冬にできるおすすめの運動8選!室内でできて汗をかけるスポーツとは?
冬でも運動は子どもたちの健やかな成長におすすめです。しかし日照時間が短いうえ、寒さや雪などの影響もあることから、普段は外遊びが好きな子どもたちも活動量が減りやすい季節ですね。
そこで今回は、家の中の省スペースでできるおすすめの屋内遊びをご紹介します。大人も含め運動不足に陥りがちなこの季節、家の中でお子さんと一緒に楽しみながら体を動かしてみませんか?
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目次
冬は夏に比べて運動量が減ってしまう
冬は外の気温が低いと、暖房のついた暖かい家から出るのが億劫になり、大人だけでなく子どももつい家にこもりがちになってしまうもの。子どもはおもちゃ遊びをしたり本を読んだりと、屋内遊びでも楽しく過ごせるかもしれませんが、親としては運動不足になってしまうのではと心配になりますよね。なかには、子どもだちのスクリーンタイムが増え、頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。
実は、冬は1年のなかでも子どもの運動量が最も減りやすいともいわれている季節。熱中症などの心配がある夏も冬同様に運動量が減りやすい季節ではありますが、冬における子どもの1日あたりの歩数は、春や夏に比べ1,500歩ほど少なかったという調査結果もあるほど。これは、寒さや雪などの天候の影響に加え、冬特有の日照時間の短さも関係していると考えられます。運動量が減ると体力の低下は避けられず、体力が低下してしまうとさらに体を動かさなくなり、ますます運動不足になるという悪循環に陥る恐れもあるため、冬は子どもにとって要注意の季節なのです。
運動量の減少が健康に与える影響
子どもが運動不足になってしまうと、健康面においてさまざまな影響を与えるとされています。スポーツ庁が令和4年に小学5年生と中学2年生の男女を対象に実施した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、子どもたちの運動時間は、過去水準に比べ低かったことがわかっています。また、子どもたちの体力合計点は減少傾向にあり、なかでも小学生・中学生の男子はともに最低の数値だったことや、肥満の児童生徒の割合が増加傾向にあり、肥満の児童生徒は体力合計点が低かったことも明らかにされています。
これらより伺えるのは、運動不足は体力や運動能力の低下に関係していて、さらに肥満のリスクを高めてしまう恐れもあるということ。肥満になると将来的に生活習慣病や感染症にかかるリスクが増加するだけでなく、姿勢の悪化や疲れやすくなるなどさまざまな弊害に悩まされる可能性も出てきます。
また、体力の低下は、意欲や気力といった精神面にも大きく関わるものです。運動不足になると、ストレス発散や疲労回復に良いとされているセロトニンの供給量が減少してしまいます。勉強やスポーツなどへのやる気の低下、イライラしやすくなる、睡眠障害などが見られる場合もあるでしょう。
運動不足が子どもに与える影響は、どれも決して軽視できるものではありません。子どもの健やかな成長において、日々の適度な運動はとても重要です。そのため、運動不足になりやすい冬は、体を動かして健康的に過ごせるよう親が積極的に促してあげることも大切となるでしょう。
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体を動かせるおすすめの屋内遊び
お子さんが外に出るのを嫌がるときや、寒さや雪などの影響で外遊びができない場合には、自宅でもできるスポーツや運動遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。自宅でも遊び方を工夫すれば、楽しみながら十分な運動量を確保できます。ここでは、体を動かせるおすすめの屋内遊びをご紹介します。
風船バレーボール
風船バレーボールはその名の通り、風船をバレーボールに見立てて相手と打ち合って競うというもの。風船はゆっくりと動くため、小さな子どもや運動が苦手な子どもでも楽しく参加できるのが魅力です。さらに家具や家電などを倒す心配もなく、室内でも安心してボール遊びをさせてあげられます。家の中にリボンや紐でネットを作ってみたり、何回落としたら負けとルールを設定したりすると、さらに盛り上がるでしょう。
ペットボトルボウリング
ペットボトルとボールがあれば、屋内でもボウリングが楽しめます。数本のペットボトルをボーリングのピンに見立てて並べ、ボールを投げてペットボトルを何本倒したかを競い合います。ピンまでの距離を長くしたり、並べ方を工夫したりすれば、難易度の調整も可能。さらにペットボトルの中に水や石、ビー玉などを入れれば、ボールを投げる強さも工夫が必要となるため、室内でも良い運動量が確保できます。
省スペース:バランス系おもちゃを利用したバランスゲーム
自宅で子どもたちが楽しく体を動かせるようなスペースがないという家庭でも、省スペースでできる運動や遊びはたくさんあります。なかでもバランスゲームは場所を取らずに遊べるものが多いうえ、遊びながら体幹を鍛えられるので、冬の室内遊びにも最適です。タイプもさまざまなものがあるため、お子さんといっしょに選んでみてはいかがでしょうか。
バランスストーン
バランスストーンとは、川の中にある石に飛び移っていく遊びをイメージして作られた室内用玩具です。大きさや高さの異なる複数のストーンでコースを作り、上手に飛び移ることで楽しく体を動かしながら、運動能力やバランス感覚も養えます。ストーンはプラスチック製で中は空洞になっていて軽量のため、小さな子どもでも簡単に設置や移動ができるでしょう。
バランスボード
バランスボードは、ボード型やゆりかご型、円盤型などさまざまな形状のものがあります。ゆらゆらと揺れる不安定なボードの上で、バランスをうまく取りながら立ったり座ったりした状態を保つことにより、体幹の強化やバランス感覚の向上が見込めます。ボードを両足でしっかり踏み込み、全身でバランスを取る必要があるため、短時間でも良い運動になるでしょう。
ジャンピングボール
バランスボールに、飛び跳ねるホッピング機能がついたスポーツトイ。ボールに乗ってバランスを取る楽しみ方と、グリップを持ってピョンピョンと床を跳ねる楽しみ方ができます。ベッドやソファでジャンプすることが大好きな子どもたちは、夢中になって楽しんでくれるはず。コンパクトなため、省スペースで遊べて収納にも困りません。
大型:トランポリン・鉄棒・ジャングルジム
遊べるスペースを十分に確保できる場合は、室内用遊具やアスレチックの設置を検討してみてはいかがでしょうか。外で遊べない日が続いても、大型の遊具なら公園遊び同様、全身をしっかり動かせるため、冬の運動不足も回避できます。子どもの興味がありそうなものや長く遊べそうなものを考慮して探してみてくださいね。
ジャングルジム
2,3歳~未就学児の子どもには、登ったり降りたりと全身運動ができる室内用のジャングルジムもおすすめです。登るためには体の筋力のほか、握力も必要となるため、体全体をバランス良く動かせるのが魅力。ブランコや滑り台、鉄棒などがついているものもあり、子どもの成長に合わせながら長い期間楽しめます。置き場所がないという家庭には、折りたたんで収納できるものもあります。
トランポリン
トランポリンも、子どもが楽しみながら体を動かせるおすすめの遊具のひとつです。ジャンプするだけの単調な動きの繰り返しに見えますが、飛び跳ねる動作は有酸素運動であるため、高い運動量が期待できます。そのほかトランポリンは、筋力アップや体幹強化、バランス感覚を養うのにも効果的です。1人用のものから大型のもの、大人が使えるものまであるため、家庭に合ったものを探してみてください。
鉄棒
鉄棒は、ぶら下がる・回る・跳ぶ・降りるとさまざまなバリエーションの動きを体験できます。前回りができたら次は逆上がりといったように、少しずつ技の難易度を上げていけば、チャレンジ精神も養えるほか達成感も味わえるでしょう。周りの目を気にせず自分のペースで練習できるのも魅力です。また、ブランコや吊り輪など鉄棒からアレンジできるものであれば、飽きずに長い期間使用できます。
安全上の注意
子どもたちが体を動かしたり走り回ったりしてもケガすることがないよう、遊びをはじめる前にスペース内の安全性を今一度チェックするようにしましょう。床に文具やおもちゃは落ちていないか。また、家具の角にコーナーカバーを装着したり、破損してはいけないものをあらかじめ撤去したりしておくことも大切です。
そのほか、冬でも条件が重なると、体温調節が未熟な子どもは脱水症になってしまう恐れもあります。遊びの合間にこまめに水分を取ることも忘れないようにしましょう。
室内でも体を動かせる遊びを取り入れて健康的な冬を過ごそう
寒さ厳しい冬は、外遊びも風邪を引いてしまうのではと躊躇してしまうところですが、家にこもって運動不足になってしまうのも心配ですよね。運動不足は体力の低下や精神面にも影響を及ぼす恐れもあるため、室内でも体をしっかり動かせる遊びを取り入れてあげることが大切です。
また、親も参加することで、子どもとコミュニケーションを図れるだけでなく、自身の運動不足も解消できるため一石二鳥!ぜひ今回紹介したおすすめの運動や遊びを参考に、お子さんと健康的な冬を過ごしてくださいね。
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