小学生・初心者必見!テニスのサーブの種類とやり方をご紹介
テニスを始めたばかりの小学生や初心者の方にとって、憧れのショットともいえるサーブ。トスやグリップの握り方など細かな注意点も多く、テニス初心者が最初にぶつかる壁ともいわれています。しかし、サーブの習得は試合を有利に運べる大きなチャンスです。
本記事では、テニスにおけるサーブの種類ややり方について詳しく解説します。
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小学生のテニスの試合におけるサーブの重要性
テニスには、フォアハンド、ボレー、バックハンドなど、さまざまなショットがあります。その中でもサーブは、テニスの試合において最も重要なショットといわれています。なぜサーブが重要なのか、その理由を一つひとつ見ていきましょう。
唯一自分でコントロールして打てる
対戦相手が打ってきたボールを返す、フォアハンドやバックハンドのショットとは異なり、サーブは、唯一自分でコントロールができるショットです。テニスの試合においては、サーブの良し悪しが勝敗を大きく左右するともいわれています。サーブの動きを習得するにはたくさんの練習が欠かせませんが、サーブを基礎から学び磨き上げることで、試合全体の質を向上させることもできます。
2回打つことができる
一度に2回まで打てることもサーブが重要視されるポイントです。サーブは打つときの精神状態、体調、試合環境など、さまざまな影響を受けやすいショットともいわれています。しかし一度失敗してしまっても、2回まで打てるのがサーブのルール。ミスしてももう1回やり直せるので、積極的にチャレンジしやすいショットといえます。
サーブだけでポイントを取れる
サービスエースが決まればラリーに持ち込まずにポイントを取れるのも、サーブが重要な理由のひとつです。これにより、長いラリーによる体力の消耗を回避できます。また、サービスエースが取れなくても、サーブで対戦相手をコートの外に出したり、サーブでバックハンドを攻めたりする戦法ができます。ラリー1球目からゲームの主導権を握れるため、ポイントを取れる確立をグッと上げることができるのです。
関連記事:小学生でもチャレンジしやすいショートテニスとは?ルールや特徴をご紹介
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テニスの主なサーブは3種類
同じように見えるテニスのサーブですが、実は大きく分けて3種類のやり方があります。ここでは、3つのサーブを一つひとつ解説しましょう。
フラットサーブ
フラットサーブは、ボールに対してラケットの面を真っ直ぐ当てて打つ、回転が極めて少ないシンプルなサーブです。回転数が少ないため、スピードが速い球を打つことができるのが特徴です。
そんな、フラットサーブには次のようなメリットがあります。
- 球速の速いサーブが打てる
- 打ちたい方向に真っ直ぐラケットを振るなど、打ち方がシンプル
- 直線的にボールが飛ぶため軌道をイメージしやすい
わかりやすい基本のサーブでもあることから、初心者の方にとっても取り組みやすいサーブといえます。
ただし、フラットサーブはスピードが速い分、悪天候下でのコントロールが効きにくいデメリットがあります。また、上から打ち下ろすようなサーブのため、身長の低い人は打ちにくいかもしれません。
スライスサーブ
スライスサーブは、ボールに横回転をかけるサーブのことで、接地後のバウンドが低くなるのが特徴です。ラケットを傾けて、ボールの横側に当てるような感覚でスイングし、回転をかけながら打ちます。スピードが出にくいサーブではありますが、回転量や方向を調整するだけでボールが飛ぶ方向を変えられるのが特徴です。
スライスサーブには次のようなメリットがあります。
- サービスボックスに入りやすい
- 相手をコート外に移動させやすい
- 相手に低い打点からボールを打たせることができる
上記のように、スライスサーブは試合を有利に運ぶための要素がある一方で、スピードが出しづらいというデメリットもあります。スピードが遅いとボールの滞空時間が長くなり、相手に打つまでに考える時間を与えてしまうため、試合展開によってフラットサーブと使い分けしましょう。
スピンサーブ
スピンサーブは、ボールに縦回転をかけるサーブのことで、接地後に高くバウンドします。外側にボールを振り出す感覚で、打ちたい方向へラケットを直角に振るのがポイント。ボールが山なりの放物線を描き、進行方向側に回転がかかるため、サービスボックスに入りやすいのが特徴です。
スピンサーブには次のようなメリットがあります。
- サービスボックスに入りやすい
- 相手に高い打点で打たせることができる
- サーブの中でも特に安定性が高い
スピンサーブは何といってもその安定性が魅力。1本目のサーブをミスしたときに打ち直す「セカンドサーブ」として使われることも多いようです。
一方で、スピンサーブは威力や回転が弱いと相手が強く打ち返しやすい、スピードが出しづらいというマイナス面もあります。ボールの威力や回転が少ないと、相手に高い打点から強く打ち返されてしまう可能性があるので注意しましょう。
小学生や初心者はまずフラットサーブを練習しよう
基本のサーブと言われるフラットサーブのポイントを、今回はドリームコーチングでテニスの個別指導をしている馬場 早莉(ばば さり)コーチに伺いました!
- ラケットの握り方
- トスの上げ方
- 立ち位置と打つときの姿勢
上記の3つにわけてご紹介します。
馬場 早莉コーチのテニスの個別指導レッスンはこちら
ラケットの握り方
フラットサーブでのラケットの握り方は、コンチネンタルグリップという握り方が基本です。コンチネンタルグリップとは、「包丁を握るように」もしくは「握手をするように」持つ握り方のこと。馬場コーチからは「包丁握りをイメージしながら、なるべく小指側に力を入れるといいですよ」とポイントを伺いました。
できるだけグリップの下のほうを握って、ラケットを長く持つのがポイントです。地面に対して、ラケットが垂直方向になるように持ち、人差し指と中指の間を空けて握りましょう。
トスの上げ方
馬場コーチが教えてくれたフラットサーブのトスのポイントは、以下のとおりです。
- しっかりボールを持ちすぎない
- 目線はボールを追いかける
- 肩よりも上のラインでボールを離す
- 投げるというよりは、上げたい場所にボールを置くイメージで行う
トスがズレてしまうと、サーブそのもののコントロールもズレてしまうため、トスを正確に行うことがとても重要です。トスを上げる際には、ボールを肩のラインよりも上で離すこと、また体を前後させずに真っ直ぐ上げるのが基本のやり方になります。
立ち位置と打つときの姿勢
フラットサーブは、ベースラインより少し後ろに立って打ちます。打つときの姿勢は、以下をポイントにして行いましょう。
- 脚は肩幅くらいに広げる
- トスを上げてから軽く膝を曲げる
- 打ちたい方向に向かって体重移動する
フラットサーブは、狙っている方向に対して真っ直ぐにラケットを振り出すことが基本姿勢です。馬場コーチ曰く、「打つ瞬間や打ち終わりに、姿勢が曲がっていたりグラグラしたりするのはNGです。打ち終わりも、姿勢がまっすぐになるようにしましょう」とのこと。このポイントを押さえて、フラットサーブの練習をしてみてくださいね。
また、馬場コーチにはボレー、フォアハンドとバックハンド、スプリットステップのやり方やコツ、ポイントについても伺っています。テニスのスキルアップを目指している方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
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小学生や初心者の方にとって、サーブの上達はテニスの試合の最大の武器!
サーブが上達することは、試合で主導権を握るために最も重要な要素ともいえます。特に、小学生や初心者の方にとって、試合でサーブが決まることはテニスを楽しむためのモチベーションにも大きく影響するのではないでしょうか。
サーブにはさまざまな種類があり、それぞれに気を付けるポイントも異なることから、基本的な練習を積み重ねることが必要不可欠です。試合を有利に運ぶための大きな武器でもあるサーブの習得を目指し、技を磨いていきましょう!
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