習い事をはじめるなら何歳からが最適？スポーツを習いはじめるのに適切な時期とおすすめの習い事をご紹介

スイミングやリトミック、サッカースクール、ピアノなど、世の中にはさまざまな習い事があります。どの習い事を選ぶのかはもちろん、何歳からはじめるべきかを悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。本記事では習い事をはじめるベストな時期や、おすすめの習い事について年齢別に紹介。それらの習い事によって得られる効果やメリットもあわせて解説します。

何歳から子どもの習い事をはじめている？

子どもの無限の可能性を伸ばす「習い事」。培った経験が子どもたちの将来にいき、ときには一生の趣味や仕事に繋がることもあります。また、習い事によって新たな発見を得るのは子どもだけではありません。保護者も我が子の成長を実感したり、子育てのヒントや気づきを得ることも多いでしょう。そんな習い事、何歳ごろからはじめる家庭が多いのでしょうか？

メディア「mamasta まなび」実施のアンケートによると、0歳〜小学校6年生までの子どもがいる家庭のうち、3〜4歳で習い事をスタートした家庭が全体の40%ほどを占めています。次いで、0歳と5歳にはじめた家庭が多い結果に。

実際にさまざまな習い事教室の募集を見ると、多くの教室で幼稚園入園にかかる3歳からスタートとなっています。0～2歳の習い事もありますが、その場合は保護者と一緒に受けるケースが多く、本格的な習い事というよりは集団の場に慣れさせたり、コミュニケーションを取ることに重きを置いているようです。

参考：「お子さんの習い事」に関する実態調査

習いはじめるのにおすすめの年齢は3歳

3歳から習い事をスタートさせる家庭が多いのには、子どもの発達度合いが関係しています。子どもが少しずつ自分の意思を持ち、自ら行動できるようになるのがこの時期。保護者以外の言葉にも耳を傾けられるようになることから、習い事スタートに適していると考えられます。

また、前述のとおり0〜2歳が通える習い事は基本的に親子で通うケースがほとんど。土日ではなく平日に開かれることも多いので、共働き家庭や兄弟を自宅保育している場合は通うのが難しくなるでしょう。そのため、はじめは30分〜1時間と短時間からのスタートになりますが、子どもがひとりで習い事を受けられるようになるこの時期に習い事をはじめる家庭が多いのです。

また知能的な発達だけでなく、運動面もグッと発達するのが3歳ごろ。体を大きく動かしたり、用具を使ったりと行動の範囲が広がる時期だからこそ、運動系の習い事をはじめるのにもぴったりなのです。

運動神経アップにつながる習い事について知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

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0～3歳におすすめの習い事3選

ここからは、子どもの年齢別におすすめの習い事をご紹介していきます。まずは、親子クラスが中心の0〜3歳向けの習い事からチェックしてみましょう。

スイミング

幅広い年代において、高い人気を誇る習い事「スイミング」。0〜3歳においては泳ぎを習うというよりは、水に慣れることや親子のスキンシップを目的にする場合が多いようです。0〜3歳児クラスのスイミングは親子で一緒に泳ぐのが基本ですが、リフレッシュ効果や免疫力アップなど、保護者にとってもメリットが大きいのが人気の理由のひとつです。

リトミック

スイスの作曲家によって作られた音楽教育「リトミック」。音楽に合わせて踊ったり、楽器を演奏したりするなかで創造力や集中力、リズム感などを養います。ダンスをするときには大きく跳ねたり、友達と協力したりする振り付けもあり、まさに音楽と運動の良いとこどりのようなレッスンです。0〜2歳までは親子クラスがほとんどですが、2歳以降はガラス越しに子どもだけのレッスンを用意している教室も増えてきます。

英会話

「英会話」も幅広い年代で人気の学習系習い事のひとつ。早期から英語に触れることで苦手意識を持たず、楽しみながら英語を習得できます。0〜2歳は親子クラスがほとんどですが、こちらも2歳以降は子どもだけでレッスンを受けることが多くなります。大人の英会話レッスンのように文法や発音を学ぶというよりは、音楽や絵本から自然と英語を吸収するようなイメージです。

4～6歳におすすめの習い事3選

次に、4〜6歳の子どもにおすすめの習い事をチェックしていきましょう。落ち着いて椅子に座ることや、保護者と離れて時間を過ごすことにも慣れはじめるこの時期。音楽や運動、勉強──さまざまな学びを楽しみながら吸収できるでしょう。

ピアノ

「ピアノ」も幅広い年代から人気を集める習い事です。音楽性はもちろん、集中力や思考力、記憶力などを高められます。4歳以降になると指先の力もずいぶん強くなり、しっかり鍵盤を捉えられるように。また、個人差はありますが、椅子に30分以上座っていられるようになることも、4〜6歳にピアノがおすすめの理由のひとつです。

幼児教室

簡単な算数や国語、英語、そろばんなどを学ぶ幼児教室も4〜6歳におすすめな習い事。座ってひとつのことに集中できる、先生の話を聞いて行動に移せるようになるこの時期にはじめると、比較的スムーズに“机に向かう習慣”が身につきます。

4〜6歳ごろは、小学校受験や入学後にはじまる本格的な勉強に備えて学習の基盤を築きたいと考える保護者も多くなります。この時期に得た学習面での成功体験が、6歳以降に役立つことも多いでしょう。

サッカースクールや野球教室

サッカースクールや野球教室など、スポーツ系の習い事は4〜5歳ごろからのスタートが適しているといわれています。この時期になるとずいぶんと体幹がしっかりし、蹴る力や投げる力、走る力が飛躍的に高まります。

また、周囲と共同でなにかと成し遂げることも少しずつできるようになるため、チームプレーも楽しめるでしょう。サッカーや野球のスクールの良いところは、運動神経だけでなく忍耐力や集中力、協調性なども身につけられること。一生の趣味になるようなスポーツと出合えるかもしれません。

小学生におすすめの習い事3選

最後に、小学生におすすめの習い事を学年別に3つご紹介します。この時期になると“自分の興味・関心があるもの”も増えてきます。保護者が勧めるだけでなく、子どもに「どんなことに興味がある？」「なにを習ってみたい？」と聞いてみるのもいいかもしれません。

低学年：硬筆や毛筆

この頃になると筆や鉛筆をしっかりと握り、思い描いたものを比較的忠実に書けるようになります。苦手意識や退屈感を覚えず、楽しく硬筆や毛筆を学べるでしょう。文字を美しく書けるようになるだけでなく、集中力や思考力も養えます。

きれいな文字は生涯の財産になると言われるほど、大切なものです。品性や教養を感じさせる要素だからこそ、早いタイミングから身につけていきたいですね。

高学年：プログラミング

2020年より小学校の必修科目となったプログラミング。技術はもちろん、プログラミング的思考は受験や社会に出てからも役立つと言われています。必修化を受けてプログラミングの専門スクールも人気を集めていて、学校では習えないような高難度で子どもの好奇心をくすぐるカリキュラムを展開しています。

低学年からも受講できますが、本格的な授業がはじまる5年生ごろからの受講がおすすめです。

全学年：スイミング

小学校の低学年から高学年まで、全学年におすすめなのがスイミングです。ベビースイミングや幼児の親子クラスとは異なり、小学生以上になるとしっかり泳法もマスターできます。スイミングには運動能力の向上だけでなく、免疫力アップや姿勢改善などのメリットも。

さらに学習機能の発達にも効果を発揮すると言われています。小学校では水泳の授業もあるので、早めにはじめて水に慣れておくと安心ですね。

習い事で子どもの可能性を広げよう

水泳やピアノ、サッカースクール、プログラミング──世の中にはさまざまな習い事があります。いずれも共通しているのは子どもの可能性を広げてくれること。無理に通わせる必要はありませんが、そこで培った経験や得た知識はきっと子どもにとってプラスに働くはずです。ご紹介した年齢別のおすすめ習い事を参考に、ぜひお子様にぴったりの習い事を選んでみてくださいね。