小学生でマスターしたい跳び箱の跳び方!全8種類をご紹介
「うちの子、学校で跳び箱を跳べていないみたい」といった不安や「小学生で習う跳び箱の種類がわからない」といった疑問をお持ちではありませんか?ここでは小学生でマスターしておきたい、学校で習う跳び箱の跳び方を8種類ご紹介します。跳び箱に慣れていく低学年からできる技や、高学年で習うダイナミックな技まで難易度順にお伝えします。授業で取り組む内容について理解することで、親として手助けできることが見つかるかもしれません。
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目次
小学生で習う跳び箱は体を使うだけじゃない?
跳び箱は器械運動の一種です。普段使うことのない器具を扱い、日常生活では動かすことの少ない部位を動かすために運動する楽しみが増すほか、自分の持つ力に相応しい動きができたときに喜びも得られます。「自分がどう動いたら成功するのか」と筋道を立てて目標達成までのプランを練ることで、ただ単に体を動かすだけでなく、論理的思考も育まれます。
総合的な教育のために小学生の低学年から授業内で器械運動に取り組むようにと、文部科学省によって指導がされています。低学年では「跳び箱を使った運動遊び」として支持や手足の移動、回転などの基本的な動きを身につけます。高学年では「跳び箱運動」として複雑な動きを習得したり、雄大でしなやかな動きをしたりとステップアップします。
跳び箱はできるかできないかがはっきり分かれる運動です。技を成功させるためには自分の動きを理解し改善していくことや、根気良く練習を繰り返すことも重要となってくるでしょう。
小学生でマスターしたい!跳び箱の跳び方は全8種類
小学生でマスターしておきたい跳び箱の跳び方は、全部で8種類あります。
低学年でできる難易度の低い技から、高学年でチャレンジする大技までを順にご紹介します。
①開脚跳び
開脚跳びとは「両脚を大きく開いて跳び箱を跨ぐ跳び方」です。
- 踏み切りながら体を前に投げ出す
- 台上の前方に手をつく
- 腕を離しながら体を起こし上げる
開脚跳びには3つのポイントがあります。
- 脚が地面と水平になるように跳ぶ
- しっかりと着地する
- リズムに乗って跳ぶ
ポイントを抑えながら練習すると美しいフォームになります。
②大きな開脚跳び
大きな開脚跳びは「体を水平に起こした開脚跳び」です。
- 勢い良く踏み切る
- 手をついたら頭を起こして、台上と体を水平にさせるように跳ぶ
- 腕を突き放して膝と腰を伸ばしながら着地する
大きな開脚跳びは開脚跳びの発展技です。
スピード感のあるダイナミックな動きになるため、開脚跳びがスムーズにできるようになったらステップアップのためにもまずチャレンジしたい技です。
③抱え込み跳び
抱え込み跳びは「膝を抱えるように着地していく跳び方」です。
- 大きく踏み出す
- 跳び箱前方に乗り出すように手をつく
- 膝を抱えるようにして手を付き放して着地する
抱え込み跳びには3つのポイントがあります。
- 跳ぶときに胸に膝を引き付ける
- 脚が地面と水平になるように跳ぶ
- リズムに乗って跳ぶ
跳ぶときにポイントが抑えられているか、友達や先生にも確認してもらいましょう。
④台上前転
台上前転は「跳び箱の上で前転する跳び方」です。
- 両足で踏切り、跳び箱の手前で手をつく
- 体をしっかり支えながら前転する
- ゆっくりと回りながら着地する
台上前転には3つのポイントがあります。
- 両手をついたらお尻を上に持ち上げる
- 後頭部をつけて背中全体で回る
- 膝を伸ばしながら前転する
お尻を持ち上げると勢いをつけやすく、台上でも回れるようになります。慣れるまではゆっくりと、慣れてきたら助走のスピードを生かしたダイナミックな台上前転ができると良いでしょう。
⑤横跳び越し
横跳び越しは「跳び箱に横向きに手をつきながら腰を高く上げる跳び方」です。通常の開脚跳びは跳び箱を乗り越えるように正面を向いて跳びますが、横跳び越しは体ごと横にして跳びます。開脚で跳び箱を越えることに不安がある子どもは、まずは横跳び越しで恐怖心を取り除きましょう。
- 跳び上がりながら台上を両手で支える
- 体をひねる
- 腰を高く引き上げてから横向きで着地する
前方倒立回転跳びの前段階の技となり、側転をするよりも体を安定させられるためチャレンジしやすいでしょう。
⑥頭はね跳び
頭はね跳びは「跳び箱上で三点倒立の姿勢から跳ぶように着地する跳び方」です。両腕と頭頂部を軸に足が弧を描くように跳ぶダイナミックな技です。
- 思いきり踏み切り、台上の中央に手をつく
- 頭頂部を台上につけて、脚を勢い良く振り上げる
- 胸を反らしながら腕で突き放して着地する
頭はね跳びには3つのポイントがあります。
- 膝を伸ばした状態で手をつく
- 頭上に腰が来たときに脚と頭の角度を広げる
- 両足を揃えて反るように回転する
体を真っ直ぐにしながら跳ぶためには、脚と頭の距離を広げることが重要です。徐々に距離を離しながら練習すると良いでしょう。膝を伸ばし、脚を揃えたまま着地することで美しい姿勢がキープできます。
⑦側方倒立回転跳び
側方倒立回転跳びは「跳び箱の上で側転する跳び方」です。
- 強く踏み切る
- 体をひねってしっかりと手を着ける
- 体を伸ばしながら突き放して着地する
成功するポイントとしては、手をついたときに脚を振り上げながら腰を高くひねり上げることです。
⑧前方倒立回転跳び
前方倒立回転跳びは「跳び箱の上で倒立する跳び方」です。
- 踏み切ったら上体を振り込む
- 勢い良く脚を反り上げる
- 体を一直線にしながら手を強く突き放し着地する
前方倒立回転跳びは台上前転と頭はね跳びの発展技です。台上につく部分が手のみの倒立状態となるため、はじめは怖いと感じる子供も多いでしょう。体全体を一直線に伸ばした倒立回転が難しい場合は、膝、腕、体の順に伸ばせるように練習を重ねましょう。
小学生で習う跳び箱に必要な跳び方とは?動作の種類一覧
跳び箱にはさまざまな跳び越え方以外にも、細かい基本の動作があります。
- 助走
- 踏み切り
- 着手(台上に手をつく)
- 重心移動
- 着地
まずは、助走で勢いをつけます。小学生で習う跳び箱なら、5m以内の助走がおすすめです。そして踏み切り板の奥側のバネの力を使って大きく跳びます。このとき、両足を揃えて踏み切るようにしましょう。台上では腕の力でしっかりと手をついて体を支え、跳び方に合わせて重心移動します。腕を突き放すように放し、バランスが崩れてグラグラしないようにしっかりと着地します。
ポイントをおさえて取り組めば、美しい跳び方になります。跳ぶ姿を思い浮かべながらイメージトレーニングする方法もおすすめです。
小学生では全8種類!跳び箱の跳び方をマスターしよう!
小学生のときにマスターしておきたい跳び箱の跳び方は、8種類あります。低学年から取り組める開脚跳びのほか、台上で側転や倒立のフォームになる技などさまざまな種類の跳び方があります。どうやったら上手く跳べるのかを考えながら自身の体の動きに反映させていくため、論理的思考も身に付くといわれています。難易度の低い技から順に取り組み、ポイントを押えながら練習を重ねましょう。
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