コロナ禍で子どもの運動不足が深刻化!小学生の肥満度と運動不足解消法

コロナ禍で子どもの運動不足が深刻化!小学生の肥満度と運動不足解消法

近年、新型コロナウイルス流行の影響により大人や子どもを問わず、外出を控えるようになりました。特に子どもが自宅で過ごすことも増えていると感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

屋外で遊ぶと自然と体を動かす頻度が増えますが、一方で屋内での遊びだけですとどうしても運動不足になりがちです。運動不足が続くと、エネルギーの消費や代謝にも影響が出るため、太りやすい体質にもつながってしまいます。

子どもが太り始めた、子どもの運動不足が気になるなどの悩みを持つ保護者の方向けに、小学生の肥満度やコロナ渦の影響による運動不足の深刻化についてご紹介してまいります。また、運動不足が子どもに与える影響や、コロナ渦での運動不足解消法についても一緒に解説します。

 

 

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小学生の肥満度の算出方法は?

子どもの肥満の指標となるのが、肥満度です。
肥満度は標準体重に対して実測体重が何%上回っているかを指します。

肥満度=(実測体重-標準体重)/ 標準体重×100(%)

(一社)日本小児内分泌学会によると、肥満度はパーセンテージによって軽度、中等度、高度肥満に分類されており、肥満度20%以上を軽度肥満、30%以上を中等度肥満、50%以上を高度肥満といいます。

文部科学省が公表した2021年度の学校保健統計調査の結果(速報値)によると、標準体重より20%以上重い「肥満傾向」の子どもの割合は、高3を除く全学年で、コロナ禍前の2019年度より増えていることがわかりました。

このことから、近年の小学生の肥満度とコロナ禍による影響は密接につながっていると考えられます。

コロナ渦の影響で深刻化する小学生の運動不足

コロナ渦の影響で深刻化する小学生の運動不足

コロナ渦の影響で深刻化する小学生の運動不足

スポーツ庁が実施した「令和3年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を見ても、肥満である児童や生徒が増加していることがわかっています。

主な原因としては、コロナ渦の影響による運動量の減少が考えられます。
また、コロナ禍の影響以外にも考えられるのが、屋内で遊べる環境があったり、運動する時間が割けなかったりすることです。

自宅にゲーム機があったり、子どもにスマートフォンを持たせていたりすると、機器ひとつで遊べてしまうため、わざわざ外に出て遊ぶ理由が無くなってしまいます。

また、習いごとや課外学習などが忙しい子どもの場合、運動する時間の確保が難しく、運動不足の原因になっている場合があります。。

運動不足はコロナ禍の影響はもちろんですが、子どもを取り巻くさまざまな環境によっても引き起こされていると考えられるのです。

まずは根本的な生活習慣の改善に取り組んでいく必要があります。

運動不足が小学生に与える影響

運動不足が小学生に与える影響は、身体面と精神面の両方に及びます。

影響①基礎体力の低下

まず、運動不足は体力の低下を招きます。

体を動かさない生活が続くと基礎体力が低下するため、以前は普通にこなせていた運動がスムーズにできなくなることがあります。

また、運動不足が続くと体の動きが鈍くなるため、転びやすくなったり、つまづきやすくなったりすることから、ケガにつながるケースもあります。

中には、寝起きが悪くなったり、疲れやすくなったりするケースもあります。

体力の低下により疲れが生じやすくなることから、運動自体が嫌いになり、運動自体を拒んでしまうという悪循環にもつながりかねません。

影響②肥満や生活習慣病などの病気のリスクの増大

運動不足が続くと、1日の消費カロリーが低下し、基礎代謝も悪くなります。

そのため、運動不足は肥満の原因になります。
また、肥満になると生活習慣病などの病気のリスクを増大させます。

影響③免疫力の低下

運動不足により、免疫力の低下も懸念されます。

免疫力が低下すると、生活習慣病や感染症などのリスクが高まるほか、元々肥満を抱えているとそのリスクもぐんと跳ね上がります。

免疫力の低下に伴い、自然治癒力が低下することから、ケガも治りにくくなる場合があるため注意が必要です。

影響④精神面への影響も

運動不足は体力の低下だけでなく、精神面の低下も招きます。
運動は人間の体にとって重要な要素のひとつで、ストレスにも密接に関係しています。

ストレス発散手段のひとつとして、運動が効果的であることをご存じの方も多いと思います。

厚生労働省によると、運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。

体を動かして自律神経を整えることはストレス解消にもつながるため、運動不足が続けばその分気力が低下します。

勉強などに取り組む意欲ややる気の低下につながるほか、ストレスによる不眠や寝付きの悪さを引き起こす可能性が高くなります。

子どもがイライラしやすくなったという場合、運動不足によるものであることも多いです。

コロナ渦の小学生におすすめの運動不足解消法

コロナ渦の小学生におすすめの運動不足解消法

コロナ渦の運動不足を解消するためには、屋内での遊びを見つけることに加えて、安心して過ごせる屋外スペースを探すことも大切です。では、実際にどのような方法があるのでしょうか?ここでは、小学生にもおすすめできるコロナ渦の運動不足解消法を紹介します。

解消法室内で使用可能な機器を導入

屋内で運動をするために、新しく機器を導入してみるのもひとつの手です。
子どもが面白いと実感でき、興味を抱けるものとしておすすめなのが、フィットネスゲームです。
フィットネスゲームは子どもと一緒に保護者も楽しめるため、家族団欒の機会としても使用できるでしょう。

また、室内に置ける飛び石を使った遊びや、室内鉄棒などもおすすめです。
屋内で運動をする場合には、しっかりと子どもに運動習慣を身につけられるように遊び方も工夫しましょう。

解消法②屋外でも安心して遊べる環境を見つける

子ども同士の接触が気になる保護者の方は、

  • 比較的空いている公園やプレイヤードを探す
  • 公園やプレイヤードでも空いている利用時間を把握しておく

などの対応が良いでしょう。

また、公園のロケーションによっては、高学年の子どもが多い公園、小さな子どもが多い公園など、遊んでいる子どもの年齢や学年が合わない場合、活動量が確保できない、実施できる遊びに制限がかかるなどの可能性もあるので、子どもの年齢や運動量に合った環境を選んであげることが大切です。

解消法自宅周辺の散歩

運動不足を解消するには、運動する習慣を身に付けることも一番大切です。

そのため、子どもと一緒に何かに取り組むこと、出かける習慣を作ることによって意図的に一日の中に「運動する時間」を設けるというのも効果的です。

例えば、毎週日曜日は自宅周辺などを散歩するという習慣を作る、また学年が上がれば一緒に早起きをしてランニングをするというのも、おすすめです。

小学生の肥満度を知り、子どもの運動不足を解消しよう!

コロナ禍の影響による運動不足で、小学生の肥満度も増加しています。運動不足や肥満は健康リスクにもつながるため、日ごろから子どもの運動習慣をつけてあげることはとても重要です。また、運動ができる場所や方法を考えるときは、子どもの年齢や運動能力などを把握し、その子に合った環境を選ぶことがおすすめです。心身ともに健康な体をつくるために、この機会にぜひ、子どもの運動習慣を見直してみてはいかがでしょうか。


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