中堅手(レフトセンターフィルダー)
  • 右中堅手(ライトセンターフィルダー)
  • 右翼手(ライトフィルダー)

本塁手(ホームベースマン)は、打者が打撃を完了するまではバッターズサークルの外にいなければいけません。このほかの選手は、エキストラヒッターと呼ばれる打つだけの選手となります。

打撃ルール

打撃ルールは、以下の5つのポイントを覚えておきましょう。

  • 打者は、審判の「プレイ」という宣告の後にボールを打つ。
  • 打撃時の軸足の移動は1歩まで。2歩以上動かすとワンストライク、ツーストライク後からこれらを行うと三振となる。
  • 打者がティーだけを打ちボールを打たなかった(空振りした)場合は、ワンストライクが加えられる。ツーストライク後からこれを行うと三振となる。
  • ツーストライク後からファウルを行うと、打者はアウトとなる。
  • バントやプッシュバントは認められない。ツーストライク後からこれを行うと打者はアウトとなる。

走塁ルール

走塁ルールは、以下の4つのポイントを覚えておきましょう。

  • 走者は打者の打撃後に離塁できる。走者の離塁が早かった場合、離塁アウトとなる。
  • 盗塁は認められない。
  • スライディングは禁止。行った場合はアウトとなる。
  • 走者の1塁・2塁・3塁での駆け抜けは可能。走者が駆け抜けた後、進塁の意志がなければ野手にタッチされてもアウトにならない。

基本的な試合のやり方

ティーボールの試合は、2チームが攻撃と守備にわかれて行います。基本的な試合のやり方には、以下の2つがあります。

  • 攻撃側の打者が全員打撃した時点で攻守を交代する。規定の回数(イニング)を終えた時点での得点が多い方のチームが勝利となる。残塁の走者は次回に受け継がれるが、最終回においてはこの限りではない。
  • 3アウトが成立した時点で攻守を交代する。規定の回数(イニング)を終えた時点での得点が多い方のチームが勝利となる。攻守の決定は、試合前の審判員によるコイントスで行う。

幼児・小学生低学年におすすめのティーボールの遊び方

ティーボールは、年齢に合わせてルールや塁間の距離を変更して遊ぶことができます。ここでは幼児・小学生におすすめの遊び方を紹介するので、楽しく安全に遊ぶための参考にしてくださいね。

幼児におすすめのティーボールの遊び方

幼児におすすめのティーボールの遊び方は次の通りです。

  • 本塁プレートから開く角度は60度。本塁と塁ベースの間は年少3m、年中4m、年長5m
  • 攻撃側が全員打撃した時点で攻守を交代する。
  • 残塁の走者は次回に受け継がれるが、最終回においてはこの限りではない。
  • 回数は2回か3回で行う。
  • 打者はボールを打ったらバットを置き、内野サークルの外周を全力で走る。
  • 指導者が守備者からの送球を捕って台にボールを戻したタイミングで、「ストップ」と声を出させる。その時点での走者の位置を確認し得点を決定する。
  • 2周目まで走れることにして1打席最大6得点できるようにしたり、屋内で行う場合に壁に当たってもプレーを続行できることにしたりと、臨機応変にルールを工夫する。

小学生低学年におすすめのティーボールの遊び方

小学生低学年では、幼児よりも少し本格的に遊ぶことができるでしょう。ここでは、小学校1・2年生におすすめのティーボールの遊び方を紹介します。

  • 守備者・打撃者は6〜9人
  • 内野ラインは本塁コーンから11m、外野ラインは15m
  • 打者は思い切りボールを打って、バットをフープかコーンの中に入れる。1〜3塁ベース、本塁コーンの外周を走る。
  • 守備者は全員で打球を追う。捕ったら本塁コーン付近の指導者に返球する。この際、守備者同士のボールの中継は認められる。
  • 指導者は、受け取ったボールを本塁コーンの上にのせる。
  • 本塁コーンにボールが戻ったタイミングで走者が1塁を回っていたら1点、2塁なら2点、3塁なら3点、本塁を回っていたら4点が追加される。

ティーボールで打球を遠くに飛ばすコツは?

ティーボールは誰でもボールが打ちやすい分、打球を遠くに飛ばせることが上達の鍵になります。ティーボールの打球を遠くに飛ばすために、ティースタンドのセッティング位置に注意してコツを掴みましょう。

ティースタンドのセッティング位置は、腕が伸びたところではなく、肘をたたんだ状態でボールに当たる位置に設定します。腕が伸びた位置にティースタンドを設置すると、手首を返して打つ癖がついてしまうからです。

こうした練習でコツを掴めば、打球を遠くに飛ばしたり、将来的に動くボールを打ったときの打率が上がったりなどのメリットがあります。気持ちよく打てる位置にティースタンドを設置したくなってしまうものですが、バットがボールに対して良い角度で当たるスイングができるよう意識しましょう。


日本テレビ運営のドリームコーチングは、一流のコーチによる良質な個別指導を提供するサービスです。国内外で活躍したアスリートやプロコーチなど、深い知識を持つさまざまなジャンルのコーチによる個別指導を受けることができます。

無料会員登録する

ティーボールは幼児や小学生も安全に遊べるスポーツ

ティーボールは、幼児や小学生、運動が苦手な子どもでも安全に楽しむことのできるスポーツです。幼少期から運動経験を積むことで、健康な体づくりや運動神経の向上などが期待できます。

難しいルールを覚えたり練習を重ねたりしていなくても、誰でも気軽に参加できます。野球やソフトボールの入門編としてもおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。

ドリームコーチングでは、経験豊富なコーチがお子さん一人ひとりのレベルやお悩みに合わせた個別指導を行っています。
初めて挑戦する種目や運動が苦手なお子さんでも、個別指導なら自分のペースでレッスンを受けることができます。
長期休暇のみ、単発の利用などにも柔軟に対応しているドリームコーチングの利用をぜひご検討ください。

無料会員登録する

この記事をシェアする