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小学生の陸上ってどんな種目があるの?各種目の特徴と求められる特徴や適性を紹介

小学生の陸上ってどんな種目があるの?各種目の特徴と求められる特徴や適性を紹介

本記事では、小学生の陸上の種目や、種目によっての特徴、適性はどんなものかを詳しく解説していきます。

陸上は、すべてのスポーツの基本となる走る姿勢を習得できる競技です。陸上競技には数多くの種目があるため、チャレンジしたくても、何を選べばよいか迷ってしまう子どもも多いでしょう。これから子どもに陸上をやらせたいと思っている保護者は、ぜひ参考にしてみてください。


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小学生の陸上種目とその特徴

小学生の陸上ってどんな種目があるの?各種目の特徴と求められる特徴や適性を紹介

陸上競技とは、主に屋外(フィールド、トラック、ロード)で行われる「走る」「跳ぶ」「投げる」の3種類を中心とした競技のことを指します。

「走る」には短距離や中距離、マラソンなどの長距離、ハードルなどの競技があります。「跳ぶ」には走り高跳びや走り幅跳び、棒高跳びなどがあります。「投げる」には砲丸投げ、やり投げ、またやり投げにつながる競技である、ジャベリックスローなどがあります。

年代により距離などが変わる競技もありますが、小学生が行う主な陸上の種目と特徴を、下記に詳しく紹介していきます。

短距離

小学生の短距離種目は主に50m、60m、100m走があります。対象学年は50m、60mが低学年、100mが高学年になります。直線距離をいかに早く走ることができるかを競う、シンプルな競技です。

小学生はスタンディングスタートと決められており、ゴールライン上に胴が到達するまでのタイムを計測します。スタートからゴールまで全速力で走るため、瞬発力とスピードが求められる競技です。

ハードルも短距離種目に該当します。ハードル競技とはハードルを越えながら走って、いかに速くゴールできるかを競う競技です。

ハードルは競技者の年代によって、高さや幅が変わってきます。小学生のハードル走の距離は主に3~4年生が60m、5~6年生が80mです。小学生の一般的なハードルの高さは40㎝~60㎝程度、ハードル間は5.5m~7m程度、台数は5~6台です。

距離やハードル数は,競技者によって調整して練習してもよいでしょう。スピードを維持してハードルを飛び越える、また一定のリズムで走ることも必要になってくる競技です。

中(長)距離

800mと1500mを中距離、3000m以上を長距離と呼んでいます。小学生が走る距離は主に800mです。短距離走と同じくスタンディングスタートが用いられます。

800mはスピードと、そのペースを維持する「スピード持久力」が同時に求められる競技です。またペース配分やラストスパートでのスピードなど、戦略的なことも必要になってきます。

跳躍

跳躍競技のうち小学生が主に行うのは、走り幅跳びです。高学年になると走り高跳びも行います。

走り幅跳びは、助走して踏切板から1回の踏み切りで跳び、着地点までの距離を競う種目です。跳ぶときにスピードを落とさずに踏み切ることができると、跳躍距離が伸びる傾向にあります。

走り高跳びは助走をつけ、ジャンプしてバーを跳び越え、その高さを競う競技です。跳び方にはバーに背を向けて跳び越える「背面跳び」バーを足でまたぐように跳び越える「はさみ跳び」などがあります。

投てき

投てきはものを遠くに投げた距離を競う競技です。砲丸投げ、円盤投げ、やり投げなどがありますが、小学生は主にジャベリックスローを行います。

ジャベリックスローとは、ターボジャブと呼ばれる、ダーツのような形状の道具を投げ、距離を競う競技です。やり投げの導入として開発され、2016年ころから広く普及しました。長さがあるため、まっすぐに力を入れないと飛距離がきちんと出ません。

同様の競技にジャベリックボールがあり、こちらはジャベリックボールと呼ばれるラグビーボールに羽がついたような型のボールを投げ、距離を競います。

関連記事:小学生男子・女子別50m/100mの平均タイムってどのくらい? 統計情報から紹介

陸上競技で種目別にみた適性とは?

陸上競技は全身の力を使うため、高い身体能力が求められます。また練習量も多いため、コツコツと続けられる持久力のある方や、モチベーションを維持できる方が向いているといわれています。種目別の適性も下記にまとめましたので、参考にしてみてください。

短距離

短距離はスピードを競うため、瞬発力が求められます。また短時間で結果を出さなくてはいけないため集中力がある方が向いているともいわれます。フィジカル面の特性も影響を受けやすい種目で、筋肉量の多いタイプの方ほど、スタートダッシュができるため有利になります。

中(長)距離

長時間走り続ける中(長)距離は、持久力のほか、忍耐力や粘り強さが求められます。また酸素をよく取り込める、肺活量が大きい方が有利といわれています。長い距離を走るための体作りに、日々の練習や体調管理など、真面目に取り組める方が向いています。脂肪が少ない体質の方が、消費エネルギーも抑えることができ、効率的な走りにつながります。

跳躍

跳躍はしなやかな動きが求められるため、柔軟性がある方が向いています。助走する際にスピードも必要になるため足が速い方、また跳躍時に使う下半身の筋力がある方がよいでしょう。跳ぶ瞬間に最大限の力を発揮する必要があるため、高い集中力も必要になってきます。

投てき

投てきは、重いものを遠くに投げるパワーが必要な競技です。特に上半身の力が重要になります。正しいフォームを習得するために繰り返し練習する粘り強さや、投げる瞬間にパワーを発揮できる集中力も求められます。


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小学生が陸上種目を選ぶ適性基準は?

小学生の陸上ってどんな種目があるの?各種目の特徴と求められる特徴や適性を紹介

陸上にはたくさんの種目があるため、どの種目を選べばいいか、自分はどれに向いているか悩む子どもも多いでしょう。各種目の特徴や適性を照らし合わせて、自分に合うと思うものを選んでチャレンジするのもよいと思いますが、まずは自分の好きな、興味がある種目からやってみるのもよいでしょう。

どうしてもやりたい種目が見つからないという方には、短距離からはじめることをおすすめします。「走る」ということは、陸上競技の基本中の基本。きちんとした走るフォームを身につけることは、ほかの競技の上達にもつながります。走力をアップさせることで選択肢が増え、ほかの競技にも興味が出てくる可能性もあります。

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適性にとらわれすぎずやってみるのも大事

小学生から陸上競技を経験することで、基礎的な運動能力が培われます。適性を見極めることも大事ですが、まずは種目にとらわれすぎず、さまざまな種目をやってみることもおすすめです。陸上が楽しい、達成感が味わえるという体験をすることが、小学生には何よりも大切なことです。

体験していくうちに適性が見つかり、自分の能力を活かせるようになると、子どもも自信を持つことができます。また陸上競技は、距離や時間など数値が客観的にわかるため、目標設定を立てやすいのも特徴です。心身ともに成長できる陸上競技を、ぜひ小学生からはじめてみてはいかがでしょうか?


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