少年野球でのキャッチャーのレベルアップを目指すにはどんな練習メニューやトレーニング方法がおすすめ?

少年野球でのキャッチャーのレベルアップを目指すにはどんな練習メニューやトレーニング方法がおすすめ?

本記事は、少年野球でキャッチャーを務めるお子さんを持つ方向けに、キャッチャーとしてレベルアップするための方法についてまとめています。

具体的にどのような練習方法が良いのかや、必要なスキルや適性などについて、元プロ野球選手であるコーチにもアドバイスをいただきました。さらに個人指導を受けた方の感想もあわせてご紹介します。

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キャッチャーの役割とは?求められるスキルや適性についても知りたい!

野球にはピッチャーやショート、セカンドなど全部で9つのポジションがあり、それぞれ求められるスキルや適性は異なります。キャッチャーはこれらの中でもどのような役割を持っているポジションなのでしょうか。また米野コーチが必要だと考える、キャッチャーに求められるスキルや適性についても伺ってみました。

キャッチャーの役割とは

キャッチャーは、ほかのポジションと異なりグランド全体を見渡せる唯一のポジションです。このことからキャッチャーは扇の要」とも言われており、9つあるポジションの中でも特に責任ある役割を担っています。

キャッチャーは、ピッチャーの投げた球を捕ることだけが役割というわけではありません。例えば手元でサインを出し、ピッチャーに対して投球の指示を行うことはキャッチャーの役割のひとつです。この際、試合状況やピッチャーのコンディションなどさまざまなことを考慮したうえで、最適だと思う投球方法を判断します。

また、グランド全体を見渡せることから、バッターの特徴やコンディションなどを守備陣に伝えたり、相手チームの盗塁を成功させないように二塁や三塁へと送球したりもキャッチャーが行います。

このように多くの役割を担うキャッチャーは大変重要なポジションであり、強いチームには必ず名捕手がいると言っても過言ではないほど。米野コーチも「チーム内に良いキャッチャーがいれば、チーム全体がどっしりと地に足がついた安定感のある野球ができる」と話します。

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キャッチャーとして求められるスキルや適性について

米野コーチが考える、キャッチャーとして求められるスキルや適性は次の通りだそうです。

  • 精神力
  • 体力
  • 思考力
  • 身体的柔軟性
  • 集中力
  • 観察力
  • 洞察力
  • 失敗経験
  • 成功経験

前述したように、キャッチャーの担う役割は多岐にわたっています。それぞれの役割を全うするためには、精神面や体力面をはじめ、観察力や洞察力も磨いていく必要があるでしょう。

また、「ピッチャーは責任あるポジションではあるものの、楽観的な部分も併せ持つ必要がある」と話す米野コーチ。ピッチャーだけでなく守備陣にも指示を出し、チーム内の雰囲気をコントロールしていくこともピッチャーの役割のひとつです。

ピンチのときでも状況を冷静に判断し、周りにアドバイスや指示をしつつも「大丈夫!」と明るく声掛けができるようなキャッチャーであれば、メンバーからも信頼される存在となれるのではないでしょうか。

キャッチングの基礎として身に付けたいポイント

少年野球でのキャッチャーのレベルアップを目指すにはどんな練習メニューやトレーニング方法がおすすめ?

キャッチャーにとってキャッチングは基本となります。しかし、その基本が実は奥が深く、「ミットから球がこぼれ落ちてしまうことがある」、「いい音が鳴らない」と悩む子どもたちも多いようです。

米野コーチにキャッチングの基礎として身に付けておきたいポイントを伺ったところ、「ピッチャーが投げてきた球にタイミングを合わせて、球が来たところでミットをブレさせずピタッときれいに捕球することが大切」と教えてくれました。

キャッチングの上手な選手が球を受けた場合、ミットに入った瞬間「パンッ」と大きな音がなり響きますが、これはミットの芯でしっかり捕球できているからです。

タイミングを合わせるためには、正しいキャッチングフォームを身に付けなければなりません。体が地面と垂直となる姿勢だと視線が高くなりボールを上から見る形となるため、タイミングを合わせづらくなってしまうでしょう。

さらに、フォームが崩れているとミットが動いてしまう原因にもなるため、審判の判定に影響が出てしまう場合もあるかもしれません。やや前傾の姿勢となり、低い視線でしっかりボールを見られるよう意識しましょう。


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米野コーチがおすすめする練習メニュー

プロ野球界でキャッチャーとして長く活躍されてきた米野コーチに、おすすめの練習方法についていくつか伺ってみました。ぜひお子さんの練習メニューの参考にしてみてください。

初心者~始めたばかりの子どもにおすすめの練習メニュー

まだキャッチャーとしての経験が浅いお子さんには、壁当ての練習がおすすめです。壁当ては、壁に向かって球を投げ、跳ね返ってきたものを捕球するというシンプルな作業ですが、反復練習することで捕球する際のリズムやタイミングを体に覚えさせることができるでしょう。

また、「キャッチャーは捕球する場面が多いため、捕るときに力まずリラックスしながら体のバランスをとることが大切」と話す米野コーチ。無駄な力を入れずに捕球できるようになれば、その後の球の握り替えもスムーズになり、スローイングしやすくなります。正確に、素早く、強く、を意識しながら壁当て練習を行うようにしましょう。

実践で活躍するために普段から意識すべきこと

米野コーチによると、「高い技術を持つ選手は、今より上達するためにはどうすればいいのか、自分の今の課題は何か、といったことを常に自問自答を繰り返している」とのこと。

プロの世界で活躍する一流選手であっても現状に満足することなく自分へ課題を課し続け、他人の話やアドバイスにも謙虚に耳を傾けられる人が多いそうです。しかし、「そのうえで最後に取捨選択するのは自分ということも理解しておかなければならない」とも話します。

また、それとともに「高い技術を持つためには、その技術を体現するための体づくりも大切」とのこと。実践で活躍するためには、心も体もしなやかであることが求められます。体力面と精神面、そのどちらも短期間で身に付くものではありません。普段からしっかり意識して練習に取り組むことが大切となるでしょう。

自宅で行えるおすすめの練習メニュー

米野コーチによると、自宅で練習する方法としては、上手な野球選手の動画を見てイメージしながらマネをすることがおすすめだそう。イメージトレーニングは、パフォーマンスの向上に効果的とされていて、トップアスリートの多くが取り入れている練習方法です。

近頃ではYouTubeでさまざまな選手の動画をお手本にすることができます。どのようなフォームで、どんなタイミングで球を捕っているのか。また、捕球してから送球までの動作はどのようになっているか。細かいポイントに気を付けながらいろいろなキャッチャーをお手本にし、自分に置き換えてイメージトレーニングを繰り返すことで、実践に繋げやすくなるでしょう。

対人で行うおすすめの練習メニュー

2人で練習できる環境にある場合は、ノックを練習に取り入れると良いとのこと。ゴロやフライ、イレギュラーバウンドなどさまざまな質の球を受けて体に覚えさせることで、試合中の予期せぬエラーを防ぐことにも繋がるでしょう。

ノックを受ける際は、捕る、投げるのリズム感や力の抜き加減、ボールに対しての入り方のタイミングなどをしっかり意識しながら行うとより効果的です。

関連記事:【岸里亮佑コーチインタビュー】少年野球が上達するコツと自宅で取り組める練習方法

コーチが感じるキャッチャー指導について

少年野球でのキャッチャーのレベルアップを目指すにはどんな練習メニューやトレーニング方法がおすすめ?

米野コーチは自身がこれまでに培ってきた経験やノウハウを生かし、多くのお子さんにキャッチャー指導を行ってきています。その中でご自身が感じたことについても伺ってみました。

キャッチャーの育成や教育で難しいと思うところ

これまで多くのお子さんを指導してきた米野コーチですが、「自分の感覚がなかなかうまく伝わらないことがあり、もどかしい」と話します。

また、キャッチャーというポジションはほかのポジションに比べて経験が必要であり、成長をするには失敗をする経験も欠かせないため、長い目で見てあげないと挫折に繋がってしまう恐れもあると感じているそうです。お子さんが自信をなくさないためには、本人のやる気や努力に加え、ときには周りの大人のサポートが必要となることもあるかもしれませんね。

キャッチャーで伸び悩んでいるお子さんに多い課題や悩み

ピッチャーが投げた球が自身に向かってすごいスピードで飛んでくる。そして、ときにはバッドにかすって思いもしない球道となり自身に当たってしまうこともあるかもしれない。そんなシーンを想像して恐怖心を拭えなかったり、怖さから捕球時に目をつぶってしまったりするお子さんも中にはいるようです。

こうすれば恐怖心が拭えるという特効薬は存在しませんが、練習や試合を繰り返して場数を踏むことも解決策のひとつになるのではないでしょうか。


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キャッチャー指導を実際に受けた方の口コミ

次に、実際にドリームコーチングでキャッチャー指導を受けた方の口コミをご紹介します。

子ども自身が楽しくレッスンが受けられた

初対面のコーチと限られた時間の中で指導を受けるため、子どもが楽しくレッスンできるかと不安に感じる保護者の方もいることでしょう。しかし、ドリームコーチングに所属しているコーチは気さくな人柄な方が多く、指導経験も豊富です。

実際に受講した方の感想の中にも、「褒めていただきながら指導いただけたので、子ども自身も満足そうだった」「コーチの人柄が素晴らしく、子どもものびのびとプレーしていた」といった声が見られました。お子さんの楽しいという気持ちがモチベーションアップとなり、上達への近道となるのではないでしょうか。

短時間で効果が感じられた

初めてレッスンを受ける場合、どのように指導してもらえるのか、1回のレッスンでも効果があるのかといったところも気になるところです。

効果に関する口コミにおいては、「ピンポイントで短所を見抜いたうえで改善方法を指導してくださったので、レッスン後見違えるほどレベルアップできていた」「指導方法がわかりやすく、動きながら的確に声掛けしていただいたおかげで、見る見るうちにうまくなっていった」など、お子さんの成長ぶりに驚かれている保護者の方の声が見られました。

個人指導ではお子さんの成長スピードに寄り添って進められるため、1回のレッスンでもしっかり効果が感じられたという人が多いようです。

今後の課題や練習の参考になった

コーチによって指導方法はさまざまですが、「練習後、丁寧なフィードバッグが受けられたため、今後の練習にぜひ活かしていきたい」、「練習当日、動画撮影をさせていただけたので、指導内容を自宅で復習することができた」といった声もいくつか見られました。

レッスンで教わったことを自主練でしっかり取り組めばさらなるレベルアップも見込めるかもしれませんね。

お子さんにキャッチャーとしての自信をつけさせてあげよう

扇の要とも言われるキャッチャーは、多くのスキルを要し、体力的にも精神的にもタフでなければ務まりません。そのためには、キャッチャー向けのトレーニングや練習を重ね、お子さんにキャッチャーとしての自信をつけさせてあげることが大切です。お子さんのキャッチャーとしてのスキルを伸ばしてあげたいと考えている方は、プロによる個人指導を一度検討してみてはいかがでしょうか。


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