初心者も、もっと泳げるようになりたい小学生にも!クロールのまとめ
クロールは四泳法のなかでも最初に習う基本の泳ぎ方ですが、クロールの習得でつまずき、水泳自体に苦手意識を持ってしまう子どももいます。そこで今回は、「もっとクロールが上手になりたい」というお子さんを持つ方に向けて、プロのコーチが教えるクロールのコツについてまとめました。
自宅でできる練習方法やドリームコーチングで開講しているクロールの個別レッスンも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
日本テレビ運営のドリームコーチングは、良質なスポーツ体験を提供するサービスです。
オリンピックで活躍した選手など一流のコーチから水泳の指導を受けてみたい方は、ぜひドリームコーチングの利用を検討してみてください。
目次
正しいフォームを身につけるために!腕と足の動かし方を知ろう
クロールは、ただやみくもに練習に取り組めば上達するというものではありません。まずは正しい体の動かし方を知ることが大切です。腕や足をどのように動かせば良いのか、プロのコーチから伺ったコツを紹介します。
水をかく動作の際は、水を撫でたり切ったりしていると、前にうまく進めません。さらに水をかいた腕を戻す際、水中で戻そうとすると水の抵抗を受け、素早いストロークができなくなるほか無駄なエネルギーを消費してしまいます。そのため腕は肩から大きく動かして水中から出し、前に戻す必要があります。また手のひらも水をかく方向に向いているか、最後まで水をかけているかもチェックすべきポイントです。
足の動かし方では、力が入りすぎると体が沈みやすくなってしまうため、力加減が重要となります。体が沈まない程度に、歩くときと同じくらいの力感で蹴れるようになるのが目安。「ひざの角度はどれぐらい?」「バタ足は水中でしたほうがいい?」といった点を気にしてしまうと、頭で考えすぎるあまり体が思うように動かせなくなるケースもあるため、最初のうちは意識しなくても大丈夫です。
お子さんに指導する場合は口頭で細かく説明するよりも、実際に体を動かしながらのほうが良いでしょう。クロールを上達させたいのなら、どのように動かせば沈まずに早く進めるのか、自分自身で試行錯誤しながらコツを掴むことも大切です。そして練習を繰り返していくなかで次第に体が順応していき、エネルギーを抑えながら泳ぐコツも自然と身に付いていくでしょう。
クロールの正しい泳ぎ方については、過去のインタビュー記事でも詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
関連記事:【元競泳日本代表コーチインタビュー】クロールの正しい泳ぎ方は? 子供が速く疲れずに泳ぐためのコツを紹介
沈まずに息継ぎするためのコツとは?
クロールを習得する過程では、「息継ぎをすると体が沈んでしまう」「うまく息が吸えず苦しい」など、息継ぎでつまずいてしまう子どもも多いものです。しかし息継ぎが上手にできないのには、きちんと理由と原因があります。
まず最も多い原因のひとつが、体に余計な力が入ってしまっているケースです。息継ぎをしなければと思うあまり、無駄に手足をバタバタさせていないでしょうか。また腕に過度な力が入ってしまうのも良くありません。腕に余計な力を入れてしまうと、息継ぎをする際に回す腕とは反対の腕が沈んでしまい、そのはずみに体も沈みやすくなります。
本来、人間は何もしなければ水に浮かぶようにできています。体をどうしても力ませてしまう場合は、何もせずリラックスした状態で水に浮く練習からはじめてみると良いでしょう。その後、足を動かす、腕を回す動きをつけるなど、順番に動作を足していきステップアップしていくのがおすすめです。
また息継ぎで苦しくなってしまうお子さんの場合は、空気を十分に吐ききれていないことが考えられます。呼吸は息をしっかり吐かなければ吸えません。空気を吸うことよりも吐くことに意識を向けて息継ぎの練習に取り組んでみてください。
息継ぎの詳しいコツを知りたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
関連記事:【競泳日本代表コーチ監修】クロールで息継ぎをするコツを紹介!
クロールの上達には姿勢も大切!家でできるトレーニング方法も紹介
クロールの上達には、正しい姿勢も欠かせません。クロールをするときはお腹にグッと力を入れ、息継ぎや水かきの際でも体の軸が曲がらないように姿勢をまっすぐ保ちましょう。目線をおへそに向けて首の後ろを伸ばすと、体が水面と水平になりラクに姿勢が保てます。
姿勢の保ち方は、自宅でも練習が可能です。部屋の壁に背中をつけて立ち、壁と背中の間に隙間ができないようお腹に力を入れます。これは腹圧をかける姿勢で、体幹を鍛えることができます。
また水中で体のバランスを上手に保つためには、姿勢に加えてテンポ良くキックすることも重要です。足首を伸ばしてリズム感のあるキックを力強く打てるように、自宅で足首のストレッチを取り入れてみるのも良いでしょう。息継ぎしている最中もキックを安定して打てれば、足の動きで体全体のバランスを取れるようになります。
このほかにも、息継ぎやフォームなども自宅でできる練習方法があります。詳しく知りたい方は次の記事をチェックしてみてください。
関連記事:クロールの泳ぎ方と息継ぎ&バタ足のコツ・小学生もみるみる上達する練習方法・トレーニング方法
クロールを早く上達させたいのなら!プロに指導してもらうのもおすすめ
クロールをマスターするまでにはたくさんの段階がありますが、苦手な動きやつまずく部分は人それぞれ。早く上達するためにはなぜその部分ができないのか原因を見つけ出し、修正していくことが大切です。
そこでおすすめなのが、プロの水泳コーチによる個別指導を利用してみる方法です。それぞれの能力に合わせたスキル指導が受けられるため、無理なく効率的に泳力の向上が目指せるでしょう。
ここではドリームコーチングで個別レッスンが受けられるコーチを紹介します。在籍しているコーチは一流のアスリートたちばかり。指導経験も豊富なため、お子さんの悩みに寄り添った指導が受けられます。またコーチ紹介にあわせておすすめのレッスンも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
日本代表選手の指導経験を持つ米川琢コーチ
5歳から水泳をはじめた米川琢コーチは、日本選手権など全国大会に多数出場した経歴の持ち主です。中学3年生のときには、中学新タイ記録を樹立。25歳で現役選手を引退した後はコーチへと転身し、日本代表のコーチを務めるなど指導者としての実績も残しています。そして現在は水泳の指導に加え指導者の育成にも尽力し、活動の場を広げています。
ドリームコーチングで米川コーチは子どもから大人まで幅広い層にレッスンを実施。「なぜ」を大切にした指導を心がけており、なぜうまく泳げないのかそれぞれの課題を見つけ出し、最適なプランニングを提供してくれます。
実際にレッスンを受講した方からは、「問題点を的確に指摘してもらえたおかげで、大変濃いレッスン内容だった」「小学生にもかみ砕いて説明してくれたため、子どもの飲み込みも早く感じた」といった感想が寄せられています。
米川コーチによる「なぜ」を大切にしたレッスンを受けたい方はこちら
理論と科学に基づいたわかりやすいレッスンが定評の佐藤コーチ
中学生の頃からコーチングに興味があったという佐藤淳一コーチは、大学在学中より水泳指導をはじめました。水泳だけでなくスポーツ、運動についても学術的な観点から学んだ後、2009年からは北京オリンピック銅メダリストである佐藤久佳さんの指導をスタート。パラアスリートの指導も並行して担当し、世界大会でのメダリストや2020年の東京パラリンピックの選手を輩出するなど、指導者として数々の功績を残しています。
そんな佐藤コーチのレッスンでは、理論と科学に基づいたレッスンを実施。クロール特化型の60分のレッスンコースも開講しており、「クロールで25m泳げるようになりたい」「息継ぎが上手にできるようになりたい」など、それぞれのニーズに合わせた指導が受けられます。
実際に佐藤コーチのレッスンを受講した方からは、「スイミング教室では教えてもらえない個人的な改善策を明確にしてもらえて、充実のレッスンだった」「子どもが悩んでいたことを丁寧にわかりやすく、且つ理論的に指導してくれた」という感想がみられました。
理論と科学に基づいた佐藤コーチのレッスンを受けたい方はこちら
泳力と人間性を高める指導が人気の麻生コーチ
現役の水泳選手であり、フィンスイミングの日本代表選手としても活躍する麻生剛弘コーチ。中学生の頃に全国大会で優勝、日本選手権では入賞を果たすなど数々の功績を残していますが、高校時代にはスランプに陥り挫折も経験しました。また22歳で1度選手を引退したのち、25歳で現役に復帰したという背景も持っています。そんな自身の経験をもとに、水泳の魅力を伝えることだけでなく人間性を高める指導も大切にしています。
麻生コーチによるレッスンは、小学生以下の子どもを対象としたものやそれぞれの泳法に特化したものなど多彩なコースを提供。クロールの個別レッスンに興味がある方には、初回限定の方を対象にしたクロール専門の体験レッスンもあります。
実際に麻生コーチによるレッスンを受講した方からは、「コーチから丁寧で的確な指導をしてもらい、まったく泳げなかった状態だった子どもが15mまで泳げるようになり上達スピードに驚いた」「なぜできないか子どもの状態をよく理解したうえで指導にあたってくれたため、子ども自身もレッスン後の上達ぶりにとても驚き喜んでいた」という感想が寄せられています。
現役の水泳選手である麻生コーチのレッスンを受けたい方はこちら
クロールをマスターできればほかの泳ぎ方にもチャレンジしやすくなる!
クロールを上達させるには、一つひとつ動作のポイントとコツを理解し、順を追って練習していくことが大切です。クロールを泳げるようになると泳ぐ楽しさを知ることができます。
また、水泳のクロールは四泳法のなかでも最初に習う基本の形です。クロールをマスターできれば、ほかの四泳法にチャレンジする際にも役立つでしょう。そして何より、「泳げるようになった」「前よりも上達した」という成果はお子さんの自信にも繋がります。ぜひクロールを通じて、頑張る楽しさや大切さを伝えてみてはいかがでしょうか。
日本テレビ運営のドリームコーチングは、アスリートやプロのコーチから個別のスポーツ指導を受けられるサービスです。ドリームコーチングなら、お子さんのレベルに合わせてクロールの基礎を学べます。クロールの習得に悩まれているお子さんがいる方は、個別指導のドリームコーチングを検討してみてください。
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