【小中学生テニス初心者向け】ボレーのやり方と元プロテニス選手に聞く悩み克服方法&自主練方法
テニスのボレーのコツを元プロテニス選手が解説!プロが小学生・中学生時代に抱えていた悩みをどう解決したかについてもお伝えしています。
今回ボレーについて教えていただいたのは馬場 早莉(ばば さり)コーチ。レッスン中の丁寧な指導はもちろん、親子でできるテニスの練習方法についてもご提案いただきました。
関連記事:テニスのプロに聞くフォアハンドとバックハンドのやり方!両手・片手で打つメリットデメリットやプレーのコツ
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目次
ボレーの種類とそれぞれのメリット
元プロテニスプレイヤーで、現在はテニス指導者として活躍中の馬場 早莉(ばば さり)コーチにボレーのやり方をご指導いただきました!
馬場 早莉コーチのテニスの個別指導レッスンはこちら
テニススクールやテニスクラブ、インターナショナルスクールにてコーチング経験を積み、現在日テレ主催のドリームコーチングにてテニスの個別指導を行っている馬場コーチ。
まずはボレーの種類について紹介してもらいました。
ハイボレーとローボレー
ボレーの中でも高さに対応して打ち分けるボレーがハイボレーとローボレーです。
ハイボレーは自分から攻撃しやすく、角度をつけられることが特徴です。ローボレーは攻撃はしにくいですが、しっかりと打てれば次のショットでチャンスを作りやすいボレーです。
バックボレー
バックハンド側の面を使って打つボレーをバックボレーと呼びます。バックハンド側なので右利きの場合は正面より左のボールに対してのみ使うと考えがちですが、体の正面で受けるボールについてもバックボレーを使ったほうが打ちやすいといわれています。
ブロックボレー
いわゆる基本のボレーです。ラケットを振らず、相手のボールをそのままブロックします。相手のショットの速度が速いときにブロックボレーを使うとミスの確率が下がります。
ドロップボレー
ドロップボレーとは、相手が後方にいるときにネット際など前方に落とすボレーです。相手の足があまり速くない場合や、体力がない場合に有効なショットです。
ハーフボレー
ネットより低い位置でショートバウンドしたボールを打つことをハーフボレーと呼びます。サーブを打った直後にネットに駆け寄り、相手の返球を素早く打ち返すサーブ&ボレーという戦法や、アプローチショット(ネット際のプレーにつなげるためのショット)を打ったあとのファーストボレーとしてよく使います。
関連記事:スプリットステップとは何?スプリットステップのやり方や効果について
テニスのプロが教える!ボレー・バックボレーのやり方とコツ
試合を動かすきっかけともなるボレー。馬場コーチのテニスレッスンに参加した生徒さんとともに、ボレー・バックボレーの基本のやり方と成功させるためのコツを伺いました。
ボレー・バックボレーのやり方
グリップ(握り方)に決まりはありませんが、一般的にはコンチネンタルグリップかイースタングリップでボレーをするプレイヤーが多いようです。馬場コーチは、フォア側のボレーはラケット面に手のひらを当ててそのままグリップまで下げてきて握るイースタングリップ、バックボレーは包丁を握るように持つコンチネンタルグリップで指導していました。
はじめは近くからの手出しの球を打ち、次にネットを挟んでの球出し、最後は相手コート後方から馬場コーチが打った球をボレーで打ち返すという流れで練習を行いました。
ボレーを打つ際の手順はこちらです。
①ラケットを顔の横でセットする
このとき肘が空きすぎないように脇を締める意識を持ちます。
②足を少しだけ踏み出しながらラケットを前に振ります。
右利きの場合、フォアハンド側は右→左と足を踏み出し、バックハンド側は左→右の順で足を踏み出します。真正面に棒立ちのままボールを受けず、足を踏み出す側に体をやや斜めに向けて打ちましょう。
体からラケットが離れて面がブレやすかった生徒さんも、コーチの教え通り脇を締めて体を斜めにすることで真っ直ぐ相手コートに刺さる綺麗なボレーが打てるようになりました。
ボレー・バックボレーのコツ
自分から大きくステップをしすぎないことです。ラケット面を顔の横にセットして、軽く当てるだけという意識で打っています。野球のキャッチャーになるつもりで打ちましょう。
関連記事:小学生・初心者必見!テニスのサーブの種類とやり方をご紹介
テニスの自主練方法と気をつけるポイント
馬場コーチはいつも生徒さんへのお土産として、当日のレッスン動画をプレゼントしています。この日の生徒さんも、馬場コーチの指導や自分たちのフォームを後日また確認できることにとても喜んでいました。
馬場コーチのようなプロテニスコーチのレッスンを受けたら、せっかく教わった内容を忘れないように帰ってから自分でも練習したいですよね。
馬場コーチおすすめの自分でできる練習方法と、気をつけるべきポイントについてまとめました。
壁打ち
壁打ちの場合は、自分が速く打つと速く返ってくるので慌ててフォームが崩れてしまうことがあります。壁打ちをする際には、あえて少し速度を落として、丁寧にフォームを確認しながら打ってみるとより質の高い練習ができます。
素振り
素振りをするときにもスマートフォンなどで動画を撮影し、フォームをチェックしながら練習するとより自分のフォームへの理解が高まるのでおすすめです。
ラケットを握るだけでもOK
練習ができない日にはラケットのグリップを少し握るだけでも全然違います。グリップを握って頭で良いスイングをイメージすると次のオンコートでの練習時に良いイメージを持って望むことができます。
親子におすすめの練習方法
親子で練習するなら、スポンジボールやレッドボールを活用したラリーがおすすめです。
スポンジボールやレッドボールとは、通常のテニスのイエローボールよりも柔らかいボールです。子ども向けテニス教室などで見たことがある方もいるかもしれませんね。
スポンジボールやレッドボールは、大人と子どものように筋力の差があってもラリーが続きやすいので、親子でのテニス練習におすすめです。
馬場 早莉(ばば さり)コーチのレッスンメニューを知りたい方はこちら
馬場コーチに聞く!小学校・中学校時代の悩みやテニスを続けて良かったこと
プロテニス界で活躍した馬場コーチですが、小学校・中学校時代も順風満帆だったのでしょうか?テニスについて悩んだ経験やその克服方法、テニスを続けることで得られた体験について語っていただきました。
小学校・中学校時代のテニスについての悩みとその克服方法
私の場合は地方出身だったため、テニスクラブや経験のあるコーチがおらず練習環境に悩みました。長期休暇を利用して他の県まで合宿や試合に参加しに行ったり、男子選手と練習をしていました。
テニスをやっていてよかったこと、嬉しかったこと
テニスを通じて海外遠征に行き、さまざまな文化に触れられたこと。たくさんの人たちに出会えたことです。
そしてテニスは生涯スポーツなので、おばあさんになっても友人たちと一緒にテニスをしようと話しています!
ドリームコーチングのレッスンで印象に残っていること
生徒さんが「初めてこんな球を打てました!」と言ってくださったことです。私が学んできたテニスを通じてお客様がこんなに喜んでくださるんだ!と幸せな気持ちになりました。
また、「馬場コーチと出会ってテニスが楽しくなりました」と言われたときにはテニスコーチをしていてよかったなと思いました。
馬場コーチのレッスンと実際受けた方の口コミはこちら
ボレーやバックボレーの基礎を学んで試合を有利に展開しよう!
テニスの試合を自分の有利な展開に運ぶためには、ボレーやバックボレーできっかけを作ることが有効です。精度の高いボレーが打てるようになると、ネット際に積極的に出ていく勇気も生まれます。
初心者同士の戦いでは、前に出て行くことで相手に威圧感を与え、ミスを誘うこともできますね。積極的に勝ちを取りにいく経験をして自信がつくと、テニスを続けることがもっと楽しくなるでしょう。
ドリームコーチングでは、元プロテニス選手やプロのコーチから個別のテニス指導を受けられるサービスです。
お近くにテニススクールがない方や、テニスのスキルをもっと伸ばしたい方、はじめてテニスをしたいお子さんにもおすすめです。
個別指導のドリームコーチングをぜひご検討ください。