スマホやゲーム、長時間の座学で姿勢の悪さが気になっていませんか？姿勢の悪さは見た目だけでなく、集中力低下や呼吸の浅さにもつながります。

本記事では体幹強化、柔軟性向上、背筋強化という3つの観点から、姿勢を良くするスポーツを紹介します。

日常生活での姿勢改善のコツもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

姿勢が悪い？筋力が足りない？子どもの姿勢が悪くなる原因

子どもの姿勢が悪くなる背景には、生活習慣や運動不足が大きく関わっています。特に、長時間のスマホやゲーム、学習による座りっぱなしの時間が長くなることで、背中が丸まりやすくなります。

また、体幹や背筋など、姿勢を支える筋肉が未発達であることも原因のひとつです。

姿勢が悪いと見た目だけでなく、集中力の低下や呼吸の浅さにもつながり、学習や運動にも影響を与えかねません。

正しい姿勢を身につけるためには、筋力を自然に養えるスポーツを取り入れることが効果的です。

体幹を鍛えられるスポーツはこれ！編集部おすすめトップ3

体幹を強化することで、姿勢は驚くほど改善されます。体幹とは、腹筋・背筋・骨盤周りの筋肉など、体の中心を支える部分のこと。ここでは体幹を効率的に鍛えられるスポーツをいくつか紹介します。

1位：体操

体操は全身のバランス感覚と筋力を総合的に養える最適なスポーツです。鉄棒、平均台、マット運動などの種目を通じて、体幹の安定性が自然と養われます。

「ホールド」と呼ばれる静止姿勢の練習は体幹筋を集中的に鍛えるため、子どもの頃から体操を習うことで正しい姿勢の感覚が身につきます。

幼児向けの教室から大人のフィットネス体操まで幅広いプログラムがあり、姿勢改善の第一歩として最適です。

2位：ダンス

ダンスはクラシックバレエ、モダンダンス、ジャズダンスなど、どのジャンルも「美しい姿勢」が基本となっています。

鏡を見ながら自分の姿勢をチェックする習慣が身につき、この「姿勢への意識」が日常生活にも活かされます。

体幹を中心に全身を連動させる動きが多く、インナーマッスルを効率的に鍛えられます。リズム感や表現力も同時に養えるため、特に子どもは楽しみながら姿勢改善ができる理想的なスポーツです。

3位：水泳

水泳は浮力と抵抗を利用して全身の筋肉をバランスよく鍛えられます。

平泳ぎやバタフライでは腹筋と背筋を交互に使うため体幹が効率的に鍛えられます。クロールや背泳ぎでも体を水平に保つために体幹の緊張が必要なため、姿勢保持に必要な筋肉が自然と発達します。

室内プールで年間を通して練習できるため継続しやすく、姿勢改善を目指す方に特におすすめです。

関連記事：プロから直接指導が受けられる日テレのスポーツコーチング！費用や競技は？

体幹を鍛えるならこれ！編集部おすすめトップ3

姿勢改善には筋力だけでなく、適切な柔軟性も重要です。硬くなった筋肉や関節では正しい姿勢を保てません。

特に「巻き肩」や「猫背」は、胸の筋肉の硬さが原因となっていることが多いのです。

1位：ヨガ

ヨガはさまざまなポーズを通じて筋肉を伸ばしながら強化し、体のバランスを整えます。「山のポーズ」や「木のポーズ」など、姿勢改善に直接効果のあるポーズが多くあります。

「呼吸」と「動き」を連動させることで、普段使われない筋肉も活性化し、効果的に柔軟性を高められます。マインドフルネスの要素も含まれ、姿勢への意識も高まります。

年齢や体力に合わせてレベルを選べるため、誰でもはじめやすく自宅でも気軽に取り組めます。

2位：バレエ

バレエは「美しい姿勢」を基本とした芸術性の高いスポーツです。バーレッスンでは背筋を伸ばし、骨盤を正しい位置に保ち、肩を開いた姿勢を意識します。

脚の開脚や背中の柔軟性を高めるストレッチが多く含まれ、「アラベスク」などのポーズでは柔軟性と筋力のバランスが養われます。常に「上に伸びる」意識を持つことで、美しい姿勢の感覚が身につきます。

大人向けのバレエエクササイズも人気で、音楽に合わせて体を動かすことで心身のリフレッシュにもつながります。

3位：ストレッチ系フィットネス

ピラティスやストレッチポールを使ったエクササイズは、インナーマッスルを鍛え、姿勢を内側から支える力を養います。ピラティスでは体の中心軸を意識した動きが多く、骨盤の位置や呼吸法も含めて総合的に姿勢を改善します。

ストレッチポールを使ったエクササイズは脊柱のアライメントを整え、硬くなった背中の筋肉をほぐします。自宅でも気軽にはじめられ、忙しい方にも続けやすいスポーツです。

関連記事：【東京（港区や世田谷区などの23区・府中・立川など）】子ども体操・新体操教室をご紹介！近くで習える個別指導がおすすめな理由とは？

背筋を鍛えられるスポーツはこれ！編集部おすすめトップ3

良い姿勢の鍵を握るのは強い背筋です。猫背や巻き肩の改善には、背中の筋肉群を効果的に鍛えるスポーツが最適。

背筋が強化されれば、自然と美しい姿勢が保てるようになります。

1位：水泳

背泳ぎは背中を水面に対して平行に保つ必要があるため、脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）や広背筋が継続的に使われます。

クロールでも腕のストローク動作で広背筋が鍛えられ、体のローリング動作は背骨の柔軟性も高めます。

水泳は関節への負担が少なく怪我のリスクが低いため、運動不足の方も安心して取り組めます。

長期的に続けることで背筋強化と姿勢改善を実感できるでしょう。

2位：クライミング・ボルダリング

クライミングやボルダリングは、壁を登る動作で背中の広背筋や僧帽筋（そうぼうきん）を多用します。

これらの筋肉は日常生活ではあまり使われないため、意識的に鍛えることで姿勢改善効果が期待できます。

難易度別のコースがあり、「問題解決型」のスポーツなので、子どもから大人まで飽きずに継続できます。常に体のバランスを意識するため、自然と正しい姿勢を保つ感覚も身につきます。

3位：アーチェリー・弓道

アーチェリーや弓道は、弓を引く際に背筋力が必要です。また、矢を放つまで姿勢を保ち続ける中で、背中のインナーマッスルや持久力が鍛えられます。筋肉量の増加よりも、姿勢維持の感覚を養う目的に向いています。

「姿勢の美しさ」自体が競技の一部となっており、特に弓道では正しい立ち方や動作の美しさが重視されます。

静かな環境で自分のペースで取り組めるため、競争が苦手な方にも適しています。

関連記事：初心者も、もっと泳げるようになりたい小学生にも！クロールのまとめ

日常でもこんなことに気をつけましょう

スポーツで体を鍛えるのは大切ですが、日常の習慣も姿勢改善には欠かせません。まずは座るときの姿勢を見直し、骨盤を立てて深く腰掛けることを意識しましょう。

また、長時間同じ姿勢を取らないように、1時間に一度は立ち上がってストレッチを行うことも効果的です。

スマホやゲームをするときも、画面を顔の高さに合わせることで首の負担を減らせます。これらのちょっとした意識の積み重ねが、美しい姿勢を保つ習慣へとつながります。

睡眠時の姿勢も見落としがちですが、実は非常に重要。体に合った適切な硬さの寝具を選び、横向き寝の場合は枕で首のラインが真っ直ぐになるよう調整しましょう。

これらの日常的な心がけと、定期的なスポーツ活動を組み合わせることで、姿勢改善の効果は何倍にも高まります。

Dream Coachingでは姿勢改善に効果的なスポーツの個人指導をおこなっています

姿勢が良くなるスポーツをはじめたいと思っても、「どのスポーツが自分に合うかわからない」「基本から丁寧に教えてほしい」という方も多いでしょう。

ドリームコーチングでは、体操、水泳、ダンス、ヨガなど、姿勢改善に効果的なスポーツの個人指導プログラムを提供しています。

特長は「パーソナライズされた指導」です。一人ひとりに合わせたオーダーメイドのトレーニングを提供し、個人指導だからこそ姿勢の癖や改善ポイントを的確に指摘・修正できます。

元オリンピック選手や著名な指導者など、プロフェッショナルなコーチ陣が在籍しているのも魅力のひとつですよ。

一部、オンラインレッスンや出張指導にも対応しているため、忙しい方でも自分のペースで継続できる環境が整っています。

スポーツで育つ、子どもの正しい姿勢

子どもの姿勢改善には、日常の姿勢習慣の見直しとともに、適切なスポーツの取り入れが効果的です。体操や水泳、ダンス、ヨガなどは体幹や背筋、柔軟性をバランスよく鍛えることができ、楽しみながら継続できます。

姿勢が良くなることで見た目の印象だけでなく、集中力や運動能力、自信も育まれ、学習面にも良い影響を与えるでしょう。