サッカーのリフティングが上手くなるには?リフティング練習の方法とコツ
サッカーで「リフティングが続かない」「リフティングが上手くなりたい」と悩んでいるお子さんはいませんか。足でボールを思いのままに操るリフティングに憧れて、サッカーをはじめるお子さんもいると思います。リフティングはサッカーのテクニックのひとつで、ボールタッチに慣れるためにも必要な技術です。
リフティングが上手くなれば、自分に飛んできたボールを上手に扱えるため、実戦をするうえでも大変役立ちます。本記事では、リフティングが続かない、リフティングが上手くなりたいという悩みを持つお子さんがいる方向けに、リフティングのコツや練習方法について現役サッカーコーチのアンケートをもとに詳しく解説します。
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目次
子どもがリフティングを苦手と感じる理由
リフティングが上手になるためには、自分の思う通りにボールをコントロールする練習が必要です。
ボールを地面に落とさないよう、しっかりと足を使わなければならないリフティングには、つま先から太ももまでの足の部位を上手に使うテクニックが求められます。
お子さんによってリフティングが苦手な理由はさまざまですが、主に考えられる理由は次の4点です。
- どこに足を当てればいいかわからない
- 正確な場所に足が当たらない
- ボールがまっすぐあがらない
- 蹴ったボールが遠くに行ってしまう
ひたすらリフティングの練習に励むのではなく、まずはお子さんがリフティングが苦手な理由を明確にすることが大切です。苦手な理由を把握したうえで、改善するための練習に臨みましょう。
なぜ小学生のサッカーにはリフティング練習がおすすめなのか
ドリブルと違って、試合中に行う動きではないリフティング。なぜ技術の向上にリフティング練習がおすすめなのかを、実際に小学生のサッカー指導にあたるプロコーチに聞きました。
櫻田未来コーチは、リフティングについて「全ての基礎になる技術」と回答しています。「どんな状態でもボールの中心を捉えてプレーするため(にリフティング練習が必要)。ステージが上がるほど基礎の差が結果の差に繋がるため、早い段階で身につけておく必要がある」とのことです。
中村圭伸コーチは、小学生のサッカー上達に向けて取り組みたい基礎トレーニングメニューのひとつにリフティングをあげています。中村圭伸コーチが考えるリフティングを行う目的は、主に2つあります。
□自己教育力の向上
成長するためには自己分析がとても大切な要素です。リフティングはすぐにでも失敗を分析し改善できるトレーニングなので、ひとりで色々なタッチや技に挑戦することがおすすめです。
□身体操作
回数が多く出来れば良いというものではありません。
(体の)色々な箇所で、連続して触ることで身体操作の習得に繋がります。
前進しながらリフティングをすることや、下がりながら、ジャンプしながらなどいろいろと試してみましょう(中村圭伸コーチ)
また、リフティング練習のコツとしては
「いわゆるチョンリフ(足の甲でちょんちょんと蹴り上げるリフティング)からスタートせず、足首を伸ばしてインステップにしっかり当てるリフティングからスタートする(キックの技術に繋がる)」(櫻田未来コーチ)
「まずはインステップからでいいが、色んな箇所でリフティングの練習をする(もも、頭、イン、アウト、肩、かかと、すね、つま先等)」(櫻田真平コーチ)
と、インステップ(足の内側)を使ったリフティングから練習をはじめることがおすすめのようです。
リフティングの練習方法のコツ
サッカーのコーチに直接いろいろなアドバイスをもらえると、すぐにでも練習に活かしたくなりますよね。現役サッカーコーチがおすすめするリフティングの練習方法のコツとはどのようなものでしょうか。
目標を決めて練習する
櫻田真平コーチは「距離を決めてやる、もしくは回数と種目を決めてやる、達成感をつくる」ことがリフティング練習に大事と回答しています。つまりリフティングは、しっかりと目標を決めて練習することが大切なのです。
櫻田未来コーチも「意欲的に取り組める環境作り」「競争環境やレベル設定などの工夫」「目標数値を決めてコツコツと取り組む」ことがリフティング上達のコツだと回答しています。特に「記録を数字で見える化して自らの成長を実感できるようにする」ことは、コーチのいう通りモチベーションのために必要でしょう。
リフティングを行う足元の部位であったり、リフティングできた回数であったりと目標は何でも構いません。目標を決めておくことで、達成したときにお子さんは小さな成功体験を味わうことができます。成功体験は自信にも繋がり、よりリフティングの練習に打ち込みたいと思うようなモチベーションを生み出すこともあります。
達成感に繋がる目標をしっかりと決めておくことで、お子さん自身が成長を実感できるようにしましょう。そして、目標を達成したときには、お子さんをしっかりと褒めてあげましょう。
上手な選手と自分の映像を見比べる
リフティングの練習は自己流で行うのではなく、上手な選手の動きを観察することも大切です。リフティングの練習はひとりでできてしまうため、保護者がいても練習をお子さんひとりに任せたり、お子さんの近くでただ見ているだけになってしまいがちです。
「高学年であれば、上手な選手の動画と自分の映像を見比べながら分析を行うこと」
「低学年であれば、お父さんやお母さんが一緒に楽しみながら練習してあげること」
「もし、一緒に練習するならば、必ず良いところだけを伝えて欲しい」
以上はすべて中村圭伸コーチからのアドバイスです。
お子さんがリフティングをはじめたときには、練習風景をスマートフォンなどで撮影してみてください。そして、撮影した映像をリフティングの上手な選手の映像と見比べ、お子さんと一緒に観察してみましょう。
上手な選手とお子さんの映像を比較することで、リフティングの際の体の使い方や動きをあらためて再確認できます。ボールタッチをどの部位で行っているのか、ボールに触れたあとの次の動きなどを学べることで、次の練習に生かすことができます。
友達や家族と楽しみながら練習する
中村圭伸コーチは練習のコツについて「淡々と練習するのではなく、楽しみながら行う工夫をして練習しましょう」と回答しています。保護者もお子さんと一緒にリフティングの練習をしたり、お子さんのリフティングにパスを出したりしながら、楽しい練習環境を作りましょう。また、サッカー仲間のいるお子さんの場合、友達と一緒にリフティングの練習をすることもおすすめです。
また、リフティングがなかなかうまくいかずにお子さんがイライラしたり、泣き出したりする場合もあるかもしれません。そんなときは、お子さんの感情が落ち着くまで少し離れて観察しましょう。その後お子さんが練習を再開したら、リフティングの回数や足の動きなどを見ながら、お子さんの良いところを伝えて褒めてあげることも大切です。
リフティングが上達するまでは、根気強い練習が必要です。途中でやる気を無くしてしまったり、飽きてしまったりしないためにも、お子さんのモチベーションを高めることが大切です。リフティングの練習に前向きな気持ちを育てるためにも、お子さんが楽しいと思える練習環境を作ってあげましょう。
リフティングはサッカーの基礎技術!飽きさせない楽しい練習環境を
リフティングはすぐにできるようになるものではなく、根気強い練習が必要です。ご紹介したコーチのアドバイスをもとに、お子さんのモチベーションが低下しないようしっかりと目標を定め、小さな成功体験を生み出すことでやる気アップにつなげましょう。そして、楽しく飽きさせない練習環境を作ってあげることも大切です。
リフティング回数を重ね、上手にリフティングができるようになるまで、お子さんをしっかりと見守ってあげましょう。「これでいいのかな」と心配になったときは、プロのコーチに相談を。基礎こそ地道に、楽しく続けられるようにコーチがお手伝いしてくれますよ。
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